夢のマラソン

08年度日本選手権

今年の日本選手権は6月26日-29日に開催される。北京五輪代表選考会を兼ねている。日本チームは、昨年の大阪世界陸上では惨敗となったが、日本選手権では好記録で勝ち抜き、本番ではぜひとも昨年の巻き返しを図ってほしい。

さて長距離種目だが、正直言ってどの種目も注目しているが、とりわけ関心を引くのが女子1万mである。日本の陸上競技の中で最もレベルが高い種目といっていい。6月18日に日本陸連が発表したエントリーリストによると、A標準(31分45秒、注)をクリアしている選手が5名出場する。今回出場しない選手でもA標準突破者は2名おり、今の女子長距離界の層の厚さを物語っている。

日本選手権で4年連続5000mと1万mの2冠を達成している福士加代子は、1万mではまだ標準記録をクリアしていない。大阪国際女子マラソンで失速したあと、故障で春先のシーズンを棒に振っている。これまでになく劣勢に立たされている。

上記の中には渋井陽子をはじめとして今年になってA標準を突破している選手が3名含まれている。特に渋井は2度突破していて、東京国際女子マラソンの失敗から立ち直った。また、6月に行われた新潟選抜でA標準を突破した松岡範子と宮内宏子は、新聞報道で初めて知った選手だ。無名の選手が(と言っては失礼かもしれないが)こうして続出すること自体が日本女子長距離界の力の証明に他ならない。

出産後に第一線に復帰した赤羽有紀子は、昨年の1位にランキングされ、今年に入っても好調さを維持している。余談になるが、赤羽は若葉グリーンメイトと同じ坂戸市にある城西大学の出身だ。大学時代、全日本大学女子駅伝で4年連続区間賞に輝いている。4年生の時に地元の鎌北湖黒山駅伝に出場し、私たち市民ランナーと競ったこともある。

本来エントリーリストに入っていていい選手に絹川愛がいる。体調不良のため出場を辞退したと報じられていた。仙台育英高校3年だった昨年、大阪世界陸上で1万mの代表として出場した。猛暑で体調を崩して、実力を発揮することができなかった。高校生ながら1万mというインターハイの種目にもない長い種目をこなす走力には脱帽だが、目先の結果よりも将来の飛躍ための体力作りに努めてほしい。

A標準をクリアしていて、日本選手権で優勝すれば五輪代表決定。同種目の場合には、3位でも代表に選考される公算が強い。願わくば、A標準を突破していない選手でもこの大会で突破を目指して、ハイペースのレースで展開してほしいものだ。というのは、層が厚いとはいうものの、これでも世界のトップレベルには大きく水をあけられているからだ。


この週末には何とか時間をとって、等々力陸上競技場へ行こうと思っている。


(注)A標準記録突破者は下記の特例選手を除いて1国3名まで(マラソンのみ5名まで)参加でき、A標準突破者がいない場合はB標準記録突破者1名の参加が許される。
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by hasiru123 | 2008-06-22 23:55 | その他
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