トンネルの出口は見えたか

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今日で立春から3日目。このところ春めいた気象コンディションの下、第60回別府大分毎日マラソンが行われた。今年は60回記念大会ということで、出場枠が緩和された。2009年1月1日以降にフルマラソン3時間30分以内の記録保持者(公認記録または公認コースでの記録)であれば、参加できる。わが若葉グリーンメイトからは7名が出場した。

主催者のホームページで結果を調べたところ、少なくとも2名の会員が1000位以内に入っていることを確認した。出場者総数は、男子が1616名、女子が91名だった。12時現在の大分陸上競技場における気象条件は、気温10.4度、風2.6メートルと報じられていた。場所によってはやや風があるものの、概ね好条件といえるだろう。ぜひ、持てる力を発揮して、いい記録でゴールしてほしいものだ。

さて、トップランナーの方は、前田和浩(九電工)が日本人最高の2位(2時間10分29秒)でゴールした。だが、2時間10分を切って世界選手権の出場権を確保した選手はいなかった。前田は、元日本最高記録保持者の藤田敦(富士通)をしっかりマークして、32キロ以降に振り切った。そして、終盤トップを追い込んだが優勝には手が届かなかった。

テレビで解説をしていた澤木啓祐日本陸連専務理事は、「(前田は)付く相手を見誤ったのが敗因」と感想を述べていたが、そのとおりだろう。先頭争いをしていたアルン・ジョロゲ(小森コーポレーション)とダニエル・ジェンガ(ヤクルト)を追わずに、30秒以上の差をつけられたのが惜しまれる。少し慎重になりすぎたようだ。

昨年は、日本人男子でサブテン(2時間10分切り)をマークしたのが一人と、このところ日本勢は元気がない。今日のレースは、前半の5キロごとの平均ラップが15分15秒前後と特段速いペースではないが、トップ集団を形成していた日本人選手は15キロまでが12人、20キロが8名と余り大きくならなかった。前半のコースが片側3車線という広い道路幅ということはあるものの、テレビの画面を見ながら、労せずしてトップ集団の人数をカウントすることができた。集団の規模から見ると、90年代以前の主要マラソンのときに比べると明らかに小さい。この辺からも、選手層が薄いことが見て取れる。

かつてのように、30キロ以降に脱落することを覚悟の上でがむしゃらについてくる無名の選手が見当たらない。マラソンに取り組む若い選手が少ないと言われる中、今日の別大で突き抜ける選手が出てくることを期待したが、トンネルの出口はまだ見えないようだ。今後行われる東京とびわ湖毎日に注目したい。

(写真)我が家で実った夏ミカン
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by hasiru123 | 2011-02-07 00:03 | マラソン  

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