夢のマラソン

シューズの紐

「むすび」について孫に話しかける。
<三葉、四葉、むすびって知っとるか?>
<むすび?>
<土地の氏神様をな、古い言葉でむすびって呼ぶんやさ>

この言葉にはふかーい意味があって、糸を繋げることもむすび、人を繋げることもむすび、時間が流れることもむすび。全部神様の力や、と。

遅まきながら、5月の連休に入って見た映画『君の名は。』に出てくる、ヒロイン三葉のおばあちゃん一葉が語る一コマである。

<縒(よ)り集まってかたちを作り、ねじれて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり...>
<それがむすび。それが時間>
と淡々と話は続く。架空の地方の山間部に住む女子高生と、東京に住む男子高生が、夢の中で入れ替わるファンタジーである。

シューズは、その用途により多種多様であるが、その紐もいろいろな結び方がある。右と左の紐を縒り合わせては離し、また縒り合わせる。最後にしっかり結ぶ・・・。脱ぐときは結んだ紐を必ず解き、履くときはまた結ぶ。シューズの紐も、走ることをとおして行く先々の人たちや未来の物語と繋がるむすびだろう。

私がレースで履くシューズは、紐が解けないよう両方に輪を作って交差させるやり方で結ぶようにしている。「イアン結び」という方法で、ご存知の方もおられよう。ちょっとだけ手間を要すことから、普段の練習で履くときは蝶結びが多い。

先ごろ、ランニング中に解けた靴紐を反対の足に引っ掛けて転倒するという事故があった。幸い軽い打撲で済んだが、解けた靴紐に気づかなかった自分にショックを受けた。川柳に<つまづいて身より心が傷ついて>という句がある。

せっかく足の状態が回復に向かい、継続的なランニングができるようになったこの時期である。シューズの紐の緩みで再び治療-回復の物語に繋がらないよう、注意を怠るまい。

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   (写真)現在練習で履いているシューズ

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# by hasiru123 | 2017-05-07 19:28 | 話題

注文の多い顧客

吉野弘さんに、電車が好きな、身振りをかくさない木立ちを題材にした詩があった。題名は『緑濃い峠の』。

<風をまとった電車にあおられ/ のけぞり、たわみ/葉裏を返し、激しく揉まれていた線路際の木立ち。・・・>
<一度、電車というものを見に来て/綺麗な電車に一目惚れ/ そのまま線路沿いに住みついてしまった・・・>

この詩を読んで、思わずいつも履いているランニングシューズのことを考えてしまった。シューズと木立の一方的な愛とは比べようもないが、毎朝ひたすら私の足を支えくれている。自分でいうのもなんだが、この足は注文の多い顧客で、しかも気難しい。いつも無理を強いるばかりだが、シューズはけして悲鳴を上げることがない。

2か月ほど前に、故障中の左足の外反母趾の痛みが高じてジョグができなくなることがあった。これまで履いていたシューズはワイドなつくりのものであったが、もう一段ワイドな規格に変えてみた。そしたら、ほとんど痛みを感じることがなく走ることができた。

外反母趾が悪化して親指付け根がさらに突起するようになったための痛みだったが、新しいシューズは顧客の要望に見事に応えてくれた。こういう製品のことを「一目惚れ」とはいわない、でしょうね。

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(写真)クスノキが生い茂る日比谷公園 2017年5月上旬

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# by hasiru123 | 2017-05-01 12:34 | 練習

マラソンは「記録」と「歳月」の掛け算だ

読売新聞のコラム「編集手帳」は、ホリプロの社長・堀威夫氏の自伝を引いてこう書いた。<人気の瞬間風速ではなく、「人気×歳月」の総量を追うのが、前途ある若い人を預かる経営者の責任である>(2012年7月12日)

マラソン選手についても同じことが言えるだろう。指導者には「記録」と「歳月」の掛け算で前途ある若い選手を育てる責任がある、と。そう応援したくなるくらいの活躍だった。ボストンマラソンで3位に入った大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)のことである。

タイムは2時間10分18秒。トラックで著しい成長を遂げてきた選手としては、「驚くほどの好記録ではないな」というのがこの第1報に接したときの正直な感想だった。

しかし、後から伝えられた情報によると、レース当日は20度近くまで温度が上昇していて、2時間3分から4分のベスト記録を持つ東アフリカ勢やリオ五輪のメダリストたちとほぼ互角に闘い上位に食い込んだとのことだった。そして、アップダウンの多い厳しいコースにもかかわらず、35キロから40キロを15分7秒でカバーしたことなどを考えると、相当にタフなレースをこなしたといえるのではないか。

マラソンの成長で大事なのは記録ではない。また、順位でもない。優勝を目指してしのぎを削るレースの中で、ライバルたちと四つに組み、どう挑むことができたかである。数字に表わすことのできないアナログ的な成果といえるだろう。そこから、次の大会に向けてつながるものが得られたとすれば、大きな収穫である。

今回の結果が瞬間風速に終わることなく、さらなる高みに向かう一里塚になることを願う。

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# by hasiru123 | 2017-04-20 07:43 | マラソン

桜の魅力

其所此所に群れ居る人らもの云はず静かに居ては照れる桜見る(窪田空穂)

「花見酒」という言葉があるくらい、桜には酒がつきものだ。しかし、ここでは一人ゆっくり花をめでる人たちを描写している。いつも思うのだが、花を見ているだけでもですっかり酔ってしまいそうなところを、なぜ酒が必要か、と。窪田空穂は、そこまで詠ってはいないが。

4月の第1土日で桜の撮影を計画していたが、開花状況が思わしくないため、カレンダーとにらめっこしながら日程を変更したりした。また、先週末にはあきる野市にある龍珠院や光厳寺を訪ねたが、花冷えの日が続いたためか一分咲きというところだった。

結果的に、ロケハンにウエイトをおいた撮影が多くなった。自然は、人間の都合には合わせてくれない。

そのためか、この時期いつも撮影に出かけている地元の中院でも、同じ桜に出会うことはない。だから、桜を見て飽きるということがないのかもしれない。

以下の写真は、今年撮ったものである。

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4月2日 新河岸川(埼玉県川越市)の北公民館近くで

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4月5日 日の出直後の伊佐沼(埼玉県川越市)で

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4月5日 新河岸川の水門前で

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4月8日 龍珠院(東京都あきる野市)はまだ開花したばかりだった

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4月7日 裏側から望む龍珠院

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4月14日 小川小下里分校(埼玉県比企郡小川町)


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# by hasiru123 | 2017-04-17 21:39 | 芸術

3月の大絶賛

五木寛之さんの『深夜草紙』の中に「今週の大絶賛」というエッセイがある。このタイトルを借りて、思わず「3月の大絶賛!」と叫びたくなった。

「ほっとけば治る」「そんなに痛みもない。検査をしてみないと何ともいえないが、大丈夫だと思う」。先の大相撲春場所で優勝した稀勢の里が、千秋楽の夜にテレビ番組で語った感想である。

凡庸な私には、そんなはずはないと思えたが、この横綱は言い訳をしなかった。

稀勢の里は12連勝していたが、13日目に日馬富士に敗れて左肩を痛めた。翌日は出場したものの、鶴竜にあっけなく押し込まれ2敗となった。千秋楽に1敗の照ノ富士と対戦した。

稀勢の里が逆転で優勝するめには、本割と優勝決定戦の2番とも勝たなければならない。鶴竜との取組から見て、だれもが稀勢の里の優勝はないと思っていたはずだ。ところが、2番とも制したのだから勝負はわからない。

白鵬が休場する中で、最後まで綱を張った稀勢の里だった。よく「荒れる春場所」といわれるが、これほど荒れて、感動を与えた場所も少ないのではなかったか。「大絶賛」するゆえんである。

気がかりなことが一つ。平成13年の夏場所で貴乃花が武蔵丸との優勝決定戦を制した大一番を思い出す。左ひざの故障を押しての逆転優勝だった。しかし、貴乃花はその後7場所続けて休場し、再び土俵に上がることなく引退に追い込まれた。稀勢の里には、じっくり故障を治してこれからも土俵を沸かせてもらいたい。  

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# by hasiru123 | 2017-04-01 18:01 | 話題

陸連登録とは

もうすぐ4月。いよいよトラックシーズンの幕開けです。そこで、日本陸連登録についてまとめてみました。市民ランナーにも大いに関係がありますので、参考にしてください。

Q.日本陸連登録への登録はだれでもできるの?
A.自己記録に関係なく、だれでも登録することができます。
Q.ということは、ランナーならだれでも登録できるんですね!
A.そうです。
Q.登録するとどんなことができるのかな?
A.公認大会のフルマラソンやハーフマラソンで、陸連登録者の部門にエントリーできます。マラソン大会によっては、陸連登録者の部門だと結構前の列からスタートできる場合があります。記録を狙うには多少有利になるかもしれません。公認大会で出した記録は日本陸連から公認されます。そのためには登録が必要となります。公認記録を取得しようとする競技会にエントリーするまでに、登録を行っておく必要があります。また、ロードレース大会などでエントリーと大会実施日の年度がまたがる場合は、エントリー時も大会実施日も登録会員である必要があります。

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Q.全国の登録者数はどのくらいあるの?
A.平成27年度で、登録会員数は39万人を超えました。年々増加傾向にあります。
Q.登録の種類はどうなっているのかな?
A.日本陸連の登録では、競技者、審判、指導者の区別はなく、団体登録か個人登録かの区別です。団体登録は、都道府県陸協にチーム(団体)単位で登録する方法です。個人登録は、都道府県陸協に個人で登録する方法です。個人登録で競技会に出場する場合は、所属は都道府県陸協名となります。その他に、地域単位の陸協(例:○○市陸協)、中学生登録、高校生登録、大学生登録があります。また、都道府県によっては独自に受付時に競技者登録、審判登録と分けている場合があります。詳細は都道府県の登録規程を参照してください。

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Q.登録の手続きの仕方を教えて。
A.各都道府県陸協が窓口となります。登録料は各都道府県陸協が個別に設定しています。年間1,500円~4,000円/人程度です。登録の有効期間は、4月1日から翌年3月1日の1年間で、継続する場合は、毎年更新が必要です。また、受付期間は2月末から12月末までなので、年末から2か月間は登録できません。個人のランナーは、地域単位の陸協がおすすめです。登録料を払うだけで登録手続きを自分でやらなくて済みます。

(写真)埼玉県川越市 この時期、中院の枝垂桜が満開です。


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# by hasiru123 | 2017-03-28 20:40 | 基礎知識

蔵と煉瓦

私が住んでいる埼玉県川越市には、蔵造り商家が数多く残されている。蔵造りの町並みが作られるきっかけとなったのは、明治26(1983)年3月17日の大火だった。

当時の東京朝日新聞によると、川越の全戸数3315戸のうち全焼及び半焼の土蔵で4分の1を占めたとされている(明治26年3月22日記事)。この中には、第八十五銀行(現在の埼玉りそな銀行)や鐘撞堂(かねつきどう)、蓮馨寺(れんけいじ)などが含まれていた。そして、この未曾有の大火災で川越商人たちの防火対策への意識の変革をもたらした。

商人たちは、同じ惨事を繰り返さないよう、建物そのものを防火建築にすることを考えた。伝統的な工法による蔵造り建物だ。最盛期には100軒以上の蔵造り建物が街中にひしめき、町並みを形成していた。

先ごろ、函館市で防災の先駆けといえる建築物を見る機会があった。「金森洋物店」である(下の写真参照)。

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館内は、明治から昭和にかけて何度か大火に見舞われてきた。明治11年、12年の大火で函館のほとんどの市街区域を焼失した。このため開拓使は、市街の区画整理と不燃質家屋の奨励に乗り出した。明治12年に被災した初代渡辺熊四郎もその施策に応じ、翌年11月に、開拓使の茂辺地煉瓦石製造所の煉瓦を使った洋風不燃質店舗の「金森洋物店」を開店させた。 

この店は主に舶来製の小間物や雑貨品を販売し、明治40(1907)年の大火では、周囲の不燃質店舗が焼失する中で、金森洋物店のみが難を逃れた。大正14年まで店舗として使用された建物は、昭和38年に北海道指定有形文化財に指定され、昭和44(1969)年から旧金森洋物店「市立函館博物館郷土資料館」として開館している(以上は、当館スタッフの解説による)。

煉瓦造りと蔵造りの違いはあるが、同時代の北国と川越に共通した防災対策がとられたことは興味深い。

以下の写真は、雪が降ったりやんだりだった3月上旬の函館市内で撮ったものである。

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函館市旧イギリス領事館 元町にあるかつてのイギリス領事館である。

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裏側から見た旧北海道庁函館支庁庁舎 現在は函館市写真歴史館・函館市元町観光案内所として活用されている。

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旧函館区公会堂 明治43年(1910年)に建てられた左右対称のコロニアルスタイルとブルーグレーとイエローの色が特徴的な美しい建物だ。

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五稜郭 周りの堀は固く凍結していた。

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上下和洋折衷住宅 一階が和風、二階が洋風に設計された木造二階建ての店舗・住宅で、元町付近でよく見られる。

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# by hasiru123 | 2017-03-18 14:34 | その他

若い選手の台頭が待たれる

2月26日に行われた東京マラソンの男子は、ウィルソン・キプサング(ケニア)がマラソン国内最高記録の2時間3分58秒で優勝した。そして、井上大仁(MHPS)が2時間8分22秒で日本人トップ、総合8位に入り、世界陸上ロンドン大会の有力な代表候補にに名乗りをあげた。

8人の先頭ランナーが、最初の5キロを14分14秒から16秒で通過した。まれにみるハイペースである。ちなみに、世界的な大会で最初の5キロが最も速かったのは、2009年ロンドンマラソンで走ったサムエル・ワンジル(故人、ケニア)の14分8秒だそうである。ただし、このときのワンジルは終盤に大きく崩れて世界記録にはならなかった。

東京マラソンでは、ケニアの選手たちもペースメーカーの速い入りに引っ張られるかのようにラップを刻んでいた。無理をしている様子は全く見られない。こういうときは、好記録が生まれやすい。テレビ中継のアナウンサーも「2時間を切るハイペース」と絶叫していた。たしかに、速かった。

ただし、驚異的なハイペースだったかというと、そうでもない。というのは、この大会は前半にハイペースで展開することが多いのである。なぜなら、初めの6キロで40メートル近く下るからだ。井上大仁や11位の設楽悠太(Honda)も最初の5キロが14分31秒だったが、これも冒険的ではあるが無謀とはいえないくらいの速さだった。二人は、次の5キロも14分40秒台をキープした。

設楽の走りで私が評価したいのは、15キロまでの5キロをキプサングよりも12秒速い14分32秒に上げたことである。この追い上げで先頭との差を10秒に縮めた。もし、その次の5キロで8人の集団に追いつくことができたとしたら、と期待を膨らませながらテレビに見入った。単独で先頭を追うよりもずっと楽に走れただろうし、後半の減速を抑えることにつながれば日本最高記録もついてくるのではないか、と。

さすがのキプサングらは、15キロ以降の5キロを14分30秒前後に上げ、設楽は少しずつ離れ始めた。設楽の世界トップへの挑戦は、ここで終わった。しかし、20キロまでは先頭の背中が見えるところでレースをしたという経験は大きな意味を持つ。それによって、次は30キロまで、そして35キロまでと、サバイバルレースができる距離を伸ばしていこうという気持ちが生まれてくるからだ。

東京マラソンの直前には、アメリカでトレーニングを積んでいる大迫傑(ナイキ・オレゴンプロジェクト)がボストンマラソンに出場するという記事を目にした。大迫は、昨年の日本選手権で5000mと10000mを制し、リオデジャネイロ五輪に出場したスピードランナーである。

設楽や大迫らの若いマラソンランナーの台頭が待たれる。

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# by hasiru123 | 2017-03-02 20:05 | マラソン

三芳野神社修理工事について

昨日は東京では青梅マラソンが、熊本では熊日30キロが行われました。数少ない30キロのロードレースが、縁あって例年2月第3週で重なっています。そして、各レースのレベルが高い点でも共通しています。

2月17日は春一番が吹き、18日は二十四節気の一つ、雨水でした。少しずつ春の足音が聞こえてきます。いよいよ、今年度終盤のマラソン大会が各地で行われます。

さて私ごとで恐縮ですが、氏子総代を務めさせていいただいている県指定文化財三芳野神社(埼玉県川越市初雁公園内)では、埼玉県と川越市の補助を受け、3年半かけて社殿の保存修理を実施しています。

漆塗や彩色、飾金具などの修理と排水機能を修復し、明暦(江戸時代初期)の姿に復元することが主な目的です。

つきましては、修理には多額の支出が見込まれることから、皆様の暖かいご支援を賜りたいと存じます。厳しい経済環境のなか恐縮ではございますが、何卒ご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。

また、ご協賛いただいた皆様に対しましては、ご芳名を竣工時に作製する報告書に記載させていただくとともに芳名板等に永久に記録させていただく予定です。

このお願いのほかに、広く市民の皆様からご支援をいただけるよう、四季の行事や広報等で情報提供とお願いをさせていただく予定です。よろしくご協力のほどお願い申し上げます。

なお、ご協賛の内容につきましては、下記のとおりご案内をさせていただきます。

   三芳野神社協賛金の受付について

1 協賛金 : 法人 1口 10,000円
 (複数口のご協賛をお願いします)
        個人 1口 1,000円
 (複数口のご協賛をお願いします)

2 振込先 : 埼玉りそな銀行川越支店 
        普通預金 4465744
        三芳野神社 田井欽一
※恐れ入りますが、払込手数料はご負担いただきますようお願い申し上げます。

3 問い合わせ先 三芳野神社修理工事協賛会 
        会計担当:田井 欽一
        埼玉県川越市三久保町22-6   
        電話 049-224-6417

お振込みに際しては、下記の内容をFAXにてお知らせください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

三芳野神社修理工事協賛会 行  
 FAX 049-224-6417

   三芳野神社修理工事協賛金申込書

(  )口   (      )円

お名前                                 

郵便番号(   -    )  

電話番号(             )

ご住所                                      

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     (写真)とおりゃんせの細道から見た拝殿

  三芳野神社修理工事協賛会
   会 長 山田 禎久(三芳野神社宮司)
   副会長 立原 雅夫(川越商工会議所会頭)
   副会長 石川 将輝(川越青年会議所理事長)
   副会長 粂原 恒久(小江戸川越観光協会会長)

三芳野神社 平安時代の初期に成立したと伝えられ、川越城内の天神曲輪(くるわ)に建てられています。このため、「お城の天神さま」として親しまれています。この天神さまにお参りするには、川越城の南大手門より入り、田郭門をとおり、富士見櫓を左手に見、さらに天神門をくぐり、東に向う小道を進み、三芳野神社に直進する道をとおってお参りしていました。



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# by hasiru123 | 2017-02-20 20:02 | その他

レースをメチャクチャに

日本のマラソンは、長いトンネルから抜け出せないでいる。男子は14年間、女子は11年間日本記録が更新されていない。五輪でも、男子は1992年(森下広一が2位)、女子は2004年(野口みずきが優勝)以来3位以内から遠ざかっている。

そんな中で、少しだけ出口が見えてきそうな兆しがある。先の大阪国際女子マラソンで重友梨佐(天満屋)が、別府毎日マラソンでは中本健太(安川電機)が優勝を飾ったからだ。両選手とも2017年世界陸上の派遣設定記録には届かなかったが、まずはトップでゴールテープが切れたことを喜びたい。

1月15日の日経新聞に掲載された瀬古利彦氏(DeNAランニングクラブ総監督)と高岡寿成氏(カネボウ陸上競技部監督)へのインタビュー記事「マラソン日本 復活させるには」を読んだ。そこには、日本のマラソンの復活はあながち夢ではないと感じさるものがあった。

瀬古氏は「東京五輪の開催が決まったことでマラソンをやりたいという学生が増えた」、「マラソン強化のいいきっかけになった」と最近の動きに前向きの評価をし、高岡氏も「2時間11分でもいいレースをしたといえるものはある」語っていた。ただし、いまのマラソンの現状や選手の問題点については「選手の練習量が極端に落ちている」(瀬古氏)」、「ペースメーカーが30キロまで引っ張ってくれるので、そこからいかに落ちずに粘るかだけのレースをしている」(高岡氏)と手厳しい。

たしかに、最近の国内の主要マラソン大会にはペースメーカーがつくので、選手たちは安心して前半をカバーすることができる。一方では、選手の創意工夫や戦略性が見られず、面白みに欠ける。これだと、駆け引きをしながら競う五輪や世界選手権などには対応できそうにない。

しかし、四半世紀前に世界の高みを目指してマラソンに取り組む選手がいたことに気がついた。日本記録を更新したことのある中山竹通氏である。「自分にみたいに能力のない選手が勝つにはレースをメチャクチャにして他の選手にパニックを起こさせるしかない」。ノンフィクションライターの折山淑美氏が書いた『日本のマラソンはなぜダメになったのか』(文芸春秋)にあった。

所属先のダイエーが目指すのは1番で、2番や3番はいらないという会社だったから、2時間テレビ画面を独占することがマラソンで生きていく方法だった、と。

30キロくらいまでは集団のできるだけ目立たない位置で省エネに徹し、勝負所で初めてサバイバルレースに参加するというのが、これまでのマラソンのセオリーだった。高い身体能力を持った東アフリカ勢ならこのセオリーが最適だと思う。しかし、挑戦者の立場にある日本選手に求められるのは、中山氏のような高いモチベーションと大胆な戦略性ではないか。

面白いレースを見せてくれる選手の出現が待たれるところだ。

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# by hasiru123 | 2017-02-16 17:40 | マラソン

走春

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「『野球と結婚したい!』と常日頃言っている私にとっての正月は、球春到来を告げるこの日です」と自身のブログに書いて、2月1日に野球選手との結婚を報告した人がいる。元日本テレビアナウンサーの上田まりえさんだ。

2月1日はプロ野球が一斉にキャンを開始することから、「球春」と呼ばれるようになった。春は名のみのこの時期だからこそ、暖かみを感じさせる言葉だ。

「光の春」ともいう。俳句歳時記の春の部には「鳥の妻恋」という季語があるそうだ。「ホルモン腺を刺激して小鳥たちに恋の季節の到来を知らせるのは、風の暖かさではなく光の強まりなのである」と倉嶋厚著『お天気歳時記』に教わった。ロシア語の言葉を翻訳したものだったということも。

坂戸市陸協の埼玉県駅伝でもようやく「走春」を迎えた。男子チームは3年間入賞から遠ざかっていたが、14回連続の出場となった今日、選手たちの踏ん張りと陸協役員をはじめとする方々のサポートのおかげで手にすることができた。

そして、念願だった女子チームの初出場も果たすことができた。女子選手はマラソン人気などですそ野が広くなったが、女子の駅伝チームはまだ少なく、これからというところだ。片道コースで、対応の必要な中継所が増える中を、多くのみなさんのご協力をいただいて、しっかりタスキをつなぐことができた。駅伝の新しいスタートラインに立てたことについて、喜びたい。

選手の皆さんには、今後の1年間を個人レースと駅伝、仕事と練習をうまく両立させていただき、再び美酒を味わいたいと思う。

最後に、昨年の男子チームに続いて今年の女子チームのために上下のユニフォームを提供してくださった株式会社丸幸さんに対し、心より御礼を申し上げる。

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# by hasiru123 | 2017-02-05 21:26 | 駅伝

自分の調子を知る

1月29日(日)に、飯能市で第15回奥むさし駅伝競走大会が開催された。冬型の気圧配置が緩んだため、この時期としては暖かい気象条件の下でのレースだった。

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私が所属している陸協からは、男子チームが一般の部に出場した。昨年よりも20位順位を上げて、前年の記録を約6分短縮した。来週出場予定の埼玉県駅伝でエントリーしている選手でオーダーを組み、そのトライアルという位置づけで臨んだ。

1区のI選手は、昨年は1500mを中心にスピードに磨きをかけてきた。当チームとしては初出場だが、この区間は4年連続での出場である。前半で周囲の速いペースに背中を押されたためか、終盤で失速したのが悔やまれる。

2区のH選手は、年末にけがで手術を受けたばかりで、リハビリの途上での出場となったにもかかわらず、無理をお願いしてしまった。しかし、その心配は杞憂に終わり、上りをしっかり走りきることができて、ほっとしている。

3区は、前年と同じM選手がタスキをつないだ。前回の区間記録を約1分半短縮する快走を見せた。高校時代の力を徐々に取り戻しつつあると感じさせた。

4区は、800mを得意とするH選手だ。昨年は生活環境が変わり、十分な練習を積めなかったが、下りのコースをうまく走り、重責を果たしてくれた。

5区は、初出場のS選手である。期待どおりの走りを見せてくれた。これからが楽しみである。

アンカーは、3000m障害をはじめとするトラックレースで力をつけつつあるY選手が9人抜きの快走を見せた。埼玉県駅伝でもこの日のような粘り強い走りを期待している。

今回のように、2週続けてレースに臨むときに大事なのは、選手自身による調子の見極めである。選手の体は生き物だから、周期的に調子が上がったり下がったりする。今どの状態にあるのか、しっかり押さえておくことが肝要だ。この日、あまりいい状態で走れなかったとしても選手の調子の上昇過程にあるとしたら、次の週は少なくとも今よりはいい状態で走れるはずである。その反対に、この日いい状態で走れた選手でも調子の下降過程にあれば、次週はその点を肝に銘じて走る必要があろう。


自分の調子と対話をしながらレースに臨む。先に「トライアル」と書いたのは、そういう意味である。


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# by hasiru123 | 2017-01-30 21:19 | 駅伝

昭和の歌と万葉集

日本老年学会は、現在65歳以上とされている「高齢者」の定義の見直しを進め、年齢を体力的な面などからも75歳以上に引き上げるべきだとする提言をまとめた。提言によると、65歳から74歳までの人たちを新たに「准高齢者」と位置づけるという。長寿社会の一つの到達点だと評価したい。

一方では、若い人たちの年代のシフトというのもあるのではないだろうか。

通勤の車中でいつも聞いている放送に「荒川強啓デイ・キャッチ!」という番組がある。昨年暮れに聞いた、コメンテーターの近藤勝重さん(毎日新聞客員編集委員)のひとことが記憶に残っている。

1975年にヒットした伊勢正三作詞、作曲の「22才の別れ」について、こんなことを言っていた。「22歳といえば、学生と社会人が入り交じる年齢だが、女性にとっては結婚適齢期でもあった。この歌にある感覚は、現在の22歳の女性にはない。30歳くらいにあたるのではないか」と。

近藤さんは、どのあたりの表現を指して今の22歳にはないと言うのだろうか。

古いレコードの歌詞カードを引っ張り出してみると、例えば<わたしには/鏡に映ったあなたの姿が見つけられずに>とあった。また、<あなたは/あなたのままで変わらずにいてください/そのままで>というくだりもある。近藤さんの言葉とシンクロしたのは、これらの詞からだった。

ストレートに言い放つことを抑制し、別離の切なさをいったん飲み込んで言葉にできるのは、結婚適齢期までのいくつかの経験と時間が必要なのではないか。そんな気がする。

私には、以下のような歌詞からも世代の感覚が様変わりしていることが実感できる。

<こんな小春日和の/穏やかな日は/あなたの優しさが/しみてくる>

70年代の名曲で、さだまさし作詞、作曲の「秋桜」だ。明日嫁ぐ娘が母との別れを惜しむ気持ちを歌っている。今の20代の女性からは、そんなフレーズは出てこないだろう。

新幹線や飛行機で簡単に遠隔地と行き来できて、SNSで日常的なやり取りが瞬時にできる時代である。嫁ぐ前の日と後の日は切れ目なくつながっているのだ。

「だが、しかし――」と考える。江戸幕府も、鎌倉幕府も、時の彼方にかすんでしまうくらいの1300年前のこと。万葉集にはこんな歌があった。

<鳴る神の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨も降らぬか 君も留めむ>

「雷が少し轟いて空が曇る。雨も降ってくれないだろうか、そうすればあなたがここにとどまってくれるだろうに」という意味である。

柿本人麻呂歌集の中にあるもので、20歳になるかならないかくらいの乙女が恋に思い悩み、そして恋に少しだけ内気な女性の心情を詠んだものだ。今の女子高生、女子大学生たちと何ら変わるところがない。

時が移っても、変わった心模様と変わらない心情とがクロスオーバーしている。だから、人は昭和歌謡を懐かしみつつ、万葉集に共感するのかもしれない。


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# by hasiru123 | 2017-01-12 20:45 | その他

謹んで新春のご祝詞を申し上げます


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               林立する蔵王のモンスター(山形県)

  昨年2月中旬に撮影したものです。樹氷・スノーモンスターは、日本ならではの光景といわれますが、特定の地域に限られます。この年は雪が少なく、樹氷も小ぶりでした。


 ニューイヤー駅伝は18年ぶりに旭化成が優勝しました。また、箱根駅伝では青山学院大が3連覇、3冠を達成しました。


 この勢いを追い風にして、坂戸市陸協は埼玉県駅伝に挑みます。

 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

 2017年 元旦


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# by hasiru123 | 2017-01-05 08:58 | その他

世界一安全な戦争とは

昨年末に見た「アイ・イン・ザ・スカイ」という映画には、「世界一安全な戦争」という副題がついていた。戦地とは隔絶された地点から、机上からミサイルやロケット弾などの攻撃を指示することかと思いきや、今の「安全な戦争」はもっと先を行っているのだと気づかされた。

英国軍の諜報機関のパウエル大佐(ヘレン・ミレン)は、米軍と共同で対テロ作戦を指揮する。英米とは比較的友好的なケニアのナイロビで発見したテロリストの隠れ家。そこに潜伏しているテロリストの動向を無人偵察機と鳥型や昆虫型の小型ドローンを使って探り、その映像が米軍基地のスティーブ・ワッツ中尉(アーロン・ポール)らがいる会議室に流れる

ナイロビの隠れ家に英国人テロリストが集結していて、自爆テロの準備が進められていることがわかる。パウエル大佐はドローン攻撃による殺害を米国・ネバダの空軍基地に指示する。しかし、小型ドローンからは隠れ家のすぐそばで現地の少女がパンを売っていることが映し出されていた。攻撃で何人の犠牲者が出るかわからない自爆テロを未然に防ぐか、それとも少女の命が失われるとわかって建物を爆破させる計画を断念するか。果たして、ここで攻撃することは是か否か。

軍人や政治家たちが、ボタンを押すことで発生する被害の責任を巡って決定をたらい回しにする様など、現代の政治をうまくあぶりだしている。 それでいて、スピード感があってスリリングだ。最後まで緊張がの糸を切らさない、うまい映画作りだと思う。

犠牲者の視点から戦争を告発する映画が数多くある中で、武力を行使する側に立ってその是非が議論されていく。どちらに与しても、問題がある。大義名分がない。この矛盾にどう挑むかがテーマである。

「あなたならどうする」と問われて、100年かけても解を出せそうにない。この重たさが「アイ・イン・ザ・スカイ」の魅力でもある。


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# by hasiru123 | 2017-01-01 21:10 | 芸術