ブログトップ

夢のマラソン

6年半ぶりのマラソンとあって、少なからぬ緊張の朝を迎えた。夏からの走りこみがどのくらいうまくいっているか、不安が半分、期待が半分だった。不安というのは、4月から練習を再開して半年しか経過していないことから、マラソンにとって十分なスタミナをつけるには至っていないのではないかということである。そして期待とは、スタートラインに立てたというわくわく感のようなものだ。

結果からいうと、不安が半分、というのは当たっていた。32キロあたりまでは快調なペースを淡々と刻み、目標のタイムでゴールするための記録に対して約2分半の貯金ができた。想定よりもやや速いペースではあったが、コースの後半に控えている上りを考えると、けっして無理な入りではない。ところが、その後の10キロで大きくペースを落として、貯金は使い果たし、反対に借金を背負うことになってしまった。

始めの5キロは、やや速かったかなと思えた。その後のラップは安定し、25キロを過ぎたあたりから、ひょっとしたらこのままのペースで押し通せるのではないかという淡い期待を抱かせるようになった。ところが、25キロから始まった緩やかな上りに加えて向かい風と降り始めの雨で、思った以上にスタミナを消耗したようだ。32キロを過ぎると、急に足が重くなり、スピードが鈍り始めた。併走していたチームメイトに付けなくなると、目に見えてペースが落ちていくのが実感できた。そこから、苦しみもがく闘いがゴールまで続く。

この苦しさは、普段の練習の中では体験することのないものだ。これを克服するには、レースに何度かトライして、苦しさがやってくる地点を少しでも先に持って行くことしかない。

今回初めて出場した太田原マラソンは、「4時間以内で完走できる」という参加資格が設定されているため、4千名程度の参加者数で、スタート時の混雑が少ない。また、競技場をスタート・ゴールとするコースは、本格的なマラソン大会の雰囲気を感じながら走ることができる。ランナーのマナーも大変よい。来年も、この大会にチェレンジしたいと考えている。

<成績>
3時間03分25秒(ハーフ通過:1時間27分27秒 30キロ通過:2時間05分47秒)
[PR]
by hasiru123 | 2010-11-29 00:04 | マラソン

c0051032_2325320.jpg

小春日和の下、第10回坂戸市民チャリティマラソンが行われた。今年も、大会役員として参加させていただいた。

レースの結果では、熟年ランナーの強さが目を引いた。女子の50歳代のクラスに出場したYさんと男子の40歳代に出場したUさんは、ともに5kmと10kmの2種目を制した。5kmと10kmのスタート時間の差は55分なので、5kmを1位でゴールテープを切ってから35分から40分後に10kmに挑んだことになる。このタフネスには敬服する。

Yさんはかつては東京国際女子マラソンの常連だったし、Uさんも福岡国際マラソンや東京国際マラソンに毎年のように出場していたシリアルランナーだ。ちなみに、Uさんは若葉グリーンメイトに所属しつつ、自分でも若手ランナーを集めたクラブチームを率いて育成に努めている。
c0051032_23253860.jpg

この人たちに共通することは、ただ一つ。毎日の練習の蓄積が豊富だということだ。練習の虫という様子は人目にはほとんど見せないが、私を含めた一市民ランナーとして、倦(う)まず弛(たゆ)まず走力を磨くその生活態度から大いに学びとりたい。

ところで、本大会では坂戸市陸上競技協会として駅伝強化のためのある取り組みを開始した。それは、埼玉県駅伝大会へ向けた選手強化の方策の一つとして、男子の入賞者に対して、今後坂戸陸協が主催予定の練習会参加への呼びかけを行ったことである。

坂戸市在住在勤のランナーを中心に広くアプローチすることによって、一つのランニングクラブに寄りかかった選手構成のあり方を変え、チームを強化する機運が高まることを期待している。ただし、広報の仕方についてはまだ荒削りで、さらにブラッシュアップさせる必要があろう。

さて、明後日は私ががんばる番である。今夜の天気予報では、大田原マラソンの開催地周辺の当日の空模様は降水確率70%で、最低気温2度、最高気温12度と報じられていた。寒さと雨の備えが必要のようだ。

(写真上)10kmの部のスタート
(写真下)10kmの部の総合トップのゴールシーン
[PR]
by hasiru123 | 2010-11-21 23:26 | マラソン

マラソンレースまであと9日を切った。先にも書いたが、走り込みはあまり進んでいなくて、今日ようやくレースペースに近い設定で走ったところだ。出場を予定している大田原マラソンはこれまで比較的フラットな周回コースだったそうだが、今年から、前半が下りで30キロ以降が上りとなる片道コースに変更された。スタミナが試される厳しいレースになりそうだ。

残された課題は、①アップダウンのコースに少しでも慣れること。②ペース設定が適切かを確認し、必要に応じて修正すること。そして、③疲労の回復を図り、本番までに調子を上げること。①はいまさらという感じがするが、早朝練習のジョグで入間川の土手を利用する程度かもしれない。最も大切なのは、③である。まずは、故障なくスタート地点に立つことに努めたい。

話は変わるが、今日は写真撮影にとって大きなイベントが川越市内で2つ催された。一つは、「朝鮮通信使」のパレードが、一番街を中心に行われたこと。もう一つは、川越のシンボルである時の鐘と洋館の川越商工会議所(注1)が今夜だけライトアップされたことだ。
c0051032_23281321.jpg

前者は、正式には「唐人揃い-朝鮮通信使-多文化共生・国際交流パレード」という。「朝鮮通信使」は、朝鮮王国と国交回復した1607年から1811年までの200年を越える長きにわたって、友好親善の証として、将軍襲名などの時に招かれたものだ。鎖国状況にあったと言われる江戸時代にあって、計12回にわたる大文化使節団がソウルから江戸を訪れたことはあまり知られていない。「「鎖国令」と名づけた法令が出されたことはなく、19世紀になってからオランダ商館長のケンペルがその著『廻国奇観』のなかで用いた用語を蘭学者・志筑忠雄が「鎖国」と翻訳したから、江戸時代=「鎖国」的状況として認識されてきたにすぎない」と仲尾宏『朝鮮通信使-江戸日本の誠信外交』(岩波新書にある。

また、「多文化共生」とは、江戸時代という過去の国際交流にとどまらず、今日最も近いすぐ隣国と民族を理解し、共生の道をさぐることを指している。同書では「対馬の「朝鮮口」には、他の三つの窓口にはみられな見られない、多様で多大な儀礼の交歓や情報・文化の往来があった」とも書いている。

「朝鮮通信使」と川越との接点は、川越が生んだ江戸時代の豪商榎本弥左衛門が書き残した日記『榎本弥左衛門覚書』(注2)に、江戸で第6回の朝鮮通信使の行列について記録し、川越商人に伝えたことがその発端といわれている。
c0051032_23301237.jpg

後者は、近くに住みながら見たのは初めてだ。青味がかった控えめな明かりに照らされた建物は、昼間の賑わいはうそのように静寂に包まれていた。できれば、周辺の照明をもう少し落としてもらえると、一層引き立つのではないかと思う。
c0051032_23293270.jpg


(注1)昭和3年に武州銀行が建てたもので、昭和45年に同会議所が移転した。
(注2)1週間前に『榎本弥左衛門覚書』の原本を目にする機会に恵まれた。ガラス越しに見るだけであったが、ある種の感動を覚えた。川越市立博物館の20周年企画展で。
[PR]
by hasiru123 | 2010-11-14 23:31 | その他

生活時間の仕分け

10月の最終土日は思い切り走り込むつもりでいたが、目標の半分も実行することができなかった。折から関東地方を襲った台風14号のためではない。それは、所用で予定していた30日と31日のWGM秋季合宿へ、夜の懇親会と翌朝の練習だけしか参加できなかったからだ。
c0051032_19154234.jpg

9月から10月にかけての週末は様々なイベントに加え、健康診断で引っかかって何度か再検診を受信することになったりで、予定していた練習メニューを消化することができなかった。そこで、つじつまを合わせるというわけではないが、以下の方法で走る時間の捻出に努めた。一つは、毎朝のように行うランニングの練習開始時間を40分から60分早めたこと。もう一つは、可能な限り年休や代休を消化することだ。

とはいうものの、どちらも潤沢な時間が余っているわけではないので、生活のどこかにしわ寄せが行く。一番手っ取り早い方法が睡眠時間を削ることだろう。ところが、これに頼るとランニングで大切なスタミナが落ちたり、抵抗力がなくなって風邪をひきやすくなったりで、体調への影響がでてくる。本末転倒である。

そこで、第三の方法。それは、1日の生活から無駄と思われる時間を極力排除することである。民主党政権が行っている事業仕分けではないが、いわば生活時間の仕分けだ。例えば、テレビの視聴。どうしても欠かせないニュースや天気予報に絞り込んだ。したがって、プロ野球のクライマックスシリーズなどは見たかったが、我慢した。酒のつき合いもちょっと悪くなったかもしれない。通勤や出張の移動中は、けっして寝ることはなく、必要なことを確実に行う。

そのことで、音楽を聴いたり、ゆっくり入浴したりすることはできなくなった。本を読むのも少し減ったかな・・・。家族との会話が減ったというほどまでは行かないが、部屋でくつろいだりする時間は確実に減った。マイナス面としては、生活に潤いがなくなったことだろう。しかし、生活時間の仕分けだからやむをえまい。

一方で、どうしても仕分けることができない聖域もある。それは、食事とささやかなビールである。

なぜ、そこまで生活時間を切り詰めようとしたか。それは、11月23日に行われる大田原マラソンへの出場があるからだ。足の故障で、6年ぶりのマラソンとなる。幸い、傷めた箇所の回復が見えてきて、長い距離が踏めるようになった。マラソンの走り方を思い出すためには、繰り返し練習することで最後まで走りきれるスタミナをつけるしかない。11月中旬まで、もうちょっとの辛抱である。

この仕分けをずうっと続けるわけではないが、やってみて生活の中にいろいろな無駄があることも気がついた。本当は、これから新たな仕分けが始まるような気もする。マラソンの後、じっくり検討したいテーマだ。


(写真)合宿地の鎌北湖レイクビューでの夕食メニュー。合宿で撮った写真で、ピントがまともだったのはこれ1枚。AF(オートフォーカス)がきかなくなってしまったからだ。一眼レフのP機もこれまでかと落ち込んだが、後でMF(マニュアルフォーカス)に設定されていたためとわかって、一安心。
[PR]
by hasiru123 | 2010-11-07 19:15 | 練習