「オレ流」の走り込み

5連勝で5月30日以来の首位に返り咲いた中日ドラゴンズの落合博満監督は、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐことが決まったそうだ。落合氏は現役時代にオレ流と呼ばれた独特の打撃フォームで活躍したが、マラソン練習も「オレ流」がいい。

初冬から来春にかけ、て各地で数々のマラソン大会が開催される。私も含めて、大会に向けての走り込みに余年のないランナーも多いことだろう。走り込みのこの時期に注意したい事柄を整理してみた。

マラソン練習を進めていく中で出会う大きな壁は、所期の目標どおりになかなか事が運ばないことではないだろうか。そこで、私が掲げる突破方法として次の3つを挙げたい。

まず第1点は、人と比較をしないことである。集団で練習を行うと、どうしても仲間の走りや調子が気になるものだ。特に、ライバルに遅れをとったりすると自分の力のなさを思い知らされるような気がして、自信をなくしたり、練習方法が間違っているのではないかと迷ったりするものだ。

人と自分とでは、日頃の練習環境や練習内容が違う。また、マラソン練習の開始時期も異なるだろう。したがって、参加するレースが同じであっても仕上がり具合が早い人もいれば、ゆっくりめの人もいる。人それぞれの進捗があるのだ。だから、この時期に人と比較をすることにはほとんど意味がない。

突破方法の第2点は、目標を掲げたときに計画を立てることである。そして、計画を立てたら、準備する。さらに、実行しようと試みる。修正が必要になったら、思い切って計画を変えることだ。無理な計画にこだわると、計画倒れになるだけでなく、故障を招く恐れがある。

確かに、立てた計画を変更することは実力や実行力のないことを示すようなもので、マイナスのイメージを描きがちだ。計画変更を計画放棄と捉えるとそうなるかもしれない。しかし、これを計画のブラッシュアップ、問題についての気づきであると捉えれば、プラス思考も生まれよう。計画を思い切って変える勇気が大切だ。計画は柔軟に、しかも大胆に変えてよいものである。

3点目は、プラス面を評価することだ。練習が思い通りに進行しなくとも、どこかいい面があるものである。例えば、仕事が忙しくて予定していたメニューがこなせないとしよう。練習量は計画の半分であっても、半月前に実施した40キロ走よりも今日の40キロ走の方がいいラップで踏めたとしたら、それは疲労をしっかり抜いた効果が出たのだと前向きに考えて、自分をほめてあげよう。

計画通りに練習が進むことの方が珍しいのである。こんな練習環境でもこれだけのことが出来たとプラスに捉えたほうがいい。小さな成果に光をあてて、大きく育てたいものだ。

人と比べない「オレ流」の練習方法で、深まる秋の走り込みを堪能したい。今日、若葉グリーンメイトの電大・鳩山コース(約33キロ)(注)を走ってみて、そんなことを考えた。


(注)電大・鳩山コース
24.5キロコース: 千代田公園(坂戸市)~千年谷公園~東京電機大学~鳩山ニュータウン~物見山~大東文化大学~千年谷公園~千代田公園
33キロコース: 上記コースのうち「東京電機大学~鳩山ニュータウン~物見山~大東文化大学」を2周する
[PR]

by hasiru123 | 2011-10-09 23:15 | マラソン  

<< 第6回第九の夕べin喜多院(1) 5千メートルに要求される持久力 >>