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のびのびトレーニング

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5月から7月にかけて立て続けに同窓会があり、案内をいただいたものにはすべて出席した。昨日は高校の陸上部OB会があった。これまで、0B会とは別に卒業年次を限定したミニOB会はあったが、正式なOB会として発足したのは歴史が浅い。今回で3回目の定期総会(隔年)を迎えたところだ。

120余名の参加があったが、最も多かったのが私の卒業回で、9名いた。この卒業回はもともと部員数(18名)がと多かったことと、定年を迎えたばかりの団塊の世代ということもあって、参加しやすくなったことなどが起因していると思われる。

今回の目玉は、長年にわたって生徒指導に当たられた故M先生が、陸上競技の発展に尽くされた功績をたたえて創設された賞である。1回目の受賞の対象となったのは、昨年のインターハイで4×100mRに出場したメンバーである。関東大会決勝では41秒94という素晴らしい記録で入賞している。
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M先生は厳しい指導で知られていたが、私が陸上部員だったころは埼玉国体の総監督としてその準備に忙しく、直接指導を仰ぐ機会は少なかった。それでも、練習に顔を出されたときには、必ず部員を集めて陸上競技だけでなく、将来社会人となったときの心構えについて話をされていた記憶がある。

先生の言葉に、こんなワンフレーズがある。「トラックのコーナーを回るときには1センチでも内側を走れ」。無駄に大回りしてロスするな、ということだろう。内側のレーンや縁石を超えて、オーバーランしてしまいそうだが(注)、いかにも先生らしいエピソードである。

M先生が生徒の先頭に立って引っ張っておられた時代はそれとして、私が陸上部で長距離をやっていたときは、自主性を重視した練習方法だった。練習を強制されることはなく、練習メニューは自分たちで考えながら作り、実行するものだという気風が指導者や先輩部員の中に根付いていた。もし、罰としてトラックを周回させられたり、ウエイトトレーニングを科せられたりしていたら、3年間続けていなかっただろう。

中学時代にはほとんど陸上競技と縁のなかった私にとって、練習メニューについていくのは並大抵ではなかった。どんな運動でも、理屈以前に、基礎的な練習をコツコツと積み重ねていくことで体力や技術を修得していく部分が少なからずあるものだ。しかし、その練習がなぜ必要かということがしっかり伝えられて分かってやるのと、言われたからやるのとでは、モチベーションが全く違う。

社会人になって走ることを思い出し、再び走り始めたきっかけは、走ることが好きで、楽しいということに尽きる。高校の陸上部時代に、練習嫌いにさせなかったのびのびトレーニングの「伝統」に感謝している。


(注)レーンで行うレースでは、各競技者はスタートからフィニッシュまで、自分に割り当てられたレーンを走らなければならない(日本陸上競技連盟競技規則第163条3)。

(写真上)懇親会の席上で乾杯
(写真下)現在の部員たちの活躍を紹介するDVD
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by hasiru123 | 2010-07-25 20:31 | 練習  

夏を制する者は・・・

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じめじめした梅雨とは打って変わり、一気に太平洋高気圧が張り出した。7月18日の関東地方は最高気温が35度を超えるいわゆる猛暑日を記録した地域が続出した。毎朝のランニングも大汗をかくようになった。

熱中症や日射病は摂氏25度以上の高温多湿の条件化で発生する。気温が30度を超えるようになったら、ランニングを中止した方がいい。また、25度以下でも熱中症になることもある。それは、睡眠不足や疲労が蓄積している状態や、事前に水分を摂らなかったためだったり、暑さに慣れていなかったところに急激な温度上昇が発生したためだったりする。
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高温多湿という悪コンディションの中で、所期の練習目標どおりに行うことができたときは、それなりの達成感のようなものを味わうことがある。ランニングに限らず、そもそもスポーツには、厳しい条件を覚悟の上で取り組むことに意義を見出す側面があることは確かだ。

したがって、高温多湿の中でのランニングは危険ではあるが、まったく無意味かというとそうともいえない。暑いさなかに行われるスポーツイベントは数多くある。夏の高校野球を始め、インターハイ、五輪、陸上世界選手権などは、その代表格だ。それらの大会を目指すには、暑さに馴化するトレーニングも重要である。

そうはいうものの、一般の市民ランナーには猛暑の中でのランニングはお勧めできない。労多くして益が少ないからだ。涼しい中で行えばニコニコペースで走れる60分ジョグが、炎天下では20分ジョグで疲労困憊になってしまうということがよくある。今日の昼ごろに外出から戻るときのことだ。汗だくでロードを走っているランナーを目にした。きっと、早朝に走る時間を取れなくて、やむを得ず選択した結果だと思うが、効率が悪い。こんなときは、思い切ってパスする勇気も必要だ。

汗をたくさんかいたら、のどが渇くまえにこまめに水分を補給することが大切である。脱水が進行すると、水分をとりたくなるからだ。冬のマラソンでも、一流ランナーは5キロ、10キロ地点から給水を始める。のどが渇いたと感じた時では遅いと知っているからだ。涼しい時間帯をうまく使って、効率よいトレーニングに徹する。そして、早めの給水、十分な給水で、夏でもニコニコペースで走りたいものだ。
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夏のトレーニングをうまく乗り切れば、秋以降の調子の引き上げに役立つことはまちがいない。夏を制するものは、冬のマラソンを制す! また、言っちゃった・・・。

(写真上)百日紅
(写真中)紫陽花(手前)と同居する百日紅(奥)
(写真下)凌霄花(ノウゼンカズラ)
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by hasiru123 | 2010-07-18 23:55 | 練習  

小江戸川越マラソン2010

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「小江戸川越マラソン2010」が開催されることが決まった。埼玉県川越市の川合善明市長が6月1日、11月28日に開催すると発表した。1万人規模のランナーの参加を想定している(6月2日サンケイスポーツ)。

種目は、5キロ、10キロ、ハーフマラソンで、いずれも「川越水上公園」をスタート・ゴールとする模様だ。10キロとハーフでは、蔵造りの町並み(幸町周辺)をはじめとした江戸時代の雰囲気を残す中心市街地を走り抜けるコース設定を予定している。

実は15年ほど前に「小江戸川越マラソン」が実施されたことがあったが、交通事情などにより、1回限りで終わっている。当時と比べると川越市の知名度は上がり、観光客数も大きく伸びている。首都圏を中心とする地域のランナーの多数の参加が期待できそうだ。

「小江戸川越マラソン」が復活した意義は大きい。それは、最長のハーフマラソンをフルマラソンに拡大していく絶好の機会であると考えるからだ。残念なことに、首都圏の要である埼玉県にフルマラソン大会がない。東京都には東京マラソンがあり、今年も3万人を超えるランナーが都心を埋め尽くした。一都3県でフルマラソンがないのは埼玉県だけである。

ここ数年のランニング人気と東京マラソンの影響もあって、フルマラソンの参加者数が大幅に増えた。応募者が定員を超えたために、大会主催者が抽選をおこなったり、早目に締め切ったりするなどして、出場をあきらめざるを得ないケースが多く発生している。このような中で、埼玉県の中西部でフルマラソン大会を開催する価値はけっして小さくない。

本マラソンの実施状況を見ながら、そして大会運営のノウハウを蓄積する中で、フルマラソン開催の芽を育てていけたら素晴らしいことだ。そのためには、いくつものハードルがある。コースは川越市内だけではとりきれないので、近隣の自治体との連携が欠かせない。また、幹線道路を使用するためには警察を始めとする行政の強力なバックアップが必要だ。財政面を支援してもらえるスポンサーは現れるだろうか、などなど。

そして、何よりも大切なことは大会を育てようという地元市民ランナーが強い意志と行動力があることだ。これまでも、行政や企業の都合で、簡単にやめたり縮小したり、変更したりするケースを幾度となく見てきた。行政や企業に寄りかからずに、市民ランナーが主体となれるかが試されている。

まずは、第1回目を成功させ、川越市に定着させたい。
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by hasiru123 | 2010-07-11 23:25 | マラソン  

合宿で夏を乗り切る

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サッカーW杯が熱いバトルを繰り広げている頃、私も熱いバトル、いや練習を行ってきた。恒例の越後湯沢で行われた若葉グリーンメイト夏合宿のことである。

私にとっての今合宿のテーマは、「スタミナの回復」だ。4月上旬から練習を再開して、徐々に練習を積み上げてきたが、長い距離に対するスタミナはまったく自信がない。この時期としては涼しい当地でじっくり走り込んで、夏の練習のいいスタートを切りたい。それがねらいである。私が加わったグループでの2日通して走った距離は約62キロだった。

合宿は、切磋琢磨して走力を向上させるのに絶好の機会である。休日以外は練習時間をとりにくく、行うとしても個人練習だけになりがちな一般市民ランナーにとっては、なおさらである。合宿で、いい走りを発揮することでこれから迎える暑い季節の練習に自信をつける。そういう効果が、確かにある。「夏合宿を制するものはこの夏の練習を制する」とは私の口癖だ。ところが、ここには盲点もある。

メンバーと競い合うことによって、過度な練習になることもあるからだ。自分の目標や走力に見合った質やは量を超えないように抑えることは、所与のメニューをがんばって消化することよりも難しい。このミステークは、ビギナーよりも熟年ランナーに多く見られる。
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疲労困憊で明日からの練習に力が入らなかったり、調子を落としたりしたら、せっかくの合宿効果が半減してしまう。息の長いランニングを楽しむためには、オーバートレーニングという落とし穴に十分に気をつけたい。オーバートレーニングだったかどうかの目安は、例えば明朝に走る時間を確保できたとして、疲労回復ジョグを行う気持ちになれるかどうか、である。
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合宿に際して、準備をしてこられた幹事及び事務局に対してお礼を申し上げます。

(写真上)宿舎付近から臨む飯士山
(写真中)夕食に出たたけのこ
(写真下)朝食メニュー
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by hasiru123 | 2010-07-04 21:04 | 練習