全日本マラソンランキング

前年度にフルマラソンを完走した人の数は約25万人で、1年前に比べ4割増えた。また、完走者に占める女性比率は21%で、同様に2.5ポイント高くなったそうだ。男女とも完走者数は大幅に増加しているが、女性の伸長が著しい。雑誌「ランナーズ」が毎年行なっている「全日本マラソンランキング」(旧・フルマラソン1歳刻みランキング)のデータからわかった。

「ランキング」のタイム分布によると、1年前と比べて5時間以上かけて走った人の比率が高くなっているのに対して、5時間未満では各時間帯ごと(4時間台は30分刻み、3時間未満は15分刻み)の分布でその比率を落としている。そのために、平均タイムで男子が4分37秒、女子が2分29秒落ちた。ちなみに、完走者の平均タイムは男性が4時間38分25秒、女性が5時間10分04秒である。

これは、ランナーの記録が低下したわけではなくて、5時間以上かけてゆっくり走るビギナーが急増したことが影響している。なぜビギナーが急に増えたかというと、新設された9つの大会の制限時間(出場資格)がすべて7時間と、フルマラソンに出場するためのハードルが大きく緩和されたからだ。新設された大会の中には、大阪マラソンを始めとする1万人以上の規模のものが4つある。

初めてのマラソンは、果たして制限時間内に最後まで走り切れるだろうかと不安なものだ。しかし、7時間以内なら無理をしないでも、必要に応じてウォーキングと組み合わせれば、だれにでも完走のチャンスがある。「ランキング」には出ていないが、全体の完走率は格段に上がっているはずである。ただし、これもデータにはないが、ウォーキングを入れないで完走した人の比率の方はむしろ落ちているかもしれない。

一方で、前年度行われなかった大会が3つあった。いずれも4月と5月に実施予定だった大会で、震災の影響で中止を余儀なくされたものだ。これらは、今年度に復活しているので、来年に見る「ランキング」ではさらに多くの完走者数が予想される。
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by hasiru123 | 2012-07-15 22:02 | マラソン