夢のマラソン

因数分解

c0051032_1821570.jpg

中学校の社会科の授業では、弥生時代の倭の国の王が後漢(今の中国)に朝貢(ちょうけん)することを解説していた。1学期もそろそろ終わるこの時期に、なぜ弥生時代なのかなと思った。4月に原始時代から始めたとすると、今ごろは鎌倉時代あたりに差し掛かっていてもいいのではないか。3年間通っていた地元の中学校での授業参観とそのあとの懇話会のことである。

あとで、校長先生はやさしく説明してくださった。1年生から2年生にかけては歴史的分野と地理的分野を並行して学習し、3年生の1学期途中から公民的分野に移るのだそうだ。だから、時代の流れには必ずしもとらわれないと。

1年生の国語の授業では、最近の新聞記事を使ってプレゼンテーションのやり方を教えていた。なでしこジャパンの決勝戦を題材に、複数の新聞記事を読みくらべ、わかりやすく伝えるためにはどんな工夫が必要か、先生は生徒たちに問いかけた。私が受けた文学作品中心の授業では考えられないテーマだ。

英語の授業では、簡単なダイアログを暗記して、指名された二人の生徒が対面でやり取りする練習をしたりしていた。英語というと文法を暗記したり、教科書のテキストを読んだりすることが多かったので(古いね)、大きな変化だ。

授業を見ていて意外な気づきを発見したのは、3年生の数学だった。黒板にあるのは、連立方程式の解を求めるために展開された因数分解の式である。まとまりのある式をバラバラに分解した上で別のまとまりに再構成し、答えを導き出す。板書された式を食い入るように見ながらふと思ったのは、「このロジック、どこかで見た覚えがあるぞ」ということだった。そう、日常生活で迷路に入ったときに何気なくというか、苦し紛れに使っている手法とよく似ているのだ。「押してもダメなら引いてみな」という、あれである。

因数分解は、見えないものをクローズアップして試行錯誤することと同じで、今どきのことばで言うと、「見える化」を図ることだということに遅まきながら気がついたのである。ただし、現実の生活では解が出せなかったり、なかったりするほうが多いかもしれないが・・・。

(写真)わが家に咲いた紫陽花
[PR]
by hasiru123 | 2015-07-13 18:21 | その他
<< スポーツを国民の手に取り戻す 2015年WGM合宿 >>