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川嶋伸次さんの講演から

c0051032_2212126.jpg川嶋伸次さん(シドニー五輪マラソン日本代表、東洋大学陸上部監督)の講演を聴きました。会場には川越市内の中学生が多く集まり、中学生を意識した講演内容でしたが、大人の聴衆にとっても大変参考になる話だったと思います。

話題は、東洋大学に招聘されてからの箱根駅伝の取り組みや学生に接する中で気づいたことから始まり、かつて所属していた旭化成での目標管理に言及するなど多岐にわたりました。題して「スポーツを通して学んだもの」。

東洋大学で学生を指導するようになって気になったこととして、次の4つをあげていました。

ひとつは「自己満足」で、「自分はがんばっている」という言葉が目につくというのです。「がんばっている」というのは本来第三者が評価するもので、自ら発する言葉ではないでしょう、と。

さらに「責任転嫁」も目立つといっています。失敗を環境のせいにする。食事をとりすぎたとか、シューズが合わなかったからだとか。だから、簡単にあきらめてしまうのではないでしょうか。

そして、精神的な問題。プレッシャーに弱い。今年の箱根駅伝の復路ではめまぐるしく順位が変動したが、選手たちの不調は脱水症状だけではない。選手の家族や周りの人たちが注目している中で、いい結果を出したいとつい焦ってしまう。日本テレビ(の中継)が選手をあおっている面もあるかもしれない、とも言います。

もうひとつ、目標の立て方。「私はがんばってオリンピックに出ます」といとも簡単にいう学生がいるが、次の試合など短期的な目標の方が大切で、また実行も難しい。何年も先の目標は聞いた人も忘れやすいが、すぐ先のことは忘れないので軽々しく言うことができないからだというのです。だから、選手たちにはできるだけ近い将来の目標を語らせるようにしているそうです。これは、仕事の場面でもいえることで、われわれサラリーマンにとっても大変頭が痛い!

川嶋さんのプロフェッショナルとしての片鱗を覗かせたのは次の指摘でした。選手たちに失敗を指摘すると「それならおまえやって見ろ」のような反論を受けることがあるそうです。川嶋さんも学生時代にはその経験があっただけにその気持ちはよくわかるが、それはちがう。かつて、びわ湖毎日で川嶋さんが失敗したときに、自宅に戻って妻から「なぜあのときスパートをしなかったの」と指摘されたときは、素人の指摘だけに頭に来た。しかし、あとでよく考えてみたらその通りに思えたという。人からの指摘を自分のものにする素直さとしたたかさが大切ではないか。プロが素人から学ぶことがあるのだ。また、プロは人がやって成功したことをまねしたら恥ずかしいなどとはけっして思わないで、どん欲に盗むものだ、と締めくくっていました。

大学の監督を引き受けて4年たつそうですが、今年の箱根駅伝はシード校(本大会で10位)に入りました。強いチームを育てるというミッションを受けて、指導者としての闘いが続きます。世界に通用する人材が輩出することを期待しています。
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by hasiru123 | 2006-02-19 22:00 | その他

スポーツ講演会のお知らせ

下記の日程で、シドニー五輪マラソン日本代表・川嶋伸次さん(*)による講演が開催されます。お近くの方はぜひどうぞ。

■ 日時  2006年2月19日(日) 午後2時50分~4
      時30分(開場=午後2時)
■ 会場  やまぶき会館(川越市郭町1丁目18番地7)
■ 対象  川越市内在住・在勤・在学
■ 定員  先着300人
       (「広報川越1119号」より)

*川嶋 伸次(かわしま しんじ、1966年6月4日 - )・・・・元マラソン選手、現東洋大学陸上競技部監督。東京都出身。日本体育大学時代には箱根駅伝復路6区の山下りで区間賞を取るなど同大学の躍進に大きく貢献した。旭化成陸上競技部入部すると各種駅伝大会で活躍、ミスター駅伝の異名を持ったが、マラソンでは伸び悩む。しかし、2000年にはシドニーオリンピックマラソン代表の座を得て、念願の五輪代表となるが21位に終わる。一時引退の後、復帰するも2001年に現役を引退。2002年1月1日から東洋大学陸上競技部の監督として後進の指導にあたっている。現在でも学生選手と一緒に練習をしたり、市民マラソンや駅伝大会へ出場する姿が見られる。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
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by hasiru123 | 2006-01-29 20:26 | その他

新年明けましておめでとうございます。

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      ↑ クリックして開くと見やすくなります。

(写真) 読売新聞社前をスタートする選手たち=2005年箱根駅伝で、森脇康行写す
  
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by hasiru123 | 2006-01-01 10:14 | その他

2005年を振り返って

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2005年を振り返り、ひとことで表現するとしたら、「回復の1年」と言うことができます。一昨年から痛めた外反母趾が、回復と後戻りを繰り返しながら、少しずつ走る生活を取り戻すことができたからです。

そんな状況でしたから、今年はレースに出場したり、練習で切磋琢磨したりすることはできませんでした。もっぱら、応援とメンバーから寄せられたレース報告を読ませてもらう側にたってきました。それでも私にとっては大変充実した1年だったと思っています。

ひとつは、新しいメンバーたちの参加により、WGMの活動が活発になったことと、そして若いメンバーの走力向上が際だってきたことです。仲間とともに走ることによって、個人トレーニングでは得られないプラスアルファを生み出すことができたのではないでしょうか。今シーズン(05年秋-06年春)に出場予定のや駅伝やロードレースでは、その成果が十二分に発揮されることと思います。

この1年間にWGMのメンバーが出場したフルマラソンは、9大会に及びます。東京国際(2月)、東京荒川市民(3月)、長野、ボストン(4月)、北海道(8月)、北京国際(10月)、大田原、河口湖、つくば(11月)です。中には4大会に出場したタフなランナーもいました。積極的なレース参加が目立った1年でもありあました。

もうひとつは私ごとですが、今年の2月に小ブログを立ち上げて、何とか続けることができたことです。新しいものには飛びつくものの継続力に欠ける、というのが自分のウィークポイントであると自認していましたので、安堵の胸をなで下ろしている、というのが率直な感想です。WGMの会報やHPには時々投稿させていただいていましたが、マイブログによってより発信がしやすくなりました。ただし、個人ブログという制約上、第三者によるチェックが働かないだけに、一人よがりな記事にならないよう、心して取り組みたいと思っています。それから、著作権を侵害しないことも。

さて、来年はどんな1年になるでしょうか。2006年も、ランニングを楽しむために健康の増進と交流に努めてまいりたいと思います。みなさん、どうぞよいお年をお迎えください。

 (注)埼玉県内のフルマラソンとして、80年代には秩父マラソ
    ンが、2001年までは彩の国さいたまマラソンが開催さ
    れていた。

 *この文章は、WGM会報に掲載した記事を整理したものです。
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by hasiru123 | 2005-12-28 22:34 | その他

マラソン・駅伝の集計にExcelを活用する(4)

  マラソンの5Kごとのペースをグラフ化する(下)

作成した表に基づいて、グラフを作ります。

<折れ線グラフを作る>
表で、グラフ化したいセル範囲(A3セルからC12セルまで)を選択-標準ツールバーのグラフウィザードボタンをクリック-「グラフウィザード-1/4-グラフの種類」の「標準」タブで「グラフの種類」から「折れ線」を、「形式」から「折れ線グラフ」を選択-「完了」ボタンをクリック
グラフがウィンドウの中に表示されるとともに上部にグラフツールバーが表示されます。
    (注)以下の図は、ダブルクリックして開くと見
      やすくなります

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<時間目盛りの調整>
ここで、グラフの右側にある時間軸を見ると、中途半端な目盛りになっています。これは、数値の単位が「時間」であるためです。この場合だと、30秒単位とか1分単位にしてすっきりさせる必要があります。そこで、「軸の書式設定」で調整します。

<軸の書式設定>
軸の目盛りが表示されているエリアをクリック-グラフツールバーの「軸の書式設定」を選択(または、軸の目盛りが表示されているエリアを右クリック-表示されたウィンドウから「軸の書式設定」を選択)-「目盛」タブで最小値と最大値、目盛間隔に半角で時間を入力
  最小値に「0:14:30」
  最大値に「0:19:00」
  目盛間隔に「0:0:30」
c0051032_20262066.jpg

続けて、「表示形式」タブで分類を「ユーザー定義」、種類を「mm:ss」を入力-「OK」
さらに、時間軸に手を加えます。速いペースの値を上に持って行きたいので、「軸の書式設定」で「軸を反転する」と「最大値でX/項目軸と交差する」にチェックを入れます。そうすると、上に「19:00」がきて下に「14:30」がきます。時間の間隔は30秒単位です。
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<グラフに表をつける>
グラフの中で、個々のペースを同時に表示したい場合には、データテーブルを使います。グラフを選択し、標準ツールバーのデータテーブルボタンをクリックすると、グラフの下にデータテーブルが表示されます。このとき、凡例マーカーも選手名の左に表示されます。選手名エリアやグラフ全体の長さを調整したい場合は、グラフエリアの隅をドラッグして変更します。また、データテーブルができたので、グラフ右の凡例必要ありませんから、凡例エリアをクリックして削除してください。
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<グラフにタイトルをつける>
タイトルのつけ方には2通りあります。
 ①グラフに直接書き込む
    グラフを選択-タイトルを入力―グラフの中心にテキスト
    ボックスが表示-テキストボックスをドラッグして表示さ
    せたい位置に移動する
 ②表と同じタイトルをつける
    グラフを選択し、右クリック-「グラフのオプション」を
    選択-「タイトルとラベル」タブを選択-グラフタイト
    ルに任意の文字を入力-OK-グラフに表示された
    タイトルを選択-数式バーに「=」を入力-表のタイ
    トルが入力されているセル(A1セル)をクリック-En
    terキーを押すと表と同じタイトルが表示される

<グラフの背景にグラデーションをかける>
標準設定では、グラフの背景は灰色ですが、背景の色を変更して、さらにグラデーションをかけてみましょう。
灰色のプロットエリアを選択し右クリック-「プロットエリアの書式設定」の「パターン」タブの「領域」で、「塗りつぶし効果」ボタンをクリック-「グラデーション」タブを選択-「色」で「2色」、「色1」と「色2」で好みの色を選択-「グラデーション」の種類で「横」をクリック-「バリエーション」で左上を選択-OK-「プロットエリアの書式設定」でOK

これでグラフが完成です。設定をいろいろ変えてみて、納得のいくグラフに挑戦してみてください。できあがったグラフを見ると、改めて坂本直子の30K以降のペースアップの見事さに舌を巻きました。私の記憶に間違いがなければ、日本人選手でマラソンの5Kのペースで15分台というのは坂本をおいて他にはいなかったのではないでしょうか。
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by hasiru123 | 2005-12-17 20:31 | その他

マラソン・駅伝の集計にExcelを活用する(3)

  マラソンの5Kごとのペースをグラフ化する(上)

2003年のロンドンマラソンで世界最高記録をマークしたポーラ・ラドクリフ(イギリス)と2004年のアテネ五輪代表選考会となった大阪国際女子マラソンを制した坂本直子(天満屋)の5Kごとのペース比較表をグラフ化します。次のグラフが完成したものです。
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      上図は、ダブルクリックして開くと見やすくなります

ラドクリフが2時間15分25秒の世界最高記録を達成したときは、5Kごとのペースはほぼ一定の16分前後で刻んでいます。好記録をねらうには理想的なペース配分です。それに比べて坂本のペースは、18分台の超スローペースで展開し、徐々にペースをあげていきます。30Kから35Kにかけては15分47秒と驚異的なハイペースとなり、勝負を一気に決めました。その後もペースを落とすことなく、トップでテープを切りました。

終盤でのペースアップが高く評価され、五輪選考会議における高橋尚子との3人目の争いで大きなアドバンテージをあげる結果になりました。これまで女子マラソンは、力のある選手がトップを引っ張りそのままゴールするというレース展開が多かったと思います。これからは、スピード化に伴い、男子マラソンと同じように前半は集団を形成して、後半にペースアップしてサバイバルレースを展開することが予想されます。そのような流れの中で、坂本の15分47秒というハイペースを終盤に展開したことと、しかも自力で作ったことは、今後の世界の競合との勝負に際して大いに期待できます。

マラソンは、記録もさることながら、結果がことのほか重要な意味を持っています。ぜひ、勝負に強い選手として成長してほしいと願っています。

さて、このグラフを作るための手順は次のとおりです。
① 表を作成する
② 表から折れ線グラフを表示する
③ グラフにタイトルをつける
④ データテーブルを作成する
⑤ 数値軸を変更する
⑤ グラフの背景にグラデーションをかける

まず、グラフを作るための表を作成します。
<記録の入力>
表題と表の項目名を入力します。そして、二人の5Kごとのぺースを入力します。ゴール欄は40K以降の2.196Kで、あとで合計タイムを計算するときに必要になります。時間データは半角コロンを使って、「時:分:秒」(たとえば「15分58秒」ならば「0:15:58」)の形式で入力します。「15:58」と入力すると「15時間58分」と認識されてしまいます。
B5セルからC13セルまでを範囲指定-右クリック-セルの書式設定-分類欄で「ユーザー定義」-種類欄で「h:mm:ss」を選択。
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    上表は、ダブルクリックして開くと見やすくなります
<合計タイムを計算>
ゴール時のタイムはすでにわかっていますが、上記の入力にミスがないかをチェックする意味で、5Kごとのタイムと最後の2.195Kのタイムを合計します。
合計タイム欄のB14セルをクリック-標準ツールバーの「∑」(オートSUM)をクリック-B5からB12を範囲指定してOK。
ラドクリフの出した世界最高記録(2:15:25)と表示されましたか。もし、違っていたら、計算をチェックしてください。C14セルは、B14セルをコピーします。そうすると、坂本の記録(2:25:29)が表示されます。

また、ここでつけた表題はグラフを作成するときにもそのまま使えます。
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by hasiru123 | 2005-12-15 22:54 | その他

マラソン・駅伝の集計にExcelを活用する(2)

  マラソン上位入賞者の集計(下)

前回に作成した表を完成させます。

<最高記録の抽出>
C14セルをクリック-「=MIN(C3:C12)」を入力してOK
    または
C14セルをクリック-挿入-関数-関数名欄から「MIN」を選択-OK-関数の「引数」タブの数値1欄でC3~C12をドラッグしてOK
    または
C14セルをクリック-ツールバーの「オートSUM」のボタン(Σの右隣にある▼ボタン)から「最小値」を選択-C3~C12をドラッグしてOK
  *MIN関数:引数で指定した範囲の中で一番小さな値を求める関数
国近友昭の「2:07:52」が表示されましたか。いろいろな方法がありますので、確かめてみてください。
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      上表は、ダブルクリックして開くと見やすくなります

<基準記録>
ここでは、日本陸連が決めたアテネ五輪選考基準の1つであるクリアすべき記録「2時間9分30秒」を入力します。

<基準記録達成>
基準記録の「2時間9分30秒」をクリアできた場合には○印をつけてみます。「=IF(条件式、真の場合、偽の場合)」という書式で条件によってセルの値を切り替えるIF関数を使って、以下のように表示します。
      小島忠幸のD3セルの場合:  =IF(C3<=C$15,"○","")
すなわち、「C9セルがC15セルの値より小さかったら、○と表示、そうでなければ空白とする」という意味になります。
また、ツールバーを使う方法もあります。
D3セルをクリック-ツールバーの「関数の挿入ボタン」-「関数の挿入」タブ-「関数の分類」一覧から「論理」を選択-「関数名」一覧から「IF」を選択してOK-「関数の引数」タブで下記の情報を入力し、OK。
      論理式:C3<=C$15
      真の場合:"○"
      偽の場合:""
  *数式の中に「○」や「 」などの文字が含まれる場合には、文字の前後
   に「"」(ダブルクォーテーション)で囲むのが原則。ただし、「関数の挿入
   ボタン」を使う場合は自動的に「"」が表示されるため、省略できる。
D3セルの数式が完成したら、D3セルをD4からD12までコピーし、基準記録をクリアしているかどうかの判定結果が表示されます。

<記録のいい順に並べ替える>
A2セルからD10セルまでを範囲指定-データ-並べ替え-「優先されるキー」で「記録」を選択し「OK」。氏名欄には優勝した国近友昭をトップに、記録順に配列されます。記録および基準記録達成状況も併せてついてきます。

<順位を表示する>
ここで、No欄は「順位」と表示を変更して、順位を表示します。
A3セルをクリック-そのセル内でポインタを右下に移動して太字の「+」から細字の「+」に変化したところで、右クリックしてそのままA10までドラッグ-右クリックを離すとウィンドウが開くので「連続データ」を選択。

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            上表は、ダブルクリックして開くと見やすくなります

これで、上位10位までの結果表が完成しました。文章での説明が多くなりましたが、実際にデータを作成してみてください。

2005年の福岡国際マラソンは、12月4日(日)に行われます。国内から国近友昭(ヱスビー食品)、2000年に日本最高記録(当時)で優勝した藤田敦史(富士通)らが出場します。藤田は故障が回復して、どのような走りを見せてくれるかが楽しみです。また、一般参加選手の中から、新星が誕生してほしいという期待もあります。
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by hasiru123 | 2005-12-03 12:45 | その他

マラソン・駅伝の集計にExcelを活用する(1)

  マラソン上位入賞者の集計(上)

今回は、Excel2003を使ってマラソン大会の結果から上位入賞者の記録を整理してみたいと思います。使用するサンプルデータは、2003年12月に行われた福岡国際マラソンです。このときは、アテネ五輪代表選考会を兼ねていて、まれにみる大接戦でした。

10位までが2時間10分を切る好タイムで、優勝は国近友昭(ヱスビー食品)の2時間7分52秒。中盤までマラソンの日本最高記録保持者高岡寿成(カネボウ)や、02年同大会2位の尾方剛(中国電力)などアテネを目指す日本人選手達がトップ集団を形成し、サバイバルレースとなります。終盤の38キロ過ぎに高岡が飛び出すと、それを追う国近と諏訪利成(日清食品)が日本人同士で激しい先頭争いを展開しました。レースはもつれ、高岡が遅れた後、トラック勝負となり、最後は国近が制してゴールイン。優勝候補の筆頭だった高岡を破った国近は、アテネへの切符を確実なものにしました。

高岡は、最後の五輪代表選考会である翌年のびわ湖毎日マラソンまで待ちましたが、代表は国近と、福岡で2位に入った諏訪、03年世界陸上の男子マラソンで5位入賞の油谷繁(中国電力)に決定しました。

さて、この大会の結果を以下の手順でまとめてみましょう。
 ①グループ平均を出す
 ②グループの最高記録を表示する
 ③基準記録を設定して、その記録をクリアしている人を抽出する(アテネ五 
  輪代表選考基準のひとつに「2時間9分30秒以内」というのがあります)
 ④記録順に並べ替える

まず、表題と表の項目名を入力します。
No、氏名、記録、基準記録達成、10位までの平均、最高記録、基準記録。次に上位10名の氏名と記録を入力します。No欄は、ナンバーカードや陸連登録No等の番号を想定していますが、ここでは1~10を連番で入れておきましょう。集計後に順位に変更します。2行目の項目は「中央揃え」ボタンでセルの中央に配置すると見やすくなります。
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              上表は、ダブルクリックして開くと見やすくなります

次に、データを入力する欄の書式を整えます。

<記録>
C3セルからC12セルまでを範囲指定-書式-セル-表示形式-分類欄で「ユーザー定義」-種類欄で「h:mm:ss」を選択
     または
C3セルからC12セルまでを範囲指定-右クリック-セルの書式設定-分類欄で「ユーザー定義」-種類欄で「h:mm:ss」を選択)
ここで「ユーザー定義」を使わずに、「時刻」-種類欄で「13:30:55」を選択する方法もあります。

<入力効率のアップさせる>
入力するセルは列が多い場合には、事前にIME制御を設定しておくと便利です。「日本語1ME(仮名漢字変換機能の自動制御)の設定」とは、設定したセルを選択すると自動的に数値を半角で入力できる状態になり、そのつど入力モードを切り替えないで済みます。
半角で入力したいNo(A列)と記録(C列)を選択-データ-入力規則-「日本語入力」
タブで「オフ(英語モード)」を選択

<10位までの平均データの作成>
C13セルをクリック-「=AVERAGE(C3:C12)」を入力してOK
     または
C13をクリック-挿入-関数-関数名欄から「AVERAGE」を選択-OK-関数の「引数」
タブの数値1欄でC3~C12をドラッグしてOK
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             上表は、ダブルクリックして開くと見やすくなります
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by hasiru123 | 2005-11-27 07:15 | その他

スポーツウエアにみる素材の変遷

私の所属しているランニングクラブ「若葉グリーンメイト」では、9月に新しい競技用のユニフォームができました(下の写真)。早いもので、これで5代目となります。今回はミズノ製で、ロゴの企画からデザイン、価格交渉に至るまで、コーチのKさんのお世話になりました。大変斬新なデザインで、チームのメンバーからも好評です。ちなみに、このデザインの基本は実業団チームのミズノも採用しているものです。
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これまで着用してきたユニフォームを箪笥から引っ張り出して、改めて比較してみると、クラブの歴史とともにランニングギアの歴史を感じさせます。それぞれのユニフォームには、汗とともに一人ひとりの思い出や記録が詰まっているからです。

下の写真上部(赤色)は84年-86年に、下部(緑色)は87年-89年に使用していたもので、いずれも綿100%です。ゼッケン(現在はナンバーカードという)の重みで、胸の左右が伸びているのがお分かりかと思います。若葉グリーンメイトの名前にふさわしく「赤」から「緑」に変更しています。製造元はニシ・スポーツです。
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下の写真は90年から97年まで使用していて、このときから素材がポリエステル100%になりました。綿100%と違って、たくさんの汗をかいてもシャツが重たくならす、冷えにくいのが特徴です。また、カラーが目立つことから駅伝などで、チームメイトを見つけやすく、応援がしやすいと好評でした。アシックス製です。
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次の写真は98年から05年8月まで使用していたものです。同じポリエステル100%ですが、さらに薄くて軽くなり、夏場のレースでも快適に走れるようになりました。その反対に、冬場のレースでは寒いというデメリットも併せ持っています。WGMのロゴが黄色のため、目立たないのが少し残念です。これもアシックス製です。
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今回新調したユニフォームの素材は、ポリエステル100%の「フィールドセンサー」と「テクノファイン」(ミズノのカタログによる)です。速乾性に優れ、しわになりにくいという、これまでのポリエステルにはない新しい機能が付加されました。これも夏向きといえます。今後のレースにおいて、新しいユニフォームで当クラブの存在を大いにアピールしていただきたいと思います。

すでに「若葉グリーンメイト」のホームページには、会員が書いた「WGMユニフォーム物語」という記事がありますので、こちらもごらんください。

*******************************

参考までに、上記にあげた素材について簡単な説明を付記しておきます。

1)フィールドセンサーとは
「フィールドセンサー」は、汗によるべとつき、まつわりなどを感じさせず、爽快な肌触りと着心地を実現した高機能スポーツウェア向きの素材である。水の移動を科学的に解析し、その原理(毛細管現象)を編地に応用することで汗の吸収、移動、拡散、蒸散を実現した、常に快適な着心地を提供する。また、脱水後すぐに乾き、シワになにくいという特徴を持っていて、ランニングウエアのほかゴルフウェア、アスレチックウェアなどにも使用されている。

2)テクノファインとは
特殊なW型断面構造により、優れた吸水、速乾効果を発揮する。軽量性にもすぐれ、動きやすく、軽快な特徴を持つ。

3)ポリエステルの特性
・強度・磨耗に非常に強い
・弾性力があり、ハリ、コシがある
・比熱、熱伝導率が小さい
・繊維自体の抵抗力が強い
・耐熱性が高い
・吸湿性が低い
・静電気を帯びやすい
・毛玉ができやすい
・染めにくい

4)綿とは
わた属の種子の表皮細胞が成長した繊維で、断面は中空のある扁平な形で、側面にはねじれ(天然撚り)があるため、柔軟性、弾力性があり、糸に紡ぎやすい。綿繊維は吸湿性に優れるが、表面は水をはじく性質がある。湿潤時は乾燥時よりやや強度が大となり、熱やアルカリに強いが、綿製品はしわになりやすく、乾きにくい。

(以上、東レ、ワコール、クラレなどのホームページを参考にさせていただきました)
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by hasiru123 | 2005-10-16 19:22 | その他

自閉症とマラソン

c0051032_14363984.jpg  マラソン말아톤








「雨がざあざあ降っています」
「一緒に生きていこうね」
「チョウォンの脚は?」
「100万ドルの脚」
「僕は出来る!」
「私の息子はサイコー」

母と息子の会話が交わされるシーン。母親の言葉をオウム返しのように返事をし、そして覚えることの繰り返しで対応している。

先天性で、特異な行動がなかなか理解されない「自閉症」という障害に、ストレートの速球勝負で挑んだのが『マラソン』だ。実話をもとにした韓国映画で、自閉症を抱えた20歳の青年・チョウォンと母親のキョンスクとの深い絆を中心に、障害の問題に直面した一家が葛藤を乗り越えていく姿を描いている。

「私の夢は、チョウォンが自分より一日だけ早く死ぬこと。そのためには100歳まで生きないとね」とは、息子から目が離せない母親のせりふ。チョウォンが生きている間は、自分以外にだれが世話をするのかという気持ちと、世話から開放される日は来るのかという絶望感の、両方の意味がこめられているように思う。自閉症は目に見えない障害だから、周りの人にもいろいろ迷惑をかけたり誤解されたりして、キョンスクの労苦は想像を絶するものがある。

キョンスクは息子が走っている間だけは、楽しそうにしていることに気づく。ハーフマラソンではなんと3位に入賞。フルマラソンに挑戦させたいと考えたキョンスクは、元ボストンマラソン金メダリスト(イ・ギヨン)に指導を頼む。しかし、熱心な母の姿を見て彼は言う。「自分の意思を言えない子はケガをする。チョウォンにマラソンをさせるのは、母親の“エゴ”ではないのか」と。

母親は、チョウォンがまだ子どものころに動物園で彼の手を離してしまった。チョウォンは迷子になって大変だった。本当はあの時、母親はチョウォンを捨てたのではないか。どうしても育てる自信がなくて・・・。それから母親はチョウォンにべったりの生活になってしまう。なかなかチョウォンの手を離せなくなってしまった。そのためにチョウォンの父親や弟ともうまくやっていけなくなる。

フルマラソンのスタートラインに立つまでには、立ち止まったり、歩いたりの紆余曲折があり、本番のレースでもダウンするシーンも。しかし、チョウォンはみごと完走。ゴール後のメラの前では、これまで人前では見せることができなかった笑顔がこぼれる。キョンスクは、スタートするときにチョウォンの手を離して本当に良かった・・・。

マラソンを走ることで、少しだけ身も心も軽くなり、少しだけ成長もするという話だ。私は、知的障害を抱える青年が出場したマラソンレースを何度かサポートさせてもらったことがある。完走を体験することによって少しだけ自信をつけたかな、と実感できたときはわがことのように喜んだことを覚えている。この次は、「手を離して」(サポートなしに)完走できることを楽しみにしている。そんなことを思い出しながらスクリーンに見入っていた。ピアノのテーマ音楽も俊逸だった。
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by hasiru123 | 2005-09-17 14:48 | その他