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夢のマラソン

雨降って地固まる 

先の小ブログで野口みずき選手のことを書いた。ところが、その3日後に左太もも裏の炎症で大阪国際女子マラソン大会を欠場するとの発表を聞いた。ボルダーでの合宿がうまくいき、今度こそと期待していた矢先だけに、残念である。

「全治1週間から10日程度の炎症と診断された」と報ぜられていた(1月26日「毎日」)。廣瀬永和監督によると「大阪に無理して出るよりも、(名古屋に出る方が)納得するレースができると判断した」ともあった。

このニュースを聞いて、北京五輪直前のスイス・サンモリッツ合宿中に故障し、緊急帰国した時のことを思い出した。このときは、左太もも肉離れが判明したものだった。その後、左足付け根を故障したり左足首を疲労骨折するなど、長いブランクとなった。

左足に負担がかかりやすい体質は、常にけがのリスクを背負っている。これを克服しない限り、五輪への出場は望めない。

ただし、4年前に故障した時と今回とでは故障後の対処方法が大きく異なっている。前回は、帰国後もあきらめきれずに無理して練習を継続していたようだった。今回は決断が早かった。3月11日の名古屋ウィメンズマラソンに向けて仕切りなおすことにしたのだ。あと6週間とちょっとある。ぎりぎり間に合うと判断したのだろう。ぎりぎりまで走り続けてその後の回復を遅らせた、という過去の失敗経験が生かされている。1つの失敗が、より大きな失敗の発生を回避できたとしたら、大成功である。

廣瀬監督とのタッグでこれまでの数々の故障の原因をきちんと解明し、同じ原因で起こる次の失敗の未然防止につながれば、メダルに勝るとも劣らない価値ある勝利だと考える。故障で選考レースを回避して、次のレースで成功したケースは少ない。が、まだあきらめるのは早い。雨降って地固まる、だ。可能な限りの選択肢から、最適の解を見出してほしい。
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by hasiru123 | 2012-01-29 23:29 | マラソン