夢のマラソン

スポーツウエアにみる素材の変遷

私の所属しているランニングクラブ「若葉グリーンメイト」では、9月に新しい競技用のユニフォームができました(下の写真)。早いもので、これで5代目となります。今回はミズノ製で、ロゴの企画からデザイン、価格交渉に至るまで、コーチのKさんのお世話になりました。大変斬新なデザインで、チームのメンバーからも好評です。ちなみに、このデザインの基本は実業団チームのミズノも採用しているものです。
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これまで着用してきたユニフォームを箪笥から引っ張り出して、改めて比較してみると、クラブの歴史とともにランニングギアの歴史を感じさせます。それぞれのユニフォームには、汗とともに一人ひとりの思い出や記録が詰まっているからです。

下の写真上部(赤色)は84年-86年に、下部(緑色)は87年-89年に使用していたもので、いずれも綿100%です。ゼッケン(現在はナンバーカードという)の重みで、胸の左右が伸びているのがお分かりかと思います。若葉グリーンメイトの名前にふさわしく「赤」から「緑」に変更しています。製造元はニシ・スポーツです。
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下の写真は90年から97年まで使用していて、このときから素材がポリエステル100%になりました。綿100%と違って、たくさんの汗をかいてもシャツが重たくならす、冷えにくいのが特徴です。また、カラーが目立つことから駅伝などで、チームメイトを見つけやすく、応援がしやすいと好評でした。アシックス製です。
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次の写真は98年から05年8月まで使用していたものです。同じポリエステル100%ですが、さらに薄くて軽くなり、夏場のレースでも快適に走れるようになりました。その反対に、冬場のレースでは寒いというデメリットも併せ持っています。WGMのロゴが黄色のため、目立たないのが少し残念です。これもアシックス製です。
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今回新調したユニフォームの素材は、ポリエステル100%の「フィールドセンサー」と「テクノファイン」(ミズノのカタログによる)です。速乾性に優れ、しわになりにくいという、これまでのポリエステルにはない新しい機能が付加されました。これも夏向きといえます。今後のレースにおいて、新しいユニフォームで当クラブの存在を大いにアピールしていただきたいと思います。

すでに「若葉グリーンメイト」のホームページには、会員が書いた「WGMユニフォーム物語」という記事がありますので、こちらもごらんください。

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参考までに、上記にあげた素材について簡単な説明を付記しておきます。

1)フィールドセンサーとは
「フィールドセンサー」は、汗によるべとつき、まつわりなどを感じさせず、爽快な肌触りと着心地を実現した高機能スポーツウェア向きの素材である。水の移動を科学的に解析し、その原理(毛細管現象)を編地に応用することで汗の吸収、移動、拡散、蒸散を実現した、常に快適な着心地を提供する。また、脱水後すぐに乾き、シワになにくいという特徴を持っていて、ランニングウエアのほかゴルフウェア、アスレチックウェアなどにも使用されている。

2)テクノファインとは
特殊なW型断面構造により、優れた吸水、速乾効果を発揮する。軽量性にもすぐれ、動きやすく、軽快な特徴を持つ。

3)ポリエステルの特性
・強度・磨耗に非常に強い
・弾性力があり、ハリ、コシがある
・比熱、熱伝導率が小さい
・繊維自体の抵抗力が強い
・耐熱性が高い
・吸湿性が低い
・静電気を帯びやすい
・毛玉ができやすい
・染めにくい

4)綿とは
わた属の種子の表皮細胞が成長した繊維で、断面は中空のある扁平な形で、側面にはねじれ(天然撚り)があるため、柔軟性、弾力性があり、糸に紡ぎやすい。綿繊維は吸湿性に優れるが、表面は水をはじく性質がある。湿潤時は乾燥時よりやや強度が大となり、熱やアルカリに強いが、綿製品はしわになりやすく、乾きにくい。

(以上、東レ、ワコール、クラレなどのホームページを参考にさせていただきました)
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by hasiru123 | 2005-10-16 19:22 | その他
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