夢のマラソン

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見守りと気づきのポイント

毎年2回発行されている地元のコミュニティ紙は、今回で8回目を数える。分量はさほどないが、確実に定期発行されている。

この種の発行物のミソは、「定期的に」発信することにある、と思っている。

 --そういえば、いつもこの時期になると配布されてくるね--
と、思い出してもらえたらしめたもの。

その紙面の中で、いつも書かせていただいている600字に満たないコラムがある。今回も再録する。

   ◆◇◆ 

数か月前に「高齢者を集めて品物を販売しているようだ」という情報を耳にして、実際にその現場を見に行ったことがある。販売員から「今説明中なので、後で来て」と言われたので、時間を変えて訪ねたらもう顧客は帰った後だった。販売員から説明を受けたが、どんな売り方をしていたのかは分からなかった。

これらの販売方法がすべて怪しいわけではないが、短期間に閉め切った会場等に人を集め、日用品等をただ同然で配って雰囲気を盛り上げたあと、高額な商品を展示して商品説明を行い、来場者にその商品を購入させるいわゆる「催眠商法」(SF商法)というのがある。会場の雰囲気で催眠状態となった来場者は、つい高額な商品に手を出してしまう。

特に認知症等の高齢者は、事業者からの勧誘や契約に必要な判断力が不十分な状態にあるので、一般の高齢者よりも被害にあいやすい傾向にある。また、被害等にあっているという認識が低いため、周囲も気づきにくい。

「認知症の母が、無料の商品を目当てに通っていたら2カ月で500万円以上契約していた」(国民生活センターのホームページから)

これは、ある消費生活センターが受けた相談事例である。被害の防止には、家族や周囲の人の協力が欠かせない。日頃から高齢者本人の様子や言動、態度などに変化や不審な点がないか、気をつけたい。
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by hasiru123 | 2016-01-25 20:59 | その他

継続の秘訣

先週、川越氷川神社の歳旦祭直会(さいたんさいなおらい)式に出席させていただいた。別名「鏡開き式」という。神様の力が宿った鏡餅が、出席者に振る舞われた。直会式の席上、宮司からは12月から正月にかけて行ってきたいろいろな行事が鏡開きをもって終了となる、という紹介があった。
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私の手帳にはいくつかの新年会の予定が書き込まれているが、身の回りの生活は、普段の装いを取り戻しつつある。ランニングも通常モードに戻さなくては・・・。そんな思いが、ふと脳裏をよぎった。

無理をせず、けがが少ないのが長くやっていけるひけつ。

九州・沖縄出身の選手に贈る「グリーンハット賞」の授賞式が1月8日、福岡市で行われた。受賞した福岡県田川市出身のゴルフ選手・手嶋多一さん(47)の言葉だ(「日刊スポーツ」から)。

20年シード権を守り続けるなど長く活躍しているこの選手の言葉は、意外と肩の力を抜いたものだった。この達人にも、若いときは無理をして故障したり失敗したりした経験を持っているにちがいない。体力や年齢にあった自分流の練習方法を探し当てた末の秘訣のように聞こえた。

どのスポーツにも共通した言葉だろう。

今年1年間、いやこれからずーっと、手嶋さんの言葉を心にとめて、走り続けることにする。


(写真)川越氷川神社(川越市宮下町2丁目/2014年2月16日撮影)
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by hasiru123 | 2016-01-18 20:46 | 練習

市民後見人を育てよう!

ランニングとは関係ないが、所属している消費者団体の会報に投稿したものを、ここに転載する。

  ◇◆◇◆◇◆◇―――――――――――――◆

 地域福祉の視点から「市民後見制度」について考えてみたい。会員の皆さんが、地域の自治体から市民後見人の担い手を求められたとしたら、その要請に応えることは可能だろうか、と。

 一般に「市民後見人」とは、弁護士や司法書士などの資格はもたないが、社会貢献への意欲や倫理観が高い一般市民の中から、成年後見に関する一定の知識・態度を身につけた第三者後見人等の候補者をいう(日本成年後見学会の報告書から)。親族や専門職に代わる新たな担い手である。市民が後見人として、本人が住み慣れた町で安心して暮らし続けられるよう、地域で支えあう。そんな身近な支援が、必要とされている。

 厚生労働省によると、平成24年度は87市区町(33都道府県)が検討または研修等を実施している。埼玉県では、5つの自治体が推進中だ。先行して実施している地域に、東京都世田谷区成年後見支援センターや大阪市成年後見支援センターなどがあり、養成後の登録や支援、受任調整、監督などを手掛けている。

 後見人等と本人の関係をみると、平成12年は親族が後見人等に選任された件数が全体の90%以上を占め、専門職は10%弱だった。しかし、平成24年の親族後見人は約49%まで減少し、専門職が約51%と増加している(最高裁の統計による)。

 今後は、専門職後見人の不足が予想されよう。しかし、市民後見人への期待には、単に不足する第三者後見人の受け皿や専門職後見人の代替えに限らない。見守りや頻度の高い訪問などのきめ細やかな後見活動など、市民感覚を尊重した活動が挙げられる。

 まずは、複雑な法律問題や争いがなく、専門職でなくても対応できるケースを受任していく。たとえば、日頃の見守りや年金等の収支を本人のためにどのように使っていくかを考えながら執行するのである。身上監護中心の後見業務であれば十分可能だろう。

 成年後見制度という「しくみ」に、予定調和的に問題が解決し、社会が変わることを期待する時代はとうに過ぎた。むしろ、市民同士が支えあい、知恵を絞って解決を図ることに意義を見たい。

一人暮らし高齢者の消費生活相談が増える中で、被害防止の有効性や権利擁護の視点から検討されていい課題だと思う。
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by hasiru123 | 2016-01-10 21:15 | その他

笑顔と声援

学生のころに読んだ桑原武夫編『一日一言』(岩波新書)を読み返してみた。元日のページは、万葉歌人山部赤人の代表作「不尽山を望める歌一首並に短歌」でうめられていた。

「天地の 分かれしとき時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる ・・・」の歌に続いて、有名な「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽の高嶺に雪はふりける」の反歌だ。真っ白な富士山が見えるのだから、歌には書かれていないがきっと背景には鮮やかな青空があったはずだ。

今年の元日は、朝から山部赤人が富士山の背景に見たような青空に覆われる穏やかな日だった。私は、昨晩から三芳野神社の氏子として参拝客の対応に当った。社殿の改修工事中にもかかわらず、これまでの正月と同様の参拝客が訪れた。
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どの人たちからも笑顔がこぼれ、普段の生活とは違った柔和な雰囲気に満ち溢れている。この1年が幸せでありたいという願いが込められているかのように。
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明日の箱根駅伝では、沿道からいっぱいの笑顔と明るい声援を受けながら選手たちが走るはずだ。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(写真)年が明けた三芳野神社
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by hasiru123 | 2016-01-03 17:57