世界陸上ベルリンが始まった

8月15日(土)からベルリン世界陸上が始まった。女子10000m決勝には、日本から3名の選手が出場した。佐伯由香里と福士加代子、中村友梨香だ。中村は31分14秒39で7位入賞を果たし、福士も9位に食い込んだ。1位と4位がケニアで、2位と3位、5位がエチオピア、そして6位がアメリカだった。

これからの成長に期待を持たせるもので、見応えのあるものだった。トラックの長距離種目は、東アフリカ勢が圧倒的に強く、これまでの日本人選手はなかなか太刀打ちできない状況にあった。ところが今回のレースは、アフリカ勢は別として、ヨーロッパや中国をしのぐことができた。そして、終盤までトップグループを形成した中村と福士の積極的なレース運びに「あっぱれ!」といいたい。

前半は、1周74秒~76秒のスローペース展開したこともあって、中村は2位以前後をキープした。アフリカ勢が上がってきた7000m以降は徐々に遅れたが、2位グループの中で粘った。始めだけトップに出てすぐに後退ししまう、これまでの日本人選手の展開とは明らかにちがう。

中村は、昨年の北京五輪ではマラソン代表で、次のロンドンでもマラソンを目指している選手である。5000m、10000mはマラソンのスピード養成の一環として取り組んでいるものだが、今回の入賞は世界のマラソンに十分に通用するスピードが身についてきたこを証明するものといえるだろう。

それに加えて、6月に行われた日本選手権の10000mでは、その中村を退けて優勝した赤羽有紀子が、世界陸上では10000mではなくてマラソンに挑戦する。長距離とマラソンのクロスオーバーが、日本の女子マラソンにいい刺激をあたえている。今後が楽しみである。

(追記)
女子10000m決勝は日本時間で26時に行われた。今までだったら、DVDに録っておくところだが、今回はTBSのサイト「世界陸上ベルリン」が提供する動画で見た。レース中に入るCMやフィールド競技を除いて放映されたと思われる内容をほぼ見ることができた。深夜が苦手な人には大変ありがたいツールである。

また、男子100mのように予選が行われる場合にも、すべてのレースを見ることができる。したがって見たい予選レースを簡単に選択できて、何度でもリプレイが可能である。これなら、DVDプレーヤーのディスク容量を気にすることなく、オンディマンドの世界を楽しめる。ただし、コンテンツ提供者の都合でサイトを閉じてしまうことはありうるので、自分の手元に残したい場合には、動画ごと保存しておくしかない。
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by hasiru123 | 2009-08-16 20:39 | その他  

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