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シドニーマラソン 9月に走るわけ

9月21日(日)にシドニーマラソンを走ってきた。なぜこの時期に、ということについては少し説明が要る。最近の自分が抱えているランニングの課題のようなものがここに集約されているからだ。

この数年来、ランニングにとっては1年でもっとも良好の気象条件であるはずの10月に調子が落ちる現象が続いた。「調子が落ちる」とはどういうことかというと、一つは、冷涼で湿度の低い気候に変わることによって、足の指先や踵の皮膚が乾燥してひび割れが生じることだ。数年前まではなかったことである。特に左足の外反母趾を患っている部分がひび割れすると、着地からキックに至る運動に支障をきたす。

また、くるぶし下の部分や第1指、第2指のつけ根に疲労性の痛みが発生することもある。たいていは練習量を落として一定期間休むと自然に消える場合が多いが、長く続くこともある。長く続くと、その年はマラソンをあきらめることになる。

3つ目の落ち込み現象は、春から夏にかけて長距離を走り込んで蓄えた(と思っている)スタミナにスピードを加えて、徐々に本番向けの体質に変えて行こうとしても、体がついていかないことだ。長い距離の走り込みではLSDの超スローペースが中心だったのが、メインの練習日にはLSDよりも少し速めのペース走や少し速めのペース走、本番に近いペース走、本番よりも速いペース走などを取り入れて練習内容にバリエーションをつけて、徐々に早めのペースで距離を伸ばしていき、最終的にはいつでも20キロ程度の距離をレースペースに近いスピードで正確に刻めるようにしていく。また、何回か30キロから40キロの持久走を入れてペース感覚を確認する。そういう練習計画がうまく回らなくなることである。

4つ目の現象は、出場しようと狙いを定めた大会に申し込みそびれて、代替候補を探さざるを得なくなったことである。私にとって、マラソンを一番走りやすい時期は11月である。全国でもっともマラソン大会が集中するのもこの時期なのだ。その11月に選んだ大会が、申込者が急増したため締め切り時期が早まって、結果的にエントリーできなかった。これまでも何度かあったことである。

今年はまた、目標としていて大会の出場要件を満たすことができなくて、申し込みできなかったものもあった。少しメジャーな大会になると、たとえば「日本陸上競技連盟登録競技者及び一般(日本陸上競技連盟未登録者)競技者のうち、マラソン4時間以内もしくはハーフマラソン1時間33分以内で、完走した記録を持つ男女。ただし、平成24年11月1日以降の日本陸連公認コースでの大会の記録《グロスタイムが対象で、ネットタイムは、原則として認めない》 とする」などという参加資格が求められることがある。私の場合には、最近2年間の公認記録を持っていないから、この場合だとアウトだ。

マラソンをベストコンディションで走れるにこしたことはないが、ベストコンディションになる日を待っていたら、いつのことになるのやら・・・。そのうちに、マラソンを走れなくなってしまうだろう。そんな足踏み状態から早く抜け出さないといけない。まずは出場要件を満たせる程度のほどほどの記録を作って、申込書に書けるようにしないと話しにならない。そのことに、遅まきながら気がついた。
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by hasiru123 | 2014-09-28 18:45 | マラソン  

擬制のランニング

この日の練習は1キロのペースを5分20秒から30秒に設定してスタートした。40キロ走である。ジョグよりは速いけど、マラソンのレースペースに比べたら相当に遅い。

今年初めての40キロ走になる。最後まで走りきることはもちろんだが、それも途中で苦しむことなく練習を終えること。これが、今日の練習の目標だ。そのためには、ゆめゆめ早く練習を終えようなどというはやる気持ちを持ってはいけない。そう、心に決めて早朝の入間川へ向けて走り出した。

長距離レースは、可能な限り早いペースで走って、より速くゴールにたどり着くことを競うものだ。したがって、練習とはいえ本番の距離を視野に入れて練習する40キロ走は、時間の速さ(ラップ、タイムなど)を意識して当然だろう。ところが、持久力をつける超長距離走(30キロ以上の走り込み)では、「時間」は意識しても、「速さ」を意識してはいけない。

そこで、クエスチョン。、「速さを意識してはいけないのは、なぜか -- 」。

たとえばマラソンの場合、初めての参加だったり、経験はあっても直近の大会時期から遠ざかっていたとしよう。マラソン本番で走る時間(ベストタイムが4時間だったら、その時間)を練習の中で体験することが持続力につながると考えるからだ。せっかくマラソンを完走しても、その感覚はすぐに忘れてしまう。人間は忘れる動物だから。本番のように速いペースでなくてもいいから(というよりも、速く走る必要はない!)、練習でスタートからゴールまでの時間を思い出す。

このように練習でマラソンの時間を体験することを、私は「擬制のランニング」と呼んでいる。この練習を本番までに数回繰り返すと、かなりスタミナがついてきたと実感できるのではないかと思う。これが、マラソンを成功に導く第1段階だ。

マラソンの経験が十分にある人は、次の段階として「擬制のランニング」よりもさらに長い距離を体験する練習に入っていくことができる。たとえば、40キロとか42キロといって本番を想定したより長距離の練習である。この場合の時間は、当然本番よりも長くなる。本番より長い時間を練習の中で体験して、距離に対する不安を払拭することがこの練習の目的である。「42キロ、何するものぞ」という気持ちがわいてきたらしめたものだ。

この2つの段階に共通していることは、いずれも「速さ」を意識しないで練習にマラソンの時間感覚を取り込むことである。「距離」を追うのではなく、「時間」を追う。これが、マラソン上達の近道だと考える。


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by hasiru123 | 2014-09-16 07:13 | マラソン  

5000mと駅伝

8月31日(日)に川越運動公園陸上競技場で記録会が開かれた。川越陸協主催で、埼玉陸協等が協力という方式としては今年度2回目である。この会場は第二種公認の陸上競技場だが、これまで公認大会が開催されることはあまりなかった。関係者によると、この日は約1700名の選手の参加があったと聞く。当地域における今後の陸上競技がいっそう盛んになることを願っている。

8月は前半が猛暑続きで、後半が天候が不順だったが、この日は秋を思わせるからりとした晴天に恵まれた。風も少なく、トラック&フィールドにとって好条件だった。暑い中でのレースを覚悟していた身にとっては、思わぬ誤算に感謝している。

私は、一般男子5000mの3組に出場した。この種目を走るのは2年ぶりのことだ。例によって夏はLSD中心の練習だったためスピード面で不安があったが、秋のロードレースシーズンに向けて調整するつもりで臨んだ。

結果としては、ほぼイーブンペースで走ることができた。高校生の速いペースにはまることなく、マイペースでラップを刻んだ。まずは、2年前の記録と同程度の内容でゴールできたことに一安心。「現状維持」というとマイナス評価のイメージが強いが、こと熟年ランナーの記録に関しては、落とさなかったということはプラスに評価していいだろう。大甘かも知れないが、「あっぱれ!」をあげたい。

ところで、高校生といえばこのころは長距離選手にとても重要な時期である。全国高校駅伝の県予選まであと2ヶ月あまり。夏の練習がうまくいっているかを問う試金石に当たる時期だからである。どの選手も、チームが少しでもワンランク上にいくことを目指して練習に励んでいる最中だろう。

駅伝というと、高校時代を思い出す。2年生のときは、強い上級生がいたおかげで入賞を目指して一生懸命に走っていた。高校に入ってから陸上競技に取り組んだため、このころは初期効果も手伝って伸張著しい時期だった。秋に入って気温が低くなると、走るたびに記録が伸びるのが楽しみだった。幸い出場メンバーにも選んでもらえたが、関東大会終了直後にひざの故障で長いブランクを迎えることになった。楽しい中にも、苦い思い出である。
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by hasiru123 | 2014-09-02 20:36 | 駅伝