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夢のマラソン

食事バランスガイドQ&A―食育と食の指導に活かす (健康双書)

早渕 仁美 / 農山漁村文化協会


<食事バランスガイド>は、農林水産省と厚生労働省が、望ましい食生活についてのメッセージを示した「食生活指針」を具体的な行動に結びつけるものとして、1日に何をどれだけ食べたらよいかの目安を分かりやすく示したものである。農林水産省のサイトで見たときに、バランスのとれた食事のとり方が食品ではなく料理で示されているので、栄養については門外漢の私でも使えそうな気持になった。

栄養素量や食品重量といった細かい数値を意識しなくても、だれもが一日の食事バランスを考えることができることが、<食事バランスガイド>の大きな利点である。最近では、スーパーの店頭や飲食店のメニューなどでも見かけるようになった。

本書は、老若男女の健康を守るための食に関する知識と、食物を選択する力を身につけるためのツールについて、分かりやすく解説したものである。医学博士、管理栄養士として幅広い栄養指導活動を実践してこられた著者が、<食事バランスガイド>を実際に使ってみたいという人のために、「即実践に活かすことができるように」Q&Aの形で書かれていて、理解しやすい。

そのはしがきには、「食育や食に関する指導、特定検診・特定保健指導、あるいは食環境整備において、専門家が接することになる、無関心期から維持期のいろいろな行動変容段階の人たちに応じた活用方法、また興味関心を引き出し納得してもらうための、わかりやすい情報提供や科学的根拠の示し方等について記し」たとある。

章立ては以下のように構成されている。

序章 <食事バランスガイド>の活用にあったって
第1章 専門家として活用するには?
第2章 関心を持ち、使いたくなる教育支援
第3章 的確なアセスメントと環境整備 
第4章 科学を基礎とした活用と検証、そして展開
付録 <食事バランスガイド>の活用事例

私がもっとも注目したのは第3章「的確なアセスメントと環境整備」である。「食品の分類や栄養素のことを知らなくても、実際に食べている、料理→食品→栄養素・エネルギーのように」、私たちの生活のまわりから順序立てて、栄養のバランスについて学ぶことができる。また、<食事バランスガイド>の5つの料理グループ別摂取の目安を見ながら、1日の食事を思い出し、比較することによって現在の食生活のどこに問題があるか、そして食事の組み立て方などについて、教育支援ツールなどを通じて具体的に教えてくれる。

かつて小ブログで、どのように栄養をとったらよいかについて「<食事バランスガイド>くらいのアバウトさがいい」という趣旨のことを書いたことがある。本書を読んで、それは正確な表現でなかったと反省している。「アバウト」どころか、栄養学研究で明らかにされた科学的事実を基礎として、日本の食生活の実態を考慮して作成されたものであることがわかったからである。

本書の中には「スポーツ」とか「運動」という言葉は一切出てこないが、ランナーにふさわしい食事をどう組み立てたらよいかについて、示唆に富むアドバイスが多い。これをうまく使えば、食べることと走ることに関心のあるランナーなら誰でも、ランナーのための<食事バランスガイド>が作れるのではないかと思えてきた。

なお、本書はWGM(若葉グリーンメイト)会員で社団法人農山漁村文化協会に勤務する鈴木敏夫氏によって編集されたものである。
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by hasiru123 | 2009-04-26 21:57 |

マメの水を抜く

ランニングによって運悪くマメを作り、水泡ができてしまったときの対策について書きます。

マメの状態には大きく分けて二つあります。一つは、水泡が外に出ていない(マメがつぶれていない)場合で、もう一つは水泡が外に出てしまっている(マメがつぶれた)場合です。一つ目の場合は、さらに2段階に別れます。小さな水泡にとどまっている(5ミリ未満)場合と、水泡がある程度大きくなっている(5ミリ以上)の場合です。今回書くのは、このうちの前者、すなわち水泡が外に出ていないケースです。

私がこれまでに、何度となくマメを作ってきたときに対処したのは以下の方法です。

1)5ミリ未満の場合
特に処置は行わないことが多く、練習内容を軽めにしたり、完全休養を取るなどで、自然治癒に任せます。
2)5ミリ以上の場合
①マメに消毒した針を刺して水を抜きます。針で穴を開けるのは1箇所だけでなく、数箇所です。
②ガーゼか真綿を静かに当てて水を吸い取ります。
③マメの部分とその周囲を消毒します。
④救急用のバンドエイドなどを貼ります。マメの部分が、バンドエイドについているガーゼに収まらない場合には、別のガーゼを当ててから絆創膏やテープなどで貼ります。

この方法の問題は、歩いたり(あるいは走ったり)すると、再び水泡がたまりやすいことです。また、入浴時に傷口からばい菌が入らないように細心の注意が必要です。

先ごろ、この二つの方法以外に、効果的かつ(針で穴を開けるよりは)安全な方法があることを知りました。水泡部分に軟膏を塗ることで外から乾燥させて水を抜く処置です。始めは「えっ?外から水を取る方法なんて・・・」と疑心闇儀でした。類似の商品が見当たらないので、あえてブランドを書きますが、「タコの吸出し」という商品です。普通の軟膏よりは硬めのもので、バンドエイドかガーゼにつけたものを貼ります。私が実行したときには、2度の貼り換えで水泡はなくなりました。

「伝統薬ロングセラー物語」という東京都家庭薬工業協同組合のサイトによると、<おでき等の「はれものを切開せずに治したい」という患者の要望にこたえるために、切らずに膿を排膿する方法はないかと考えたのが「たこの吸出し」だ>とあります。マメについても、水疱を破らずに水を抜く効果があるようです。

少々のマメでは、練習を休みたくない、あるいは軽いジョグ程度は何とか続けたいという<練習の虫>にとっては大変ありがたい薬です。ただし、この処方はあくまでも私の症例に対して、自分の判断で実行してみたところ効能を発揮したということです。最良の方法であるとか、お勧めするとか言う意図はありません。

なぜマメ対策について書いたかというと、私が患っている外反母趾はマメとタコとはきっても切り離せない関係があって、マメを作らないときはタコが勢力を張り、タコがないときにはマメを作りやすいことが多いからです。2週間前に行った小川町から千代田公園(坂戸市)までのマラニックで、後半にマメを作ってしまったことは、以前にも書きました。マラニックの翌朝に走ったことで、水を抜いたところに再び水がたまり、物理的に水を抜く方法以外によい方法がないかと思案していたところ、ある薬剤師に紹介していただいたのが「タコの吸出し」でした。

とはいえ、マメを作らないにこしたことはありません。この次には、マメの予防策について考え、書いてみたいと思っています。
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by hasiru123 | 2009-04-19 22:07 | 基礎知識

  WGM総会に出席して

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WGM(若葉グリーンメイト)は28回目の新年度を迎え、総会を行いました。33名の会員が出席して、今後1年間の活動内容を確認しました。昨年度と今年度とで走る内容はそれほど変わらなくても、気持ちを新たにして再出発するというけじめは大切だと思っています。また新会員にとっては、学校のオリエンテーションのようなもので、これからともに走り、楽しみを共有するスタートラインに立つ気分に近いのではないでしょうか。

WGMの活動は、会員が走って楽しむとともに走る人を応援するのが大きな目的です。ランニングを始めたばかりのビギナーや、さらにステップアップしたいという中堅のランナー、すでに長年にわたって走り続けている熟年ランナーなど、幅広いランナーの期待にこたえられるクラブになれれば、というのが私の希望です。

昨年度は、駅伝にそしてマラソンに多くの皆さんが参加されました。どうもお疲れ様でした。というよりも、じっくり堪能できましたか、といった方が的確かもしれません。特に、フルマラソンには積極的に参加され、そして海外にも出られて、わがWGMはますますマラソンの熱気が広がってきたといえると思います。

私は、昨年度はフルマラソンを走りませんでしたが、久しぶりに青梅マラソンの雰囲気を楽しみたいと思い、10キロの部にエントリーしました。一旦は受け付けてもらえたのですが、受け付けたのは大会事務局の手違いで、定員オーバーという理由で後日参加料とお詫びの文書が返金(送)されてきました。人気のある30キロならいざ知らず、10キロでもこのような混乱(あるいは混雑)振りです。市民ランナーのマラソン熱がいかに高くなったかということを象徴している出来事のように思えました。

東京マラソンに刺激されて、その影響は青梅にとどまらず、荒川、佐倉、かすみがうら、長野などの各地の大会の活性化につながっているようです。聞くところによると、今夏の北海道マラソンは「4時間以内」という参加制限を「5時間以内」に緩和するとのことです。走る人が増えて、またチャレンジできる機会が増えることは大変うれしいことです。

昨日の毎日新聞の夕刊にこんな記事が出ていました。加賀屋淳子・日本女子体育大名誉教授(健康・スポーツ科学)のプロジェクトチームが骨格筋と血流の関係を分析したところ、「有酸素運動で心臓の容量が大きくなることが知られていたが、筋肉トレーニングで心筋が厚くなり心機能が高まることが始めてわかった」そうです。このことから、「特に高齢者は有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせることで新機能の衰えを防止できる」と提言しています。

筋力トレーニングの是非については各方面から論じられていますが、私たちは残念ながらまだそのプラスマイナスについて客観的に判断するメジャーを持ち合わせていません。大学や実業団の競技者やコーチの方々は、そういった科学的な取り組みがなされていることと思いますが、一般市民ランナーの情報収集や事例活用は不十分です。シットアップや背筋運動が体力づくりにいいと一面的に信じ込む前に、私たちもこの記事にある提言の詳細や背景をじっくり吟味しながら、前向きに走る技術の修得に取り込んでいきたいものだと思いました。

私たちがしっかり走るためには、このような「走る技術」に加えて「ケア(食事、睡眠、休息など)」、そして「心」の3つがバランスよくかみ合うことが必要だと思っています。どれが欠けても(あるいは抜きん出ても)うまく走ることができません。市民ランナーにとっては大変高いハードルだと思います。しかし、この困難なハードルを超えることを楽しむ気分で挑戦してみてはいかがでしょうか。
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by hasiru123 | 2009-04-12 18:47 | 練習

桜並木をランニング

小川町(埼玉県)から坂戸市千代田公園までの約27キロを3時間かけてゆっくり走ってきた。若葉グリーンメイト恒例の春のマラニックである。

途中、笛吹峠や物見山を抜けるなど、できるだけ起伏に富んだコースを走れるように設定されている。ハイキング感覚で自然を楽しみながら、かつ、しっかりランニングの練習にも取り組めるというわけだ。

スタートした小川町の桜は8部咲きだったが、山道に入ると6部咲き程度。そしてゴールした千代田公園付近ではほぼ満開と、開花状況の変化を確認しながら桜並木を走ることができた。そして、天候に恵まれたこともあって、参加者は30名を越えた。

また、小川町ではカタクリの群生地に立ち寄り、咲き誇る花を横目にゆっくりジョグ。ぜいたくな花の旅であった。
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今年は暖冬が影響して、東京ではソメイヨシノの開花が平年と比べて7日早かった。お彼岸のころには、今回のマラニックは桜の中を走れないのではないかと気がかりだったが、その後の花冷えの日が長かったことから、幸いにもちょうど見ごろとなった。
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ランニングのペースは1キロ5分から6分といったところ。途中、給水を兼ねた小休止を4回はさんでいるので、全員が余裕を持って完走できた(と思う)。一方、私は20キロ以降に左足にマメを作ってしまい、必ずしも快適なRUNとはいえなかった。冬の走り込み不足のつけが回ってきたのかもしれない。これから、私の好きな暖かい季節へ向かう。心機一転、エンジンの回転数を上げていきたい。

給水や荷物の搬送については、会員のお世話になった。ありがとうございました。
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by hasiru123 | 2009-04-05 19:56 | 練習