夢のマラソン

心が折れかけたけど・・・

ヤマ場は40キロ過ぎにやってきた。尾崎好美(第一生命)がスパートをかけ、木崎良子(ダイハツ)との差がみるみるうちに開いた。約4秒の差がついたところで、勝負はあったかに見えた。ところが、それ以上は開かない。そして、徐々に二人の差が詰まった。41キロを過ぎたところで、木崎が追いつき、逆転。今日行われた横浜国際女子マラソンだ。

尾崎は今年2月の同大会で、39キロすぎにスパートして2位の中里麗美(ダイハツ)らを抑え、世界選手権の切符を手にした。また、木崎に対しても昨年の世界ハーフマラソン選手権で、1秒差で制している。そういった過去の実績から、終盤の勝負には相当の自信を持って臨んだと思う。

レース後の木崎のインタビューをテレビ中継で聞いた。「心が折れかけたけど、逆にラスト100メートルまであきらめないで走ろうと切り替えた」。最後まで、あきらめずにアグレシブな気持ち続けた。勝利の女神が微笑んだ理由は、そこにある。

話題はいきなり変わる(いつもの癖だが)。

3日後の11月23日に開かれる太田原マラソン。昨年に続いてエントリーしていて、春以降この日のために走り込んできた。何か足りないものがあるという気持ち(多分、それはスピード感の欠如)を抱きながらも、ここ10年間で最も多い練習量を積むことができた。ところが、11月に入って最後の40キロ走を行なったときに、19キロで中断することに。患っていた左足の外反母趾の部分にタコができ、そこがひび割れていたのである。痛みのために、それ以上距離を踏むことができなくなった。

気温が下がり、空気が乾燥してくると、足裏のあちこちがひび割れしてくる。今回は、タコの硬い部分が割れてなかなか回復しなかった。1週間にわたってまったく走れない状況が続いたため、思い切って出場を取りやめることにした。できるだけ粘って、昨年の30キロ以降の失速を少しでも取り返したいと取り組んでいた矢先だったので、残念な気持ちでいっぱいだ。

現在は、15キロくらいのジョグをできるまでに回復している。ただし、練習量や気温、湿度などとのバランスで、いつひび割れするかわからない。患部周辺に保湿剤をしっかり塗って、様子を見ながら練習を進めていく必要があるだろう。走り込んだ感覚を体が忘れないうちに、次の目標を決めることも急ぎたい。それがないと、練習が楽しくないからだ。

今日の横浜国際女子では、尾崎は貧血を抱えながらの出場だったと聞く。足の皮に傷を負ったくらいでレースを断念したわが身に比べ、トップアスリートのミッションはかくも厳しいものかと思い知らされた。
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by hasiru123 | 2011-11-20 23:07 | マラソン
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