今を受け入れる

毎年7月の北海道で順次開催される長距離記録会がある。「ホクレン・ディスタンスチャレンジ」という。士別市をはじめとする4つの都市で行われ、全国から主だった長距離選手が参加して記録を競う。

昨日の網走大会ですべての大会が終了し、リザルトは日本陸連のサイトで公表されている。大学生や実業団選手は秋以降の駅伝に向けて、高校生はインターハイ(山形)への調整として、記録に挑む。そして、日本選手権で上位入賞した選手は、世界陸上(ロンドン)の参加標準記録の突破を目指して挑戦する。

なぜこの時期に、北海道なのだろうか。まず、日本選手権や対抗戦等の勝負を重視した主要な競技会が一段落したことがあげれる。そして、この時期の北海道は本州以西に比べると湿度、気温ともに低く、長距離の記録作りに適している。選手たちがこぞって北海道に集結する理由はここにある。

さて、今年の成果はどうだっただろうか。

昨日、最後の網走大会が行われた。男子10000mで大迫傑(Nike ORPJT)が27分46秒64で日本人トップの2位に入ったが、世界陸上(ロンドン)の参加標準記録を突破することはできなかった。ちなみに、10000mの標準記録は回を重ねるごとに上がり、現在は27分45秒00というハイレベルである。これも、世界の潮流なのだから仕方のないところである。したがって、男子10000mでは今回の世界陸上への出場者はゼロということになりそうである。

また、男子5000mでも標準記録をクリアした選手は現れなかった。一方で、男子3000m障害は潰滝大記(富士通)が8分29秒05を出して標準記録を突破し、代表入りを濃厚にした(潰滝は日本選手権の優勝者)。

ということで、男子の中長距離種目(競歩を除く)からは3000m障害の潰滝一人ということになりそうだ。日本選手権で代表を決めきれなかった男子だが、その後の標準記録との戦いがいかに難しいものであるかを示したといえるだろう。

これまでに経験したことのない大変深刻な事態である。先のブログに書いたことの繰り返しになるが、現在の気象条件に比べたらかなり恵まれていた6月の日本選手権で記録への挑戦を回避したと思える選手たちの戦略に疑問を感じているし、とても残念である。ここからは、すべては自分の選択した結果だと、今を受け入れることからリスタートするしかないのではないだろうか。


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by hasiru123 | 2017-07-14 19:11 | 話題