夏季合宿に向けて

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今年の若葉グリーンメイト(WGM)の夏季合宿は、7月2日(土)と3日(日)にわたって実施されます。久しぶりに福島県白河市へ場所を移して行います。

今回の練習メニューで予定されている30キロ走は、若葉グリーンメイトのKコーチによれば、瀬古利彦さん(現在SB食品監督)をして「このコースはキツイ」と言わしめたコースだそうです。私も、一度走ったことがありますが、なかなかのコースで、まさに夏の青梅マラソンという印象を抱いた記憶があります。この夏に富士登山競走に臨む方はもちろんのこと、フルマラソンのレベルアップを目指す方にも格好のトレーニングコースになると思います。

新聞の週間天気予報では、東北地方のこのころは曇り時々雨と予想されていました。しかしながら、週間天気予報は周期がずれると反対に猛暑ということも考えられます。したがって、当合宿に参加されるみなさんは、「雨対策」と「暑さ対策」の両方の準備をお願いいたします。

「雨対策」というのは、少なくとも3回以上の練習が予定されていることから、十分な着替えとランニングシューズの代替を用意するということです。汚れたウエアを練習後に洗濯しても、次の練習までに乾かなかったり、シューズがたっぷり水を吸い込んでしまったり、ということが予想されるからです。

「暑さ対策」には、日除けのためにつばの広い帽子を用意してください。また、日焼け止めとしてメンタムなどを携行すると安心です。合宿までに、十分な睡眠と栄養のバランスにも気をつけてください。

くれぐれも、故障したり、体調を崩したりということのないよう、十分なコンディショニングに努めてください。せっかく遠方まで遠征して走るのですから、ぜひ成果を持ち帰って来てほしいと思います。そして、来るべき、秋以降のロードレースシーズンに向けてのステップになることを期待しています。

 (注)上記の写真は、当合宿と関係がありません。
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by hasiru123 | 2005-06-30 00:13 | 練習

はるかなる東洋医学へ
本多 勝一 / 朝日新聞社
ISBN : 4022570415
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本書との出会いは、1996年に小ブログのオーサーが足底筋膜炎を患ったときに鍼灸治療を受けたことにはじまる。そのとき何軒かの整形外科に通院していたが、一向回復の兆しが見えないことから、ある走友から紹介されたスポーツ治療室の門をたたき、手もみマッサージと針治療を開始したときに出版され、飛びつくように読んだ記憶が鮮明に残っている。それから8年後、今度は開張足起因の外反母趾に悩まされているときに、今度はその文庫版が出たのを機に改めて読み直してみた。

<はるかなる東洋医学へ>という「ほとんど底なしの広大な世界」に挑んだ理由について、著者の本多勝一さんはこう述べている。

 西洋医学」ともいわれる現代医学への疑問からはじまる東洋医学への関心である。同時にそれは、オカルト的な一部の手品医療への批判も含まざるをえなくなるだろう。

本多さんは、かつて実力のない藪医者にひどい目に逢わされたという体験の次元を超えて、「なにか根本的な世界観・人間観ともいうべきところで現代医療に疑問を覚え」、「生活習慣病や慢性病とか、ごく普通の平凡な病気や不健康への対し方に」ついて特に強い不信を擁いている。

西洋医学は、抗生物質などでかぜを力ずくで抑え込もうとする。「抑えこむ」結果、副作用がつきまとう。それに対して東洋医学は、逆に体内から退散ねがって追い出そうとする。「副作用」がないばかりか「副産物」がある(本多さんの事例でいえば、細絡(さいらく)による湿疹状態を西洋医学の皮膚科の医者はことごとく「静脈瘤」と診断してダイアコート(副腎皮質ホルモン系)による対処療法で「抑えこんで」きたが、何度も再発する。東洋医学のS先生に見てもらい、病気の根源であるである心臓や左足痛への治療をうけるうちに「副産物」として、湿疹状のかゆい部分が消え、再発しなくなった)。

問題は医者の倫理であって、西洋も東洋もないのだが、ここにこそ西洋医学と東洋医学の発想の違いが象徴的に現れていると本多さんは指摘する。「目に見えない(表面に現れない)治療効果をも重視」し、「病んでいる部分の根底にある本当の原因、いわば根源にあたるものを改善すれば、表面の病を生み出している型(パターン)が変わり、結果として病も消え、再発しなくなる」というのが、東洋医学の特徴であると。

東洋医学の治療が効果をあげるためには、患者側にも「生活を変える」覚悟を求めている。「あそこに名医がいる」「それ行け」といった発想が東洋医学でではすでに問題なのであり、何も考えずに、自分のからだを故障した自動車ていどに見て、自動車修理工場にまかせるような気分で医者(西洋であれ東洋であれ)をたずね、まかせっきりで、“部品交換“では「人間の治療」は存在しない。

本多さんは、西洋医学についてまったくだめだといっているのではない。「東洋医学を基本において西洋医学との協調(要するに西洋医学は救急医療)である」「西洋医学も真に良心的部分はむしろ東洋医学的考え方と通じるようになりつつある」とも述べている。もともと西洋医学は、伝染病の病原体発見や解剖からスタートしたという歴史的な経緯から、救急医療、ガンの切除などには大いに役立つ。一方、なぜ、ガンになったか、どうしたらそうならずにすむかという、「奥の原因」は依然として西洋医学だけでは解決できない、と警鐘を鳴らす。

『はるかなる東洋医学へ』を読みながら、本多さんと同じことを考えている(本多さんのいう西洋医学を学んだ)小児科医がいたことを思い出した。文筆家でもあった松田道雄さんが書いた一文である。

 かぜらしかったら、医者にかかるべきでないというのが持論である。ウィルスがかぜの原因だが、医者にみてもらったところで、どのウィルスがいるのか、わかるものではない。ウィルスとわかっても、きく薬はない。熱があったら解熱剤をくれるか、注射をするかだろうが、熱をむりにさげると、自然に治っていく様子がわからなくなる。それに医者の待合室には、いろいろの細菌やウィルスの所有者があるまるので、追加感染の危険がある。
 かぜのウィルスとからだとの戦争がおこっているのだから、なるべく地の利をつかわないといけない。それには、野球と同じに、自分のホームグラウンドで迎えうつにこしたことはない。(『日常を愛する』毎日新聞社)

本多さんには、ぜひ東洋医学をめぐる最新事情と「日本型クスリ業界や保険制度とそこに寄生する厚生役人への批判」にも言及した続編を著していただくことを期待したい。
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by hasiru123 | 2005-06-25 17:55 |

LSDとは何か(11)

「LSDとは何か(10)」の「長時間走り続ける方法」で、歌を歌ったり、結婚式のスピーチを考えたり、来るべきレースの展開を考えたりするといい、と書きました。余裕をもって、長くて単調なLSDを走るには、楽しくなければできません。楽しくするためには、楽しいことを考えるのが一番だと思うからです。とはいっても、暑かったり、暗かったりでは、気分が滅入ります。そこで、LSDにふさわしい環境下で行うことをおすすめします。今回はそのことについて考えてみます。

<気象条件を考える>
暑い夏は、日中を避けて早朝や夕方の涼しい時間帯を選びましょう。盛夏の季節では、朝でも9時以降になると体感温度が上昇して、長時間走れるものではありません。とても危険ですし、走れたとしても自己満足だけで、練習効果はあまり期待できません。ぜひ、早起きをして気持ちよく走ってください。ちなみに、夏至の日の出時刻は関東地方で4時20-30分、関西地方で4時40-50分です。ランナーが明るくて涼しい時間に寝ているなんて、もったいないとは思いませんか。

<遊び半分がちょうどいい>
旅行などで立ち寄った町並みを走るときは、「ゆっくり、長く」のLSDがぴったりです。城崎温泉(兵庫県)へ行ったときのこと。開湯1,400年の歴史を持つこの温泉は、外湯をはじめ、まちを流れる大谿川沿いの柳並木や太鼓橋、そして木造三階建ての建物が創り出す独特の風情によって、多くの文人墨客に愛されてきました。まだ観光客がまばらの早朝に、LSDで走りながら名所旧跡をくまなく回って、しかも何度も繰り返したことがあります。結果として、温泉街のガイドマップがほとんど頭の中に入れて帰ってくることができました。

<自然を利用する>
LSDをもっとも活用しやすい方法だと思います。季節や場所を問いません。周りの風景を見ながら、ゆっくりと走れば、花や樹木、風景、そして体に伝わる空気感が季節ごとに違うことに気づきます。自然の変化を知るための道草でもあります。2時間や3時間走っても、まず退屈することはないでしょう。あなたは、今家の周りに咲いている花の名前をいくつ挙げられますか。5つ以下の人は、今すぐにでもLSDを行いながら、周りの風景をじっくり観察しましょう。

<スピードはレースまでためておく>
早く走りたくてしょうがない気持ちは、レースまで残しておきましょう。マラソン大会では、あまり無理をしない範囲で早くゴールすることがひとつの目標となるでしょうから、これまでの練習成果を発揮するべく時間との勝負になります。LSDでしっかりスタミナとエネルギーをためておけば、それだけ得られる果実も大きいものになると思います。マラソンの初心者、そして大きくステップアップを目指す人は、特にこのことを肝に銘じておくとよいでしょう
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by hasiru123 | 2005-06-19 21:48 | 練習

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アマチアスポーツで一番ファンを呼べる競技は何でしょうか。高校野球を筆頭に水泳、ラグビーなどは集客力のある種目の代表格だと思います。それらはトップアスリートの場合、多いときで1回に何万人というファンが押し寄せます。しかし、それよりも一桁多いファンを集める競技があります。それは、「マラソン」と「駅伝」です。

同じ陸上競技でも、「マラソン」と「駅伝」以外のいわゆる“TRACK&FIELD”は人気がいま一つです。年1回の日本一を決める日本選手権ですら、関係者を除く純粋の観客は1万人を越すかどうかといったところ。メインスタンドは8割程度が埋まっていますが、第2コーナーから第3コーナーにかけてはほとんど空席です。

ヨーロッパやアメリカの国際的な競技会には多くのファンが集まると聞いています。アメリカのようにスプリント競技に人気のある国、フィールド競技や中距離種目に人気を集めるヨーロッパ、長距離種目に強いアフリカなど、国や地域によって特色は様々です。それぞれの歴史や文化があり、人気はそれらによって支えられているように思います。

どうしたら陸上競技の人気を高めることができるかという視点から、今回の日本選手権を観ながら考えてみました。

■料金の問題。入場料(当日2000円、前売り1000円)は高い。小中学生は無料に。障害
 者、高齢者には格安のサービスを。また、総合プログラムの2000円、デイリープログラム
 の1000円も高い。無料とまでは言わないがもっと格安に。競技場に足を運べない人のた
 めに、デイリープログラムは当日朝にでもネット配信するべき。テレビ中継で決勝を観る前
 に確実な出場者情報がわかるというのは、視聴率アップの効果もあるのではないか。有料
 の1万人よりも無料の6万人の方がすごい?

■決勝レースはナイターに。オリンピックや世界選手権ではもはや常識だが、初夏という季
 節を考えると、決勝は涼しい時間帯が望ましい。テレビの視聴もしやすいのではないだろ
 うか。今年は、セパ交流試合とかち合ったが。

■世界選手権やオリンピックの代表は後日の会議で決定するのではなく、標準記録の保有
 状況と日本選手権の競技成績のみで自動的に決まる方式を。表彰式で派遣代表が同時
 に発表される位のスピードとフットワークと透明性をもった選考方式を採用すれば、今より
 も競技レベルが向上し、かつ国民的な関心が高まるのでは。
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by hasiru123 | 2005-06-12 20:23 | 話題

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男子10000Mでは三津屋祐(トヨタ自動車九州)が28分09秒89で優勝したことは、「日本選手権を観戦して(1)」で書いたとおりです。B標準もクリアできず、記録的には低調でしたが、最後まで続いた4人のデッドヒートはとても見ごたえのあるレースでした。ラストはスプリントに勝る三津屋が他を抑えましたが、まだ20歳とのことですのでこれからがとても楽しみです。昨年の覇者、大野龍二(旭化成)に続くニューヒーローの誕生です。

日本選手権が終わって、翌6日に行われた日本陸連の理事会および評議員会で、男子10000Mの世界代表には三津屋祐が決定しました。これは少々意外でした。というのは、日本選手権で上位に入った選手が今後A標準を突破するのを期待して今回は保留とし、7月の南部陸上記念陸上まで待つのではないかと予想していたからです。世界のレベルから遅れた日本の長距離陣を底上げするためには、できるだけ多くの若い選手に国際大会の経験を踏むことが必要です。それなのにB標準の条件で代表を決めてしまうと、今後A標準をクリアする選手が現れても代表にすることができません。

昨年A標準を突破して今回の日本選手権で2位に入った大森輝和(くろしお通信)を指導するくろしお通信の松浦忠明監督は、選考結果について事前に公表された基準と異なるとして、日本陸連に抗議すると表明しました(6月7日の朝日新聞による)。「日本選手権を観戦して(1)」にあげた世界選手権参加基準の表でもわかるとおり、昨年A標準を突破して日本選手権で2位になった大森(表の3項目にあたる)の方が昨年B標準を突破して日本選手権に優勝した三津屋(表の4項目にあたる)より上位にあたります。しかも、日本陸連が公表した「選考基準」には「選考は優先順位の高い順に決定され、同一書目では優先順位は譲らないものとする」と記載されています。選考基準はやや複雑ではあるものの、明確な「基準」になりえていると思います。問題は選考方法でしょう。

それでは、今回の決定は「選考基準」に全くに反しているかというと、必ずしもそうとはいえません。場合によっては、基準外の要件を考慮することも可能です。というのは、日本陸連の「選考基準」には次のような但し書きも付記されているからです。

*本体会での活躍期待度は、標準記録の突破回数、過去の国際大会での活躍実績、フ
  ィールド種目では3試技までの記録などを評価基準とする。従って、一般種目、競歩種
  目とも、選考基準2)項以下については、この評価基準に照らして、本体会での活躍の
  期待度が高くないとして、代表選手に選考されないことがある。

三津屋の活躍期待度が「標準記録の突破回数、過去の国際大会での活躍実績」において大森を超えるかどうか。今回の選考にあたった日本陸連の澤木啓祐強化委員長は、選考理由の一つに「若さ」を挙げていると報じられていました。2007年に開催予定の大阪世界選手権を意識してのことでしょう。気持ちはよく分かりますが、苦しい説明です。日本選手権に出場した選手たちの多くは、日本陸連の掲げた「選考基準」を目指して闘いに臨んだと思います。選考に際しての透明度はクリアでなければなりません。

【参考】世界陸連が定めた参加標準記録について
・A標準…1国あたり1種目3人まで出場できる。
・B標準…1国あたり1種目1人のみ出場。
・B標準突破者が代表の場合、他にA標準突破者が何人いても出場できない。(混合出場不可)
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by hasiru123 | 2005-06-11 14:40 | 話題

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中長距離種目で大会期間中に日本陸上競技連盟が定めた基準をクリアして世界選手権代表に内定したのは、女子10000Mの福士加代子(ワコール)の1名にとどまりました。しかし、今後の世界切符獲得を予感させる会心の走りが随所に見られました。
   A標準:31分40秒00  B標準:32分00秒00

女子1500Mでは、16歳の小林祐梨子(須磨学園高)が、4分14秒55の高校新記録で、男子1500Mでは、昨年日本記録を出した小林史和(NTN)が3分40秒15で制しました。両小林の活躍は、長らく不振だった日本の中長距離界に新風を巻き起こしたと言っていいでしょう。
  A標準:4分05秒80  B標準:4分08秒20

女子800Mもしかりで、杉森美保(京セラ)が待望の"2分切り”は実現しなかったものの、自己の日本記録を100分の1秒更新する好記録で優勝しました。本人はインタビューで大変悔しがっていましたが、世界選手権ではアテネ五輪でかなえられなかった予選通過が期待されます。また、同県の出身者である小ブログオーサーとしても、熱いエールを送りたいと思います。
  A標準:2分00秒00  B標準:2分01秒30

男子10000Mは、残念ながら標準記録A,Bをクリアしての戦いとはなりませんでした。接戦をものにして優勝したのは20歳の三津屋祐(トヨタ自動車九州)。大森輝和(くろしお通信)と大野龍二(旭化成)とのデッドヒートは大変見ごたえのあるものでした。今後の国際大会等でぜひA標準をクリアして、複数の代表選手を世界選手権に送り込めるようがんばってほしいと思います。
  A標準:27分49秒00  B標準:28分06秒00

男子3000M障害は、アテネ五輪に出場した岩水嘉孝(トヨタ自動車)が8分32秒41で5連覇し、他を寄せつけませんでした。世界選手権では、03年のように決勝へ進めることを期待しています。
  A標準:8分24秒60  B標準:8分32秒00
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今年の日本選手権は、3日目(6月4日)は国立競技場で、4日目(6月5日)はテレビで観戦しました。私が一番感動したのは、3日目の土砂降りの中で行われた女子400M障害決勝でした。4時から急に振り出した雨で一時中断した後のスタートです。優勝したのは、桜井里佳(福岡大)。同種目5連覇中の吉田真希子(福島大TC)を抑えての大金星でした。風雨にさえぎられて優勝タイムとしては平凡でしたが、自己新とのこと。次の大会では、ぜひ好コンディションでの勝負に期待したいと思います。
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by hasiru123 | 2005-06-09 23:29 | 話題

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  日本選手権の見どころ

第89回日本陸上競技選手権大会が、2005年6月2日から6日にかけて、東京の国立競技場で開かれます。日本選手権が国立競技場で行われるのは、4年ぶりのことです。今年は、8月にヘルシンキで開催される世界陸上競技選手権大会の代表選考会を兼ねています。
男女の中長距離種目に絞って、今大会の見どころを展望してみたいと思います。なお、小ブログオーサーの個人的な期待もこめられていることをお断りしておきます。

【男子1500m】
期待は小林史和(NTN)にかかる。昨年は3分37秒42の日本記録を作り、今年はぜひその記録を更新してA標準(3分36秒20)を突破してほしいと思う。今季の大阪グランプリでは、惜しくも記録更新はならなかったが、外国人を抑えて2位に食い込んだ。

【男子10000m】
A標準(27分49秒00)をクリアしているのは大森輝和(くろしお通信)一人だ。今年A標準に迫る記録を出している松宮隆行(コニカミノルタ)や瀬戸智弘(カネボウ)、佐藤敦之(中国電力)、そしてアテネ五輪代表だった大野龍二(旭化成)に期待したい。ぜひ、多くの選手にA標準を切ってもらい、複数選手が代表に選ばれてほしい。

【男子800m】【男子5000m】
残念ながら、これまでA標準、B標準ともクリアしている選手は現れていない。一人でも多くの選手にB標準をきってもらい、最低1名は代表の座を確保してもらいたい。

【男子3000m障害】
すでにB標準(8分32秒00)をクリアしている岩水嘉孝(トヨタ自動車)が、6月2日(第一日目)に出場し、5年連続で優勝。

【女子800m】
杉森美保(京セラ)はアテネ五輪の代表で、今年の大阪グランプリでは2分02秒79で優勝してあと少しで、B標準をクリアするところまで来ている。1500mでも日本記録を作ったばかりで、スタミナもついてきた。日本選手権ではぜひ、2分の壁に挑戦してほしい。

【女子1500m】
残念ながら、これまでA標準、B標準ともクリアしている選手は現れていない。杉森美保は800mのみの出場となりそう。

【女子5000m】
A標準(15分08秒70)をクリアしているのは福士加代子(ワコール)だけだが、B標準(15分24秒00)を切っている選手が7名おり、複数選手にAを超えてもらいたい。

【女子10000m】
6月2日(第一日目)にすでに行われており、福士加代子(ワコール)がA標準(31分40秒00)を切って4連覇を果たし、代表に内定した。2位の弘山晴美(資生堂)、3位の大南博美(トヨタ車体)、4位の宮井仁美(豊田自動織機)もAを突破。弘山はマラソン代表に選ばれていることから、大南と宮井も代表の有力候補となった。
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この週末には、ぜひ国立競技場に足を運んで、TRACK&FIELDの醍醐味を味わってください。なお、4日(土)と5日(日)にはNHK総合テレビでの実況中継もありますので、そちらでも楽しめます。
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by hasiru123 | 2005-06-03 07:57 | 話題