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第12回奥むさし駅伝大会

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今は、二十四節気の大寒。そして、二十四節気を5日ずつに分けた七十二候では水沢腹堅にあたる。 沢に氷が厚く張りつめる季節を言う。

昨日、坂戸陸協は飯能市で開催された奥むさし駅伝に参加した。東飯能駅前のスタート時の気温は3度。例年にない暖かさだった。風も穏やかで、絶好の気象コンディションである。わがチームは、3度目の出場である。
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オーダーは一部を入れ替えたが、メンバーは昨年と同じである。結果は、昨年よりも2分近くタイムを落としての61位だった。3区と5区は昨年の記録を下回ったが、6区は約1分短縮した。今年は埼玉県駅伝の日程変更により、奥むさし駅伝の1週間後に行われることになったため、埼玉県駅伝の調整という位置づけで臨んだ。したがって、今回の結果に一喜一憂することなく、来週に向けてうまく修正し、調子を上げてもらえばうれしい。
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なお、休日の中をサポートにあたってくださった役員の皆様には感謝を申し上げます。


(写真上)東飯能駅前で行われた開会式の様子
(写真中)スタート
(写真下)坂戸陸協のゴール
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by hasiru123 | 2014-01-27 07:12 | 駅伝

箱根駅伝のビリーフ

カウンセリング心理学の泰斗である国分康孝さんの書いた「自己発見の心理学」(講談社現代新書)によると、悩みが深くなるのは、その悩みに対して正しく考えていないからだという。

カウンセリング心理学に「論理療法」というのがある。そこでは、人生哲学の核心をなすのは「ビリーフ」だと考える。ある事象Aそのものが苦悩Cを生むわけではなく、その事象を解釈するビリーフBが苦悩の原因になるのだ、と。私は、次のように理解した。

イ 事象A「自分にトラックのスピードがない」 → 苦悩C「自分は長距離選手として失格である」
ロ 事象A「自分にトラックのスピードがない」 → B「スピードがない選手は長距離選手として失格である」 → 苦悩C「自分は長距離選手として失格である」

私たちは日常的にイのようなプロセスの考え方を刷り込まれて生きているように思う。ロのBにあるようなビリーフは意識されずに心の中に潜んでいるために、気がつかない。そこで、それをあえて意識化して、ロのBを「スピードがあるにこしたことはないが、長距離選手としての実力を測るのはスピードだけではない」という、より現実的で前向きなビリーフに修正してみてはどうだろうか。その選手はあまりスピードがないということだけで、短絡的に自分は長距離選手として失格だと思いこむことはなくなるはずだ。

駅伝を占うときにいつも参考にするのは、選手の過去1年間のトラックやロードレースの実績である。具体的には、5000mで13分台、1万mで28分以内、ハーフマラソン63分以内の選手がそれぞれ何名いるかである。5000mと1万mではスピード力を、ハーフマラソンでは持久力を見る。選手個人の性格や練習内容、調整具合などを知る立場にないので、予測の方程式にそれらのデータを代入して済ませてしまう。

第90回箱根駅伝。近年になくトラックのスピードランナーが集結した。というのは、すべての大学に1万m28分台の記録を持った選手がいて、5000m13分台が42名、1万mで28分以内が66名もいるからである。チーム別にみると、最もスピードドランナーが多い明治大は5000m13分台が10名、1万m28分台が6名で、優勝候補の筆頭に挙げられていた駒沢大はそれぞれ5名、6名、早稲田大には学生屈指のスピードを誇る大迫傑がいて、・・・といった具合である。このような素晴らしい実績を持った選手たちを中心に編成されたチームはさぞかし、強いことだろう。まさに、夢の競演である。

しかし、今年の箱根駅伝を見て、この発想がいかに脆弱であるかを思い知らされた。単純に、トラックの実績に補助線を引いただけでは戦況を読むことができなかったからである。平均で約21.7キロメートルある各区間の距離に対応できなかったスピードランナーが少なからずいたことや、想定された位置(順位)でタスキをもらえなかったときに、浮足立つことなく力を発揮できる選手とそうでない選手がいたことだ。ここで大切なのは、長距離選手の心のビリーフである。

総合優勝した東洋大は、設楽兄弟をはじめとするエースが揃っていたことに加えて、背中を押してくれたビリーフがあった。その名は「勇気」。駒沢大を引き離したあとも、選手たちは守りに入ることなく、積極果敢に前半からハイペースを刻んだ。これまでの優勝チームのセオリーにはなかった戦法である。

選手たちには、事象を解釈するビリーフBがたくさんあって、その集合がレースの結果を決める。そのビリーフは監督にもわからない。
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by hasiru123 | 2014-01-03 23:21 | 駅伝

大会に照準を合わせること

10月上旬にあるはがきが届いた。9月15日の台風15号が日本列島を襲い、西日本地方に大きな水害をもたらした。その被害を伝える報道を見聞きしたとき、「もしかしたら・・・」と一抹の不安が脳裏をよぎったが、すぐにその思いを打ち消した。

そのはがきとは、11月23日に開催予定だった福知山マラソン大会の中止を伝える案内だった。春先から、今年のマラソン出場は11月23日の大田原マラソンと決めていたが、今回は昨年よりも締切が早まって、2年続けて手続きに失敗してしまった。幸いにして、開催期日が同日の福知山がまだ受けつけていたので、すぐにそちらに切り替えて、走る準備を進めてきた。ところが、福知山市内のマラソンコース沿道が大雨と川の氾濫により多大の被害を受け、実施することができなくなったというのである。不安が本当のことになってしまったことは、何とも残念という他ない。早期に復旧作業が進展することをお祈りしたい。

私の方は、もう一度ネジを巻き直せば済むことなので、今は来年3月前後の大会に照準を合わせて計画を立てようと考えている。

一方、来年の正月に照準を合わせて日夜奮闘している人たちがいる。箱根駅伝の出場を目指す選手たちだ。昨日は、「第90回東京箱根間往復大学駅伝競走」の予選会が東京都立川市で開かれた。今年は90回記念会とあって、予選会から日本テレビで生中継され、同日の午後には同系列の衛星放送でも再放送されて、じっくり観戦することができた。箱根駅伝を秋と正月の2度見られるようなもので、駅伝ファンとしてはうれしいことである。

今年は、予選会から例年より3チーム多い13校を選出し、今年の本大会でシード権を獲得している10校と合わせ、計23校が来年1月の本大会に出場できるようになった。また、今回は関東インカレの成績などをタイムに換算して合計タイムから差し引く「インカレポイント」制度は採用せず、関東学連選抜チームも編成しない。

予選会とはいえ、出場した44校から13校が決まる競争はかなりの狭き門である。手に汗を握る熱戦という点では、本大会さながらであるところが面白い。予選会では各選手が20キロを走り、各校上位10人の合計タイムで争う。個人戦とも駅伝とも違う複雑な戦い方が求められよう。おしなべて、力のある選手ほどリスクを犯さずに、力の及ばない選手は少しでも前へ押し上げようとする。そして、上位チームほど想定した圏内で確実にゴールできるようにとするリスク回避の戦術が目立つ。チームごとに集団を形成して走る姿が多いのは、そのためだろう。

来年も、今年の日体大のように予選会から立ち上がったチームが優勝をさらうような下克上が見られるかもしれない。箱根駅伝の興味は尽きることがない。
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by hasiru123 | 2013-10-20 21:07 | 駅伝

2013年奥むさし駅伝

1月27日(日)に行われた第11回奥むさし駅伝競走大会に、坂戸市陸上競技協会Aが出場した。昨年に続く2度目の参加である。結果は以下のとおり。
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総合 2.16.33 61位 (一般の出場チーム数 151)
1区 33.16 44位
2区 20.05 64位
3区 16.55 84位
4区 16.10 52位
5区 17.07 44位
6区 33.00 70位

5名は埼玉県駅伝と同じメンバーで臨んだが、1名は入れ替わった。昨年よりも順位で6つ、時間で1分44秒遅れた。スタート直前からの強風で、前半は向かい風の中でのレースとなった。そんな中で、1区のSさんは手元の時計によると5キロの通過タイムが15分48秒だったそうだ。また、Hさんは自身の昨年の同区間の記録を4秒短縮した。初出場のMさんは、得意の下りでいい走りを見せてくれた。2区のSさんは、昨年故障に泣いたが復調の兆しが見えてきた。アンカーのTさんは風邪で悩まされましたが、うまくまとめてくれた。
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全体としては、来シーズンの飛躍を期待できる内容だったと思う。選手の皆さん、寒い中をお疲れ様でした。そして、サポートにあったていただいた皆様に御礼を申し上げます。
結果の詳細は、下記のサイトで見ることができる。

→ http://www.city.hanno.saitama.jp/cmsfiles/contents/0000000/959/11itsupan.pdf

■2013年1月27日午前9時 スタート地点の気象コンディション 
晴れ 気温2.5度 西の風5.9m 湿度31%(注)

(注)大会本部が発表したスタート時の気温は、近隣の気象データと比較して誤りであると判断し、代わりに秩父市のデータを記載した。昨年も同様の誤りが見られた。この時期の飯能市の気温が、気象庁発表の所沢市や川越市の気温より数度も高いという現象は考えにくい。

(写真上)スタート
(写真下)ゴールする坂戸陸協A
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by hasiru123 | 2013-01-29 20:44 | 駅伝

坂戸陸協入賞! -2013年埼玉県駅伝-

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第80回埼玉県駅伝は1月20日(日)に開催され、坂戸市陸上競技協会は10年連続で10回目の出場だった(市町村男子の部)。さいたま新都心駅前を出発点、熊谷スポーツ公園をゴールとする42.195キロの新コースである。2時間30分16秒で5年ぶり2度目の10位入賞を果たすことができた。オーダーは以下のとおり。
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1区鈴木浩也 2区廣田典之 3区鈴木寿章 4区森山聖也 5区菅野駿之介 6区高橋輝行。
80回大会、10回目の出場という節目の大会で入賞に手が届き、望外の喜びである。熾烈な10位争いを制したことは、大きな自信となるだろう。今後は、10位以内を指定席とできるようになれば、さらに上が見えてくると思う。

私は出発点のさいたま新都心駅前で1区の選手に付いたが、県道164号線の上下車線を開放してスタートするシーンはとても勇壮だった。東日本実業団女子駅伝大会で使われたコースとほぼ同じものである。旧中山道という主要道路を走らせてもらえることは選手冥利に尽きるといっていいだろう。

今大会で神経を使った点は二つある。一つは、コースが全く変わったことで車での移動方法や選手更衣所の使い方を一から検討し直さなければならなかったことである。二つ目は、出発時間が8時30分でこれまでよりも1時間45分早まったことから、早朝からの集合となったことだった。事前の情報収集がしっかりできていたため、各中継所の駐車場や更衣所の確保はスムーズにできた。なんの混乱もなかったことにホッとしている。

気をもんだ点も二つあった。6区で繰り上げ出発となったため、ゴール後の順位がなかなか確定しなかったことである。競技場のアナウンスでは、最初12位と発表されたそうで、私の携帯に入った第1報は「12位らしい」ということだった。「今年も入賞を逃がしたか」という残念な気持ちはあったが、決して落胆するようなことはなかった。というのは、今回臨んだメンバーは若く、伸びる余地を十分に残していたからだ。個々の選手があと何秒か短縮すれば到達することが可能で、今後の1年間にやることが見えてきた。咄嗟にそう考えた。

もう一つは、最長区間(11.9km)の3区にエントリーしていた選手が膝の故障のため、急遽補欠を充てることになった。同区を含めて二つの区間変更を行なったが、各選手とも確実に役目を果たしてくれた。補欠選手のレベルアップも今回の入賞の原動力であった。結果として、これらが杞憂に終わったことは二重の意味で喜びである。
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また、高橋さんが高校時代を含めて10回出場したことで、功労者表彰を受けた。おめでとうございます。出場した選手をはじめ、控えに回っていただいた選手の皆さん、そしてご支援を賜った19名の役員の皆様に対し、厚く御礼を申し上げたい。なお、結果の詳細は、1月21日の読売新聞朝刊の埼玉版か後日公表される埼玉県駅伝のホームページをご覧いただければありがたい。


(写真上)さいたま新都心駅前をスタートする選手たち
(写真中)レース後の懇親会で
(写真下)選手と役員
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by hasiru123 | 2013-01-20 23:04 | 駅伝

スピードよりも粘りの箱根駅伝

今年の箱根駅伝は、昨年にも増して面白い展開となった。スピードランナーを揃えた学校がどこまで力を発揮できるか、誰が5区の山登りを制するのか、今年も5区を制した大学が優勝するのか、さらに埼玉県内の高校出身者が多数参加することについてなど、戦前の興味はつきなかった。

それにしても往路は折からの強風で、どの区間も大変だったと思う。特に5区ではコースが上るにしたがって気温が急降下し、城西大と中大の2人の選手が低体温と脱水症で棄権するというアクシデントが起きた。中大は2区の終盤でも脱水症状の影響かと思えるブレーキがあった。また、明大も9区で脱水症状のため失速し、3位から6位に順位を落とすアクシデントがあった。

そんな中で、5区で優勝候補の早大と東洋大を2分以上離す健闘を見せた日体大の服部翔大の快走は見応えがあった。その勢いは復路にも影響して、東洋大との差を4分54秒離して、結果として日体大の独走を許してしまった。

レースを振り返ってみると、エースと言われた選手が苦しむ中、悪天候下でも力を発揮できる粘り強い選手の活躍が光った。5000mや10000mの平均タイムでは20チームのうち6番目に過ぎない日体大が優勝したのに対し、最速チームの駒大が往路が9位と出遅れたことから、復路での好走をもってしても日体大に届かなかったことがそのことを裏付けている。

今年も、5区を制したチームが総合優勝を果たした。5区が現在の距離(23.4k)に伸びた2006年以降の8回のうち5回について、5区を制したチームが優勝している。復路の最長区間である9区は、8回中3回しか優勝していない。今や、最も優勝の鍵を握っている区間は5区といえるだろう。各大学は、今以上に5区のスペシャリストの養成に力を注ぐだろうし、往路により強力な選手を配置する戦略をとってくるだろう。

埼玉県内の高校出身者は15名が走っていたが、その活躍ぶりも素晴らしかった(注)。1都道府県からの参加者数としては、兵庫県と並ぶ最大である。埼玉県を練習の拠点にしている箱根駅伝出場大学が3校あったことも影響しているかもしれない。さらに、埼玉県の長距離・駅伝が盛んになることを期待したい。


(注) 「箱根駅伝公式ガイドブック」(講談社)と「箱根駅伝公式webサイト」を参考にカウントした。
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by hasiru123 | 2013-01-06 23:57 | 駅伝

来年の箱根駅伝は  −−私の予想−−

「テレビと最も親和性が高いのはオリンピックである」と言ったのは鳥越俊太郎氏だ(12月30日放映のTBS「サンデーモーニング年末SP」で)。オリンピックを生で見られる人は世界中の観戦者のうちでほんのひと握りに過ぎない。感動を伝える媒体の圧倒的な部分をテレビが占めていると言っていいだろう。同様の意味で、「テレビと親和性が高いスポーツは何か」と問われれば、私は「マラソンと駅伝である」と答える。

マラソンや駅伝は現地で観戦すると、選手を長時間、継続して見ることができない。ただし、ロンドン五輪のマラソンのような周回コースであれば、観戦ポイントを変えながら何度か応援することはできるかもしれないが。

2年前に、箱根駅伝の1区を和田倉門前(東京都千代田区)で応援したときのことだ。選手の姿が視界に入った時間は、わずか2秒あまりだった。連続シャッターでおさめた写真は3枚である。この日は撮影が目的だったからこれで十分ではあったが、「観戦を楽しむ」という点からはあまりに短すぎる時間である。競技の全体性と連続性から切り離された一断面を見せられたに等しい。このときほど駅伝観戦は「テレビが一番」と思ったことはない。その箱根駅伝の火蓋が、間もなく切られる。

駅伝最大の関事は、いろいろな場面を想像しながら結果を予想することだ。距離が長くて区間が多いほど、そしてコースが変化に富んでいるほど予想は難しく、また面白い。果たして、来年の箱根駅伝はどんなレースになるだろうか。

一駅伝ファンに過ぎない私には、チームや選手のコンディションを知る直接的な情報は一切ない。あるのは、マスコミを通しての2次的、3次的情報だけである。「調子を上げてきている」とか「故障で別メニューをこなしている」などという情報は、ずべてマスコミによるものだ。したがって、それらの噂をもとに予想することにはさほど興味を感じない。

私がいつもやる方法は極めてシンプルだ。今シーズンの10000mのベスト記録で、28分台の選手が何人いるか、またその数が同じ場合には同様に5000mが13分台の選手が何人いるか、で予想を立てている。10000mを基準にするのは、スピードと持久力の総合的な結果が反映されていると考えるからだ。箱根の各区間の距離からすると、ハーフマラソンや20kmの記録が一番近似するのだが、ロードレースの場合にはコースや気象条件などが記録に及ぼす影響が大きいため使わない。

このやり方では、10000mで28分台を8名擁する駒大がトップで、同6名の明大と早大が並ぶ。この両校では、5000mで13分台が8名いる明大が5000mで13分台が4名の早大より上位にくると予想した。昨年優勝した東洋大は4位、そして順大、日体大と続くことになる。

一方、12月28日発表されたオーダー表をもとに、各区間にエントリーされた10名の記録を合算して比較するとなお精度が高まるのではないかとも考えられる。しかし、有力選手が当日朝に変更可能な補欠に回ったり、補欠の有力選手が体調不良で出場できないケースもあったりすることもあるから、予測に耐えられる想定とは言い難い。

昨年の10000mのベストタイムから予測した今年の順位は、1位早大、2位駒大、3位東洋大だった。実際は、東洋大が2位の駒大を8分15秒も離して圧勝した。しかも、10時間51分36秒というとてつもない新記録だった。例え10000mの記録が一番近似する指標だとしても、この予想方法はあてにならないことを実証したようなものだった。ここでは、数字から割り出した予想と現実とのギャップを知ることも、駅伝の面白さの一つだということを言い訳にしておく。
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by hasiru123 | 2012-12-30 23:25 | 駅伝

箱根駅伝 地方大学の活性化にも貢献を

田中真紀子文部科学大臣が大学設置・学校法人審議会の答申を覆し、3大学の来春開学を「不認可」とした問題は、文科相が撤回したことで、一応は収束した。この問題の発端は、文科相は「大学の数が多すぎ、教育の質が落ちている」ことを指摘し、幅広い分野の有識者で検討会議をつくり、審議会の大学設置可否の審査方法や基準を見直したいということだった。

ことの是非はさておき、教育の質の強化や人気の確保をめぐって大学間の競争は熾烈になっている。確かに、消費者である学生にとっては、ある意味ではありがたいことだ。大学は大いに競争して、将来に役立つ教育を提供してほしいと思う。しかし、大学や教育に携わる者の努力だけではどうにもならない問題も多く存在する。たとえば、地域間の格差である。

東京をはじめとする首都圏には多くの企業が集まり、それに伴って大学も首都圏や大都市部に集中する傾向がある。就職への利便性を考えると当然の結果かもしれない。

地方を活性化するのは、対処療法や都市機能の一部移転などでは到底実現することは難しいだろう。だからといって手をこまねいていていいということにはならない。関係者が努力することで解決が図られそうなことから手をつけたい。

企業や大学の一極集中に輪をかけて進んでいるのが、大学における男子長距離選手の首都圏集中だ。今年行われた全国大学駅伝に出場した関東の12校は、1位から12位までを独占し、地方大学が入り込む隙を見せなかった。これほどの集中は、女子では見られず、高校の男女にも見られない。

正月に行われる箱根駅伝の人気の高まりが影響していることは間違いない。首都圏の大学に入った長距離選手は、そこで頑張ってチームが予選会を突破できれば箱根駅伝に出ることができる。しかし、地方の大学ではいくら力を持った選手が集まっったとしても箱根を走ることはできない。そもそも、競技の環境が地方と首都圏で大きく異なるのだ。

箱根は、実力と伝統、そして人気において日本の大学駅伝の代表格ともいえる。駅伝ファンのみならず、今や国民的関心事となり、全国の視聴者を釘付けにする箱根駅伝は、地方からも参戦できる道を作って、地方を盛り上げる使命があるのではないだろうか。ある意味では、全日本と箱根とのねじれ現象と言えるかもしれないが、この際はそれぞれのプライドや歴史にこだわらないで、検討する時期に来ているように思う。

過日行われた若葉グリーンメイトの忘年会の席上で、顧問でいらっしゃる靑葉昌幸さん(関東学連会長)は、「かつては重松森男さん(福岡大)や高岡寿成さん(龍谷大)のような世界的なランナーが地方から輩出した。もっと、地方の大学は頑張って」とエールを送られていた。

地方の大学がもっと元気になれるよう、箱根駅伝が後押しできるといいのだが。
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by hasiru123 | 2012-12-03 19:21 | 駅伝

12年奥むさし駅伝報告

1月29日(日)は、奥むさし駅伝で監督を務めさせていただいた。長時間冷たい風を受けていたためだろうか、恥ずかしながら10年ぶりに風邪をひいてしまった。以後、1週間練習から遠ざかっている。それはさておき、その報告をさせたいただく。

坂戸陸協は初めて奥むさし駅伝に出場した。出場については申し込み間際に決まったため、あわただしい中での準備だった。「災い転じて福となす」ではないが、2区と3区には埼玉県駅伝とは異なるフレッシュなメンバーで臨み、新風を吹き込んでくれた。
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1区は最長距離(9.9キロ)で、例年レベルの高い戦いが繰り広げられる区間である。63位と好位置で2区へタスキをつなげた。2区以降は徐々に順位を上げ、最終的には2時間14分49秒の55位でゴールした(一般の出場チーム数は151)。余談ではあるが、ロンドン五輪男子マラソン代表候補の川内優輝をアンカーに擁した埼玉県庁チームには勝たせてもらった。
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選手は低温と強い北風に悩まされたが、想定どおりのタイムで走りきることができた。この順位は前から3分の1くらいにあたるが、先頭から17分以内でのゴールは健闘に値する。前半は概ね向かい風、後半は追い風で、終始風を利用しながらうまくレースを展開した。

埼玉県駅伝とは2週の間があって、身体コンディションの維持には気を使うところであるが、両大会にエントリーすることにはメリットが多いことがわかった。距離が近似していて、区間数が同じである。そして、オーダーの組み方次第では埼玉県駅伝で補欠に回った選手が奥むさし駅伝を走るということも可能になる。チーム内で選手の競争が生まれたときにはむしろ望ましいことで、モチベーションを高める効果も期待できそうだ。

これで、今シーズンの坂戸陸協としての駅伝出場は終了した。そこで、来年度の課題について考えてみたい。
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来年度の最大の目標は、埼玉県駅伝で10位以内に入賞することである。そのためには、各選手の一段の走力アップとチーム内の競合が必要だと考える。今年は10位の朝霞陸協までわずか21秒届かなかった。昨年の箱根駅伝で惜敗した東洋大の柏原選手のフレーズを借りれば、各区間で1人平均4秒短縮すれば追い越せる記録だ。

昨年から毎月1回のトラック練習会を行ってきたが、選手の都合などもあってなかなか集まりにくかった。今年は新しいメンバーも含めて、またコーチングスタッフをさらに充実させて取り組んでいくつもりなので、積極的な参加を期待したい。

最後になりましたが、寒風の中をサポートにあたって下さった役員の皆様に厚く御礼を申し上げます。


(写真上)開会式での選手宣誓(東飯能駅前)
(写真中)スタート直後
(写真下)坂戸陸協のゴール
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by hasiru123 | 2012-02-05 21:57 | 駅伝

第79回埼玉県駅伝大会に参加して

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坂戸陸協は、9年連続で9回目の出場である。2時間21分38秒で11位(市町村男子の部)だった。この記録は2006年に次ぐもので、前回の15位から大きく順位を上げることができた。目標は「タスキを確実につなぎ、2008年の記録(2時間23分12秒)の更新と入賞ラインに近づける!」だったので、これもクリアできた。

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各チームともエースを投入する最長区間の1区(11.3キロ)を12位で走り、いい流れに乗ることができた。3区で11位に上がると以降は後続に抜かれることなく、そのままゴールした。さらに、今回初めてタスキがアンカーまでつながった。「男子先頭より、15分経過した場合は、繰り上げ出発とする」というのが本大会のルールであるが、各中継所とも余裕をもって通過した。選手の皆さんの頑張りをたたえたい。

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レースを振り返ってみて、大きく進化したなと感じた点が2つある。1つは、レースの結果以前に、盤石の態勢でスタートを切れたことである。昨年5区を走ったS選手には控えに回り、直前までスタンバイして、非常事態に備えていただいた。駅伝では何が起こるかわからないのが常である。選手が安心してレースに集中できる環境を作れたことは心強かった。

2つ目は、前回に引き続き、選手の若返りを図ることができたことである。これまではオールWGMの布陣で臨んできたが、今年はWGM以外から選手を迎えた。これからも、積極的に外部から選手を招いて、選手のモチベーションを上げることに努めていきたい。

最後に、今年も多数の役員による支援をいただいた。選手1名に対して平均2.8名の役員があたるという厚い支援体制は、どこの陸協チームにもないと自負している。この場を借りて、お礼を申し上げます。

今年は何とか10位がすぐ見えるところで競うことができた。来年は80回大会で、坂戸陸協も10回目の出場となり、節目の年となる。何としてでも、2度目の入賞を目指して、もう一つ上を行きたいと考えている。


(写真上)開会式での選手宣誓
(写真中)1区のスタートから150メートル地点
(写真下)一般男子2区の先頭グループ(新電元工業とボッシュ)
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by hasiru123 | 2012-01-17 20:58 | 駅伝