夢のマラソン

猛暑と冬のマラソン

昨年の夏は全国的に高温となり、気象庁が1946年の統計開始以来、最も高い記録を更新した。太平洋高気圧の勢力が日本の南海上から西日本にかけて強く、また北日本まで暖かい空気が流れ込んだためだ。特に西日本では、平均気温の平年差が+1.2℃で、江川崎(高知県四万十市)では日最高気温が歴代全国1位となる41.0℃を記録し、アメダスも含めた125地点で日最高気温の高い記録を更新した(気象庁の「平成25年報道発表資料」による)。

私の住む川越市でも、連日の35度超えの熱い記憶は鮮烈だった。だから日中のランニングは控えて、早朝の練習だけで秋のマラソンへの走り込みを続けた。

「きっと、今シーズンのマラソンの記録は例年よりも落ちるのではないか--」

そんな懸念が脳裏をよぎったのだが、実際には故障でスタートラインに立つことができなかったので、その心配は不要だった。それはさておき、私は日ごろから「猛暑が与えるのマラソンランナーへの記録的な影響はあるのではないか」と思っていた。

先ごろ、雑誌「ランナーズ」は全日本マラソンランキングを発表した。これは、大会別、都道府県別等でシーズン毎の国内フルマラソン完走者の動向を1歳刻みでランキングにしたものだ。これによると、13年度の男性の平均タイムは4時間37分32秒で、前年度に比べて2分1秒遅くなった。一方、比較的涼しかった12年度は2分57秒速くなっている。

気象庁の説明ように統計的な裏づけがあるわけではないが、夏の暑さと冬のマラソンの記録との間には何らかの相関関係がありそうだ。その理由は、暑さのために走り込みが不足すると、マラソンに大切な持久力を養成が手薄になり、しいては秋以降の走力の向上に支障をきたすからだ。そのことを、このデータは示しているような気がする。

ところで、女性の場合には13年度の平均タイムは前年度とさほど変わらない。これも持久力に関係があるのか、ないのか。これについては、もう少し長い時系列で追ってみないと何ともいえない。
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by hasiru123 | 2014-06-07 20:57 | マラソン
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