人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブログトップ

マラソンのシーズンに入った

今週の9月8日から22日までが、ニ十四節季の「白露(はくろ)」である。中国の史書には「涼風至り、白露降る」と記されている。厳しい残暑が続いているが、早朝の日差しは幾分和らいできたように感じる。朝のランニングでかく汗も少しずつ減ってきた。

この夏の気象条件が影響してか、9月に入ってもなかなか距離を伸ばせないでいる。きっと、今年の秋以降のフルマラソンを目指しているランナーにとっては早く本来の秋らしい気温に戻ってほしいと願っているに違いない。というのは、夏から秋にかけての練習量がその年のマラソンシーズンの結果に大きく影響するからだ。猛暑のために走り込みが不足しているとしたら、数ヵ月後のマラソンの記録の低下は避けられない。

雑誌「ランナーズ」によると、2009年度に走った男子約13万7千人の平均タイムは4時間35分04秒で、同女子約2万9千人は5時間07分35秒だったそうだ。果たして今年度はどのくらいの平均タイムになるだろうか。

さて、同じ「ランナーズ」であるが、直近の10月号の別冊付録に「初マラソン!!完走法が学べるトレーニング手帳」というのがある。付録とはいえ(いや、だからこそというべきかもしれないが)、大変わかりやすく書かれていて、楽しく読める内容になっている。「初マラソン」と銘打ってはいるが、熟年ランナーにとっても学ぶところが多い。

同書の最大の特徴は、見開きの左側のページ横に15日分の日記がついていることだ。記載するのは「距離」「点数」「体調」の3つ。「距離」は走行距離、「点数」はその日、ランナーとして望ましい日1日を送れたかを100点満点で記入する。「体調」は5点満点で記入して、適正練習量を把握するようになっている。練習日誌をつける習慣を持っていない人には、いいチャンスである。  
      
同書には、「初マラソンを歩かず完走」を芽音テーマに、必要なトレーニング方法が平易に書かれている。今シーズンのマラソンのよきバイブルとなることを期待したい。
by hasiru123 | 2010-09-12 23:43 | 基礎知識