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夢のマラソン

マラソン金言集(1)

  あともう少しで、月まで走ってたどり着くことになるんです(貞永信義)

貞永信義さんは、鐘紡防府工場に入社して、本格的なランナーの道を歩み始めた。ローマオリンピックを始めとする74回のフルマラソンに出場し、優勝は6回を数える。第一線を退いた後は、鐘紡陸上部監督として、伊藤国光さんや早田俊行さんなど日本を代表する選手たちを育てた。「カネボウ」のマラソンの伝統は今でも健在で、2005年8月にヘルシンキで行われる世界陸上の男子マラソンでは、カネボウから高岡寿成選手と入船敏選手の出場が決まっている。

貞永さんと長距離走との“なれそめ”は、一風変わっている。1949年の成人式記念駅伝に出場したときのこと(当時19歳)。青年団チームで1区を走り、タスキを渡す直前に抜かれ2位に。「これが悔しくて悔しくて。勝っていたら、本式に陸上はやっていなかった」。このときの敗北が、その後の長距離走にのめり込む契機になったという(西日本新聞の連載「世界に駆けた群像」から)。

人間が「月まで走る」ことができるのか。その答えは「YES」である。

地球から月まで約3万8000キロある。仮に、20歳代の第一線で走れるときに年間平均1万4400キロ(月間平均1200キロ)を走破したとすると、14万4000キロ走ったことになる。第一線を退いた30代から50代までの30年間を年間平均4800キロ(月間400キロ)走行したとすると、14万4000キロ。続く60代から70代の20年間をその半分のペースで走ると、4万8000キロ。また、10代の学生時代の5年間も年間平均4800キロペースで走ったとして2万4000キロ。合計すると、何と3万6000キロにも及ぶ。

とすれば、人が一生涯で3万8000キロを走破することは、できないことではないと言えそうだ。ちなみに、日本陸連の新しい理事に就任された瀬古利彦さんは、現役時代に地球を4周(約16万キロ)したとか。長い距離をじっくり走るのが好きだった」という貞永さんにとって、「あともう少しで、月まで・・・」の言葉はうそではない。2003年に74歳の生涯を閉じた。




http://www12.plala.or.jp/m-light/Distance.htm
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by hasiru123 | 2005-04-12 21:30 | その他