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夢のマラソン

失速

リーマン・ショック後の世界金融危機で、日本も景気や雇用問題が深刻になっている。現在とよく対比される1929年の世界恐慌について、誰だったか忘れたが、ある米国の経済学者が「最悪の事態が実は最悪でなく、さらに悪化し続けた」と表現した。一方、私の左足外反母趾の具合は、後の練習日誌に「さらに悪化し続けた」と書くことのないように、と願っている。

というのは、今朝の練習会で、いつものおよそ21キロある高麗川コースでを走ったときのことだ。後半になって、左脇腹の痛みと外反母趾によるタコで堅くなった部分が痛み出し、大きくペースダウンしてしまった。12月に入ってやや練習量が落ちたものの、今朝の食事は腹八分目に抑え、しっかりトイレにも行っている。失速の原因らしきものを強いて挙げるならば、冷たい北風を受けて腹部が冷えてしまったことが考えられるくらいだ。

腹痛の方は一過性の問題としてあまり気にしていないが、足の痛みはそう楽観視できない。しっかり地面を蹴ることができないと、身体全体のバランスを欠き、故障の連鎖を招きかねないからだ。現に、左足を無意識にかばうためだろうか、右の大臀筋あたりに疲れがたまっているような気がする。

そんなことで、年末年始の9連休を利用して、スピードを強化しようとしたもくろみは崩れつつある。何やら、私たちの国の景気と酷似しているような気さえする。谷(不調)のあとには山(好調)が来るはずだが、さらに深い谷が来ないことを祈るばかりだ。

午後になって、M治療院で指圧を受けたら、縮まっていた第4腰椎と第五腰椎の間が少し広がった(M先生)。明朝のランニングでチェックするとしよう。故障も、悪いことばかりではない。雨降って地固まる/諍い果てての契り/雨のあとは上天気。故障は、雌伏して時の至るを待つ大切な期間である。喜んで受け入れたい。
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by hasiru123 | 2008-12-28 23:37 | 練習

今年最後の駅伝

冬至の20日、各地で様々な駅伝があった。まずは、師走の京都で全国高校駅伝が行われた。そして、私も今年最後の駅伝を走ってきた。川越市民駅伝という小学生から一般までの幅広い年代のランナーが競うミニ駅伝だ。

全国高校駅伝は、収録したビデオを帰宅したあとに見た。男子では、佐久長聖高校(長野)が、初優勝を果たした。佐久長聖は、兵庫の西脇工業が日本人選手だけでつくった11年前の記録を1分更新する、日本高校最高記録をマークした。今年から、留学生は最長区間の1区(10キロ)を走れなくなったが、スピード感あふれるレースを見ることができた。

レースは、各都道府県の代表47校が参加し、前半は宮城の仙台育英高校が、3区でケニア人留学生のポール・クイラ選手が快走を見せ、2位の佐久長聖を30秒以上引き離した。しかし、4区で追い上げた佐久長聖は5区で仙台育英を逆転し、6区では佐々木選手が区間最高記録を更新する走りを見せて、2位以下のチームを突き放した。

佐久長聖の強みは、エースの村沢選手を1区ではなく3区に使い、1区では千葉選手がトップに2秒差でつけたことではないだろうか。佐久長聖は選手層の厚さでは群を抜いている。全国で5000mを13分台で走れる日本人高校生は2名いるが、いずれも同校の選手だ。さらに14分台の一けたが4名いる。高校生の伸長が著しいのはうれしいことで、低迷している日本の長距離界に風穴を開けてくれることを期待したい。

変わって、川越市駅伝。私の所属する若葉グリーンメイトは一般B(40歳以上の部門)に出場して、優勝で昨年の雪辱(2位)を果たすことができた。1区間が約3キロで5人でタスキをつなぐという駅伝としては短めの距離だが、私も全力で走り、汗をかいた。

今年の大会を盛り上げた主役は、特別参加した大東文化大学の2チームだ。両チームとも全長15キロ余りの距離を44分台で走った。3キロを大体8分50秒でカバーしたことになる。わがチームとは12分以上も離されてしまったが、スピード感あふれる見事な走りを見せてもらった。(写真左は、閉会式後の大東文化大学チームとの記念撮影、右は私が使用したユニフォームとナンバープレート)
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by hasiru123 | 2008-12-24 06:20 | 駅伝

関東地方は早朝から冷たい雨が降りしきり、今朝の練習は取りやめた。せっかくの休日にランニングは休業したくなかったので、陽が沈んだ午後5時半から走ることに。一方、実業団女子駅伝の行われた美濃路は日差しをいっぱいに浴びて、手に汗を握る熱戦が繰り広げられた。

4区までは昨年優勝した三井住友海上が大きくリードしていたが、5区で豊田自動織機が詰め、6区アンカー勝負で新人の永田あやが逆転して初優勝した。豊田自動織機は1区から5区まで区間賞はないものの、区間3位前後をキープして総合力でもぎ取った優勝だ。

ゴールテープを切った永田は、1年目とは思えない落ち着いた走りで、終始レースを支配した。大崎千聖(三井住友海上)をかわしてトップに立ってからも、守りに入ることなく積極的に前を行き、自分の思い通りのレースを展開した。永田は18歳とチーム最年少であるが、チーム自体も20歳前後の若い選手で構成され、これからの成長が楽しみである。このチームには、今回は登録問題などで出場できなかった小林祐梨子もいる。この先、もう一段の成長が期待できそうである。

敗れた大崎は、2年前も新人ながらアンカーに起用されて、弘山晴美(資生堂)にかわされ苦杯をなめている。これからも、勝敗を分ける重要な区間を任されることがあると思うが、その時のために、この敗北から勝つための技術を学んでほしい。

長丁場の3区(10キロ)と5区(11.6キロ)は、それぞれベテランの渋井陽子(三井住友海上)と赤羽有紀子(ホクレン)が実力どおりの走りで区間賞を獲得した。今日の駅伝を見る限り、日本人選手のベテランと若手とが切磋琢磨し、うまくバランスがとれているように思う。この先のマラソン、そして8月の世界選手権で大きく羽ばたいてほしいと願っている。
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by hasiru123 | 2008-12-14 23:58 | 駅伝

今年一番忙しい日

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この冬一番の寒さと報じられた今日、私の所属している若葉グリーンメイトは1年で最も忙しい1日だった。午前は黒山鎌北湖駅伝に参加し、午後は福岡国際マラソンを見て、夜は忘年会に出席した。

黒山鎌北湖駅伝には、昨年に続いて関連団体で5チームを編成して戦った。わがクラブが誇る精鋭を投入して臨んだ若葉グリーンメイトAは、昨年の3位に及ばず5位にとどまった。奮わなかった原因ははっきりしていて、同チームの6名中4名が11月のマラソンに出場していて、疲労を残したメンバーでオーダーを組まざるを得なかったからだ。

同チーム以外でも、今年はマラソン組が多かったこともあって、故障等による大会直前の辞退が目立った。しかし、豊富な補欠陣(?)に助けられて、5チーム(総数30名)ともメンバーをそろえることができた。このような事態が生じた場合に、昨年までなら完全なメンバー編成をすることができなかっただろう。欠場者が多かったことは大いに反省しなければならないが、無理をせずにオーダーが組めたことは、それだけ会員の層が厚くなったことで、誇ってよいと思う。

そもそもマラソンから1週間や2週間で駅伝に出場すること自体に無理があるのだが、クラブにとっては駅伝は大事なイベント。ベストを尽くすことはできないまでも、体調と相談しながらうまく強行日程とつき合うことも練習のうち、と都合のいい解釈をしている。

正午から始まった福岡国際マラソン。北京五輪銅メダルのツェガエ・ケベデ(エチオピア)が2時間6分10秒の大会新で初優勝した。2位だった入船敏(カネボウ)には3分以上の大差をつけた。これまでの主要な国内の大会では、日本勢は35キロ以降の優勝争いに参加させてもらえないことが多かった。今回は、ペースメーカーが抜けた30キロ以降からケベデに独走態勢を築かれしまい、世界との力の差がさらに開いたという感じがする。

このほど、日本陸連は強化委員会から長距離、マラソン、競歩を独立させ、沢木啓祐専務理事を委員長とする「長距離・ロード特別委員会」を新設する方針を発表した。強化委は高野進委員長の下で短距離、跳躍、投てき種目などを担い、二本建ての強化体制で全般的に不振だった北京五輪からの立て直しを図るのが狙いだそうである。もうすぐ箱根駅伝が始まるが、若い選手からヒーローが生まれる日が来るのを期待したい。

箱根駅伝といえば、今夕行われた忘年会には、久しぶりに顧問の青葉昌幸さん(大東文化大学教授)にご出席いただいた。青葉さんは元大東大陸上部の監督で、現在は関東学生陸上競技連盟の会長として箱根駅伝運営の指揮をとられている。先週は、東洋大学陸上部員の不祥事をめぐる箱根駅伝参加問題で多忙を極められた。同大学監督の川嶋伸次氏が責任を取って辞任するという問題にまで発展した。

それはさておき、今度の箱根駅伝は85回記念大会として、史上最多の23チームが参加する。宴会は箱根駅伝をめぐる話題で盛り上がった。青葉さんの箱根駅伝への期待は、私の期待する世界を目指すランナーの輩出とは少しちがうようだ。大学を卒業してからは、強い選手を育成できるよき指導者になってほしいということだった。大人と子どもとの差ほどの実力差のついた日本のマラソン界の現状では、まずは若い選手を育てることのできる指導者を輩出することだという視点には大いに共感できる。

(写真は、今日私が出場したチームの5区のナンバープレートとユニフォーム)
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by hasiru123 | 2008-12-07 22:14 | 駅伝