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忘年会

忘年会をテーマに研究している国際日本文化センター教授の園田英弘さんは、その起源について答えている。「最初に一杯飲んで連歌の会を始める。夜百首を詠んで本格的な酒宴となり、乱舞するまでに盛り上がった。としわすれのようだ」と。時は室町時代、1430年12月が日本で最も古い忘年会についての記述だそうだ。年末の新聞で読んだ。

「としわすれ」には自分の年齢を忘れるとか、年の憂さを酒で忘れるといった意味があるそうだが、飲みすぎて我を忘れないように気をつけている。

「気をつけている」というと抽象的なので、具体的には「次の3か条を墨守している」と言うべきだろう。一つは、ビールが美味しく感じなくなったらそれ以上飲まないこと。目安は600ml位においている。二つ目は、トイレが近くなったらそれ以上飲まないこと。家でビンや缶で飲んでいる分には600mlの指標を超えることはまずないが、宴席でグラスに注がれたりするとついオーバーランしてしまう。そして三つ目は、翌朝走ろうという気持ちが萎えかけたらそれ以上飲まないこと。毎朝5時から5時半ころに目を覚まして走ることを習慣にしているので、このリズムを崩したくないからだ。自戒の念を込めて、年末は特にこの「3ない」を心がけている。ということで私は乱舞はしないが、このところ忘年会が続いている。

最近では、石川清坂戸市長を始めとするお客様をお招きして、坂戸陸協の忘年会があった。この1年の会の活動を振り返りながら一献を傾けた。

埼玉県駅伝中学校女子の部では、坂戸中学が優勝して全国大会に出場することになった。また、中学男女の中長距離種目で県大会での入賞者が出た。手前味噌だが、埼玉県駅伝一般等の部では10位入賞することができた。

広く埼玉県でいうと、男子短距離のエース桐生祥秀(洛南)が来春に東洋大学に入学することが決まったため、川越のキャンパスで勇姿を見ることができそうだ。また、ロンドン五輪に出場した女子短距離の土井杏南(埼玉栄)が同じく大東文化大学に入ることになり、東松山のキャンパスで走る姿が見られそうだ。日本を代表する男女のスプリンターが埼玉県に揃うことになり、これからの埼玉県の陸上競技が楽しみである。

こういった明るい話題があった一方で、今年は悲しい知らせもあった。坂戸陸協元会長の比留間一さんと前会長の国分克己さんが亡くなられた。比留間さんは40歳を過ぎてもマラソンで、サブスリーで走り続けたシリアスランナーだった。国分さんからは、駅伝を通してチームワークの大切さを教えていただいた。ご冥福をお祈りします。


by hasiru123 | 2013-12-13 07:43 | 話題