まだマラソン大会が足りない

雑誌「ランナーズ」が発表した「全日本マラソンランキング」を見て、フルマラソンの完走者数は前年度に比べると9.5パーセント増えたことを知った。男女とも各年代で増加している。大会数が62から73へ増えたことが影響していると思われる。

フルマラソンの平均タイムは、男子が4時間37分32秒、女子が5時間7分56秒だった。男子は年度によって1分前後の変動があるが、女子はここ数年ほとんど変わらない。また、女子の完走者の男女合計に占める比率は22パーセントで、少しずつ上がっているものの一時のような増え方ではなくなってきた。

マラソンの強い年代はどのあたりだろうか。興味のあるところだが、完走者の年代別平均タイムから読み取ることができる。男子は46歳を頂点に43歳から48歳が、女子は45歳前後が強い。私の実感からすると一番力のある年代は40歳前後かと思っていたので、意外だった。

男子のサブ3ランナー比率は約3パーセントで大体一定している。ところで、男子のサブ3は女子ではどのあたりになるだろうか。上位3パーセント前後を女子のランキングにあてはめてみると3時間30分のラインが約3.1パーセントに当たる。サブ3.5である。自分の感覚からすると、サブ4あたりかなと思っていたので、これも意外な数字だった。

東京マラソンを始めとする都市部のビッグな大会の人気で、申し込みの段階で抽選で漏れるランナーが多い。大会数が増えたことはランナーにとってうれしいことだが、国の人口の3割近くを占める1都3県では大会数が6でここ数年変わらない。そして、この数字には埼玉県は含まれていない。1都3県で唯一フルマラソン大会がない地域だからだ。

交通網の発達した今日では、どこへでも気軽に参加することができるが、近隣に参加したり応援したりする大会がないのは、少し寂しい気がする。また、マラソンを走りに他県へ出かけるだけでなく、他県のランナーに来ていただくことも地域の魅力度を発信するいいチャンスになるのではないか。

今年の11月から、これまでの横浜国際女子マラソンを引き継ぐ形で、さいたま国際マラソンが開催されることが決まった。フルマラソンは、日本代表チャレンジャーの部(女子)と一般の部(サブ4、男女)がある。ただし、一般(特に女子)のランナーにとって、サブ4という条件は厳しい。あと一つか二つ、県内に参加資格の緩やかなフルマラソン大会があってもいい。
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by hasiru123 | 2015-05-31 19:36 | マラソン