全国高校駅伝埼玉県予選

全国高校駅伝の予選会がたけなわである。埼玉県では、11月6日(金)に熊谷公園陸上競技場を発着点とする周回コースで行われた。昨年までは松山高校-森林公園周辺コースだったが、今年から会場が変わった。

男子は、武蔵越生埼玉栄の16連覇を阻んで初優勝を果たした。今年のインターハイの予選会から本選に至るまでの戦績から、武蔵越生はかなりいけると思っていたが、現実のものとなった。

埼玉栄も昨年の全国大会に出場したメンバーが4名残っていて、今年の9月末に5000mで13分54秒というすばらしい記録で県高校記録を更新した服部翔大選手を擁し、ゴールのタイム差は18秒だった。また、3位に入った東農大三も2位との差は11秒という、大接戦だった。

毎年全国大会に出場している埼玉栄は、力のある選手を擁しながらも最近は優勝争いに加わることができなかった。これまで予選会では独走状態で、しのぎを削って勝利をもぎ取るという勝負所がなかった。サバイバルレースを経験して全国大会に臨めたならば、もう少し違う展開に持ち込めたかもしれない。その意味では、上位校が切磋琢磨することは、埼玉県の長距離陣のレベルを引き上げるのにいい刺激になるのではないかと思う。

優勝校は、12月20日に京都市で開催される全国大会に出場する。また、上位6校は11月21日の関東大会に出場でき、今年は60回記念大会なので、各県の優勝校を除くチームの中で1位に入れれば、全国大会に出場することができる。埼玉栄と東農大三にも京都へ行けるチャンスは大いにある。予選会で演じた接戦の勢いを都大路で見せてもらいたいものだ。

今回の大会では、1区(10キロ)で区間賞を獲得した設楽啓太選手(武蔵越生)の29分35秒はみごとであった。今秋の国体10000m4位の実績を持つが、全国大会での走りが楽しみである。

設楽選手を始めとする高校のトップクラスは、5000mは13分台、10000mは28分台で走る。5000mを14分前半の選手で固めないと全国大会で上位に食い込めない。この選手たちは、大学の一流選手と遜色のない実力を持っているといっていい。

このような目覚ましい高校生ランナーのスピード化は、駅伝の強豪校で顕著である。高校駅伝の果たす役割が大きいといえるだろう。そして、ケニヤの留学生といっしょに走ることで、高い目標を持つようになったことも奏功している。高校卒業後もさらに伸び代を大きくして、世界のトップを目指してほしいと期待しながら、12月の高校駅伝のテレビ中継を見ることにしよう。
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by hasiru123 | 2009-11-08 19:54 | 駅伝  

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