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「All About」に「ジョギング・マラソン」のコーナー誕生

一般的に消費者の購買を左右するような影響を与える意見や感想を述べる人のことを「オピニオンリーダー」といいます。数ある専門分野ごとの「オピニオンリーダー」を集めて、ガイド情報提供をポータルサイト化したビジネスモデルがあります。それが「All About」です。「YAHOO!JAPAN」のトップページに表示されているカテゴリ一覧のようなイメージで、選択していくことができます。

先ごろ、「All About」のガイドサイトの一つに「ジョギング・マラソン」というコーナーが新しく生まれました。ガイドを務めるのは谷中博史さんという市民ランナー。雑誌「ランナーズ」の「ランニング東洋医学」というコーナーで1年間にわたって連載記事を書いてこられた方で、私の所属しているランニングクラブ「若葉グリーンメイト」の会長をされています。

走歴は長く(第1回坂戸毎日マラソン大会への出場がきっかけと聞いています)、年2回のフルマラソン大会と富士登山競争への出場は現在も続いています。走ることが根っから好きであることと旺盛な好奇心、豊富なネットワークを武器に、ランニングの世界へ誘うガイド記事が読めることを楽しみにしています。そして、雑誌では実現できない新鮮なコンテンツを期待しています。
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by hasiru123 | 2006-07-17 17:32 | 話題  

クロカン(4)

   クロカンコースを訪ねる

<いいクロスカントリーコースの条件>
「クロカン(2)」の中で、クロカンコースとしての必要条件として3つ挙げました。
①未舗装部分がコース全体の20パーセント以内(土の部分が80パーセント以上)であること
②一定以上の高低差があること
③コースの半分以上は木々に覆われた林間コースであること
の3つです。

②については、もう少し補足します。上り中心、もしくは下り中心のコースははずします。というのは、そのようなコースはクロカンとうよりは山岳コースに近くなるからです。山岳コースは、走法と目的がクロカンとやや異なります。

人間は本来、野山で野獣を追ったり、また追われたりしながら自然の不整地を駆け巡っていました。走ることの原点はここにあると思います。クロカンはまさにランニングのふるさと。人類の歴史を感じさせます。さて、これらの条件を満たし、自然を満喫できるお勧めコースをご紹介します。

<首都圏から行けるお勧めコース>
車山高原
ハイキングコースが豊富で、どこを走ってもクロカンになります。直接現地で、コースを確かめてください。夏は、山梨学院大学をはじめとする箱根駅伝を目指す大学の合宿が張られるところとしても有名です。また、かつては雑誌「ランナーズ」の主催でクロスカントリー大会が開催されました。同じコースを走ってみたらいきなり上りで、きつい勾配しばらく続く、「難コース」という印象を持っています。標高が1500メートル以上あるので、夏でも涼しいのですが、周辺に大きな樹木がないため、晴れているときには日焼けと熱射病に十分注意してください。

伊香保森林公園
二ツ岳(雄岳・雌岳)を中心とした、東西約2.9km、南北約1.9kmに及ぶ自然公園です。クロカンとして適しているのは、二ツ岳を回り込むルートで、周回コースとして使用するといいと思います。伊香保町の温泉街から伊香保森林公園までの約3キロを走って上るだけでもいいトレーニングになります。なお、時間と体力の余裕のある方は雄岳と雌岳を往復してくるといいでしょう。この周辺を使ったクロスカントリー大会(伊香保スケートセンターをスタート・ゴール)が毎年5月に開催されています。

■志賀高原
奥志賀白樺苑路コース(往復3.4キロ、約30分)をはじめとする数多くのハイキングコースがあり、そのままクロロスカントリーコースにもなります。志賀高原には、舗装路でもランニングに適したコースのバリエーションが豊富で、夏には大学の長距離合宿のメッカともなっています。せっかく、志賀高原に行ったならば、クロカンコースではありませんが、岩菅山(標高2295m)や焼額(同2006m)を走って往復してくるのもいいと思います。

■奥鬼怒コース1
尾瀬沼長蔵小屋-黒岩山-奥鬼怒沼湿原-日光沢温泉。
ここはクロカンコースというよりは、縦走路と呼んだほうが正確かもしれません。日ごろ山岳ランニングを行っている人向きです。荷を背負って歩くと10時間前後かかりますが、1kg程度のデイパックで走ると3~4時間で行けます。ただし、前日と当日の宿泊が必要なので、荷物の軽量化を考慮すると片道コースではなく、途中で折り返すコース設定がいいでしょう。6時間以上を走り通せるスタミナがある人は、全コースを往復することも可能です。季節は、日足の長い6月か7月がベストです。早朝にスタートして、昼過ぎには宿に戻ってくるくらいの余裕をもって行ってください。それから、悪天候の場合には、実施を見合わせることと、単独行動は控えてください。
ランニングだと、途中の鬼怒沼や池塘群をゆっくり散策する時間がとれないのは残念ですが(ゆっくりしているとからだが冷えます)、コンパクトカメラで高山植物を撮るくらいの時間は確保しておくといいでしょう。また、日光沢温泉は露天風呂が有名で、小屋では今でもランプを使用しています。できればここで宿泊し、温泉に浸かってランニングの疲れを癒したいところです。

■奥鬼怒コース2
女夫渕温泉-八丁の湯加仁湯-日光沢温泉。
湯栃木県側から奥鬼怒沼湿原に入るときの上り口が女夫渕温泉で、川治温泉発のバスの終点です。走れば片道で1時間程度のコースで、途中は大きなアップダウンはありません。せっかく日光沢温泉まで来て折り返すのはもったいないので、時間があれば徒歩で鬼怒沼まで足を伸ばすとよいでしょう。また、これらのどこかの温泉で1泊したいものです。私は、4つの温泉を走って湯めぐりをしたことがあります。

峰の原高原
日本陸連の肝いりで、長野県須坂市に作られたクロカン専用コースです。平成15年11月に完成。メインは、2キロの芝コースで、最高地点1.534mm、最低地点1.494mの範囲で作れているとのことです。そのほかに4つのコースがあります。私はまだ使用したことがありませんが、ぜひ一度走ってみたいと思っています。

上記以外にもいいコースがたくさんあります。ちなみに、千葉県にある東京大学検見川グラウンドは、かつて全日本クラスのクロスカントリー大会が開催されたところで、前面芝生の走りやすいコースなのですが、アップダウンが少なくクロカンコースとはいえないため除きました。みなさんも、各地を訪ねて、お気に入りの「マイコース」を見つけてみてはいかがでしょうか。
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by hasiru123 | 2006-07-09 18:17 | 練習  

『マラソントレーニング』を読む

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           ベースボールマガジン社  1,500円

ランニングマガジン・クリールに掲載された、マラソントレーニングについての数々の記事に加筆修正し、新規または追加取材をしたものを合わせて編集したテキストです。副題の「正解を制した日本の名ランナーが明かすマラソン練習法」とあるように、日本を代表する14名の名ランナーによるマラソン学になっています。

14名の名ランナーとは、瀬古利彦、中山竹通、野口みずき、高橋尚子、宗兄弟、有森裕子、君原健二、宇佐美彰朗、増田明美、谷口浩美、森下広一、山下佐知子、川嶋伸次。それぞれのランナーが、失敗と成功の体験から得た走りのノウハウ、哲学が語られています。

中身についてはこの『マラソントレーニング』をお読みいただくとして、本書を読む上で大変参考になることを、プロローグとエピローグを担当した伊藤国光氏が語っていました。「・・・・・一流と呼ばれる人の方法論を盗まなくては意味がない。・・・・・そっくりそのまま真似をするのではなく、参考にし、自分なりにアレンジして、自分のおパターンを開発し、改良していくことが、進化につながる」と。また、金哲彦氏がマラソンの走力に合わせた詳細なトレーニングメニューを紹介しています。ぜひ、「盗んで」自分にあったランニングスタイルを見つけていただきたいと思います。

なお、私が本書に接する機会を得たのは、たまたま某食品会社に勤める走友から瀬古利彦氏のサイン入りのものをいただいたことによります。瀬古氏のインタビュー記事を読みながら、瀬古氏を指導した中村清の「マラソンは芸術」の一端に触れた思いがしました。

   
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by hasiru123 | 2006-07-05 22:30 |