シドニーマラソン 次のレースにつながった

この辺から少し下腹部が重たくなってきた。スタート前と5キロ過ぎに給水したのが影響したのかもしれない。早くも尿意を覚え始めた。

今までのマラソンで途中にトイレに入ったことはなかったが、まだ先は長いので早めに済ませたほうがよさそうだ。12キロ過ぎの給水所の先に併設されていた仮設トイレへ立ち寄ることにした。約30秒のロスがあったが、からだも気分も軽くなったみたいだ。すぐに元のペースに戻った。

いつの間にか、同じくらいのペースで走るランナーの集団を見つけた。しばらくはこの中でスタミナを温存することにした。

完璧主義はストレスのもとになる、と思われがちだ。そのせいか「完璧主義ですねえ」と揶揄されて複雑な気持ちになる。ほどほどに力をセーブしながら行動する方がよほどストレスフルに思えるのだが。こう書くのは、心療内科医の海原純子さんだ(毎日新聞連載の「新・心のサプリ」から)。

たしかに、マラソンでもほどほどにセーブしながら走るのはそれなりにむずかしく、ストレスフルではある。体調が悪いのなら別だが、むしろ思い切って力の限りを尽くして走るほうがやりやすいかもしれない。

しかし、今は周りのちょうどいいペースに身を委ねるように走っている。だから、ストレスはまったく感じていない。これが、練習で一人時計を意識しながら走るのであればそうはいかないだろう。途中でペースダウンしないかと、気が気ではないはずだ。

このゆったりしたペース感覚が、30キロ過ぎまで続いてほしい。無理をしなければ、これまでのレースのように30キロ過ぎに大きくペースダウンすることはないはずだから。
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この大会は長い直線コースが少ないことと街中と公園が繰り返されて、気分的に走りやすい。公園内の巨木は適当な間隔があけられていて、日本の都市にある公園に比べるとかなりすっきりしている。沿道の応援も熱気がこもっている。太鼓こそないが、鳴り物入りでランナーを勇気付けてくれる。

ところで、心配だった坂は繰り返しあったものの、さほど気にならなかった。五輪コースが厳しすぎたので、市民ランナーのために主催者がはずしてくれたのかもしれない。

結果としては、35キロを過ぎてもペースを落とすことなく、むしろ終盤ペースアップすることができた。とても気持ちよく走れて、次の大会につながるいい走りができた。そう思っている。


(写真)翌日のハイド・パーク。ここを走ったはずだが、大会の賑わいがうそのように静かだった。
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by hasiru123 | 2014-10-13 19:56 | マラソン