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タイムトライアルに必要なツール

昨日までの雨模様が嘘のように、澄み切った青空の下、WGMの練習会としては久しぶりにトラックを使ってT.T(タイムトライアル)を行った。5000mを1本だけ、ほぼレース時と同じ内容のアップを行い、時間を決めてスタートする。

目標タイムを目指して走るのだが、予想タイムを前もって申告して、ウォッチなしで走る人もいる。マラソンの走り込みの最中の人もいれば、レース直前の仕上がりの確認として走る人もいる。私の場合は後者のつもりだったが、つい二日前に左ふくらはぎを痛めたため、T.Tはその回復具合のチェックに目的が変わってしまった。

1000mごとのラップの読み上げと計時は目下故障中のNさんにお願いした。1000mごとのラップを一人で読み上げるのは、フットワークが必要で楽ではない。というのは、1000mは400mのトラックを2周半するため、読み上げる地点が1000mごとに変わり、第1コーナーと第3コーナーを行ったり来たりすることになるからだ。さらに、周回遅れのランナー出ると、全員のラップを読み上げることが難しくなる。

今回から新しいツールが登場した。会長のKさんが用意してくれた周回数の掲示板(というよりはカード)だ。先頭のランナーでも、ときどき周回数を間違えることがある。私は1000mのインターバルを行うときに、本数を消化するにしたがって疲労とともに記憶力が減退して、たったトラック2周半(1000m)の距離でも半周(200m)間違えたりすることがときどきあった。だから、1周ごとに残りの周回数を表示してくれると安心だ。

もう一つ加えてほしいと思っているツールがある。それはスタートで使用するピストルである。陸上競技専用のピストルだと音が大きすぎるようならば、ピストルもどきの音を発する何かでもいい。今日の練習会でいっしょにトラックを使用していたある高校陸上部では、指導する先生が短距離のスタート練習で、ピストルの変わりに拍子木のようなものを使っていた。これだと、鼓膜が突き破れるほどの破裂音がなく、雷管(らいかん)を消費することもない。また、ゴール地点で手動計時するときも、スターターのピストルの煙の代わりに拍子木を打った動作を見てストップウォッチを押すことができる。なかなかいいアイディアだと思った。もしかすると、ピストルに代わる用具としてすでに商品化されているかもしれない。

そして、最後の1周を告げる鐘(あのチリンチリン)があれば、なおうれしい。ラストの踏ん張りも一層さえるのではないだろうかと、つい無い物ねだりをしてしまう。
by hasiru123 | 2008-10-12 23:22 | 練習