夢のマラソン

カワセミ街道を走る

若葉グリーンメイトの役員会と高校の陸上部のOB会総会のご案内をいただいていたが、昨日はそのどちらも欠席させてもらった。申し訳けなかったが、先に日高かわせみマラソンの10キロの部に出場を決めていたからである。

個人レースとしては1年3ヶ月ぶりのことだ。右足の故障が再発しないかという懸念を振り払うことと、現在の走力を確かめ、来季の目標作りに生かしたいというのが狙いである。いわば、試運転である。

結果から言うと、まったく足の違和感はなくゴールすることができた。全体をとおしてイーブンペースで刻むことができ、後半にさしたる失速がなかったことは収穫だった。欲を言えば、4年前に同大会を走ったときの記録にもう少し近づけたかったのだが、それは来年の同大会までとっておくことにしたい。

それにしても、スタート時(11時)の気温が約6度と、この時期としてはとても寒いコンディションだった。薄手の手袋を着用したが、ゴールしたときはすっかり指がかじかんでいた。

高麗川に沿って伸びる通称「カワセミ街道」をひた走るコースで、高麗神社をスタートし、2か所で折り返して戻ってくる。日高市は自然にあふれた丘陵地で、奥武蔵方面から下る高麗川ではたくさんの野鳥を観察することができる。カワセミは水辺に棲む美しい鳥だ。清流を誇る高麗川流域には多く生息することから、日高市の鳥となっている。コバルトブルーの背とオレンジ色の下面。その可憐な姿をこの地で観ていないのが残念だ。

高麗神社は、これまで山道を走るトレーニングの基地として利用してきたが、社殿は素通りばかりで失礼の連続だった。高句麗からの渡来人高麗王若光が建都したのが霊亀2年(716)という。帰りには、1300年の歴史に思いを致し、参拝させていただいた。
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# by hasiru123 | 2016-03-14 19:51 | マラソン

2016びわ湖毎日マラソン

3月6日(日)に、リオデジャネイロ五輪の男子マラソンの最終代表選考レースとなったびわ湖毎日マラソンが行われ、31歳の北島寿典(安川電機)が日本勢最高の2位に入った。優勝したのは、ルーカス・キャメリ・ロティナ(ケニア)だった。

ケニアなど海外勢が先行するなか、日本人選手は第2集団でレースを進め、30キロを過ぎてから次々と日本勢の先頭が入れ代わる激しいレース展開となった。残り1キロ地点で北島が抜け出し、トラックに入ると前を走っていたシンブ(タンザニア)も抜いて2時間9分16秒で2位に入り、代表に一歩近づいた。

前半から数人の外国人選手が第1集団を形成し、主だった日本人選手が第2集団で追っかける形は、1週間前の東京マラソンと似ていた。また、東京では初マラソンの村山謙太(旭化成)が、びわ湖では丸山文裕(旭化成)が意欲的に日本人の先頭を走る積極性が目を引いたのも共通している。特に、丸山は最後まで粘ってトップから28秒差の6位に食い込んだ。若い選手の台頭の兆しが見えてきたかな、と思わせる大会だった。

今大会で見ごたえのあったのは、30キロ以降の4人の日本人選手によるデッドヒートだった。代表の切符を何としてでも手にしたいという意気込みが感じられ、久しぶりに白熱したレースを見せてもらった。

終盤のつばぜり合いを見て思い出したのは、シドニー五輪の最終代表選考を兼ねた2000年のびわ湖毎日マラソンだ。川嶋伸次(当時旭化成)とマルティン・フィス(スペイン)の一騎打ちとなった。川嶋は32キロ以降に集団を抜け出してトップに立ったが、フィスが執拗に食い下がり、38キロ付近で川嶋を突き放し連覇した。川嶋はこの時の粘り強い走りが評価されて、五輪代表に選ばれている。

さて、リオ五輪の代表はいかに。3月17日の決定を待ちたい。
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# by hasiru123 | 2016-03-08 20:07 | マラソン

2016東京マラソン

今日の東京マラソンは、WGMの朝の練習会へ参加したため帰宅後に見た。

車中のラジオでは、20キロ地点で8人の先頭集団の中に日本人選手は村山謙太(旭化成)だけが入っていると伝えていた。22キロあたりから少しずつ遅れ、第2集団にいた高宮祐樹(ヤクルト)が2時間10分57秒で日本人最高の8位に入った。

終盤の高宮はどの日本人選手よりも勢いがあり、スタミナにも自信を持っていたようである。この時期としてはやや高温だった気象条件にも適したレース展開だった。ヤクルト陸上競技部のホームページを見たら、5000m13分55秒38、10000m29分06秒71という実績とともに、「こんな私ですが、応援してくださる方がいる限り頑張ります」という控え目なコメントがあった。これからは、遠慮なく日本記録という目標に挑んでもらいたい。

というのは、アフリカ勢の競り合いから抜け出して優勝したリレサ(エチオピア)と8位の高宮との差は4分1秒あったからだ。また、先頭集団と第2集団との差は25キロ地点で約3分あった。この差がそのまま世界との差だと言えるだろう。

その意味では、後半失速したが20キロまで先頭集団に食らいついた村山の積極性は大いに評価したい。世界のスピードを集団の中で体感した経験は、2度目以降のマラソンに生きるはずだ。

選手に酷だったのは今日の気象コンディションだった。2時間4分台の記録を持つリレサは約2分悪かったことからも、このことを裏付けている。ゴールしたころの東京地方の気温は12度だったが、春の日差しを浴び続けたダーメージはかなりあったと思われる。
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# by hasiru123 | 2016-02-28 19:03 | マラソン

2月の贈り物

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「アイスモンスター」という。蔵王山特有の気象条件と自然環境が生み出した「樹氷」のことを指す。『気象の辞典』(平凡社)によると、「過冷却雲粒が冷たい樹木や地物につぎつぎに衝突し,瞬間的に凍り、たくさんの氷の粒からなる白色不透明の氷で、あられのできかたと同じ」と解説されている。
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蔵王山の樹氷を見るのは40年ぶりのことである。ここでスキー中に複雑骨折し、それ以来スキーとは縁がなくなり、足が遠のいてしまったからである。今回は、スキーとストックをカメラと三脚に代えて再び訪ねることにした。「冬の蔵王」を象徴するのは、抽象的な形態をした白い雪の塊が幾重にも並び、奇妙な景色を造りだす雪の怪物だ。
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訪れた1日目は、紺碧の空に包まれた白銀の世界だった。午後3時ころの斜光線にもかかわらず、蔵王の光の春は目が痛いくらいにまぶしい。2月の晴天は2、3日しかないと聞いていたので、とても幸運なことだ。日没までのひと時を大切にしよう。
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翌日は打って変わって、朝から視界不良の天候となった。地蔵山に登っても何も見ることができない。夕方まで光が差すのをじっと待ったが、地吹雪が鳴りやむことはなかった。
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全国的にも、蔵王と八甲田山など限られた地域でしか見られない。今年は、2月の暖かさの影響でモンスターは小ぶりである。次に来るときは、夕日を背景にさらに大きく成長した怪物くんを撮りに来よう。
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# by hasiru123 | 2016-02-22 18:55 | 芸術

何のために走るのか -埼玉県駅伝-

坂戸市陸協は、2週続けての駅伝出場だった。今日は、第83回埼玉県駅伝大会である。
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今回も残念ながら、10位以内入賞という目標には手が届かなかった。故障や仕事の都合などで、オーダーを大きく変更せざるを得なかったという事情はあったにせよ、一番悔しい思いをしているのは選手自身だと思う。

でも、この結果を悲観的に考えたり、自らを責めたりする必要はまったくない。自分の好きなことをやって得られた一つの答えなのだから、あるがままを受けとめればいい。「駅伝競走」というゲームを楽しませてもらったと考えるべきだろう。そして、過去を変えることはできないが、将来はいかようにも作り上げることはできる。気持ちを、早く次の目標に切り替えよう。
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「若いころからマイナス思考型の人間だった」という五木寛之さんは「サンデー毎日」先週号のコラムの中でにこう書いている。「努力してもむくわれないのが世の中」と決めているから、努力に結果を求めない、と。同感だ。

目標管理の徹底を志向するビジネス社会や勝利至上主義の体育会的スポーツとは対極的な発想かもしれないが、掲げた目標は達成されないことの方が圧倒的に多い。だから、もし目標が達成されたとしたら、それは「ラッキー!」なことだと思う。
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今回の駅伝では補欠を使い果たしてしまったが、補欠に回ることを快く引き受けてくれた選手たちがいたからこそタスキがつながったのである。危機にしっかり対応できたことを高く評価するとともに、感謝している。

駅伝が個人レースと大きくちがうのは、チームが力を合わせて勝負に臨むことである。私たちの団体はその勝負に際して、24チームの中で10番目以内に入ることを当面の目標においているチームだ。その距離感は、箱根駅伝でいえば、シード権争いに近いと言えるだろうか。

ただし、私たちが箱根を目指す学校と決定的にちがうのは、日々の仕事や生活と両立させながら戦っていることだ。私たちの戦い方は、勝負以外に日々の生活に潤いをもたらす走り方ができるかどうかを大切にする、といえばいいだろうか。走ることによって、生活に灯りをともすことができたとしたら、この1年間のとり組みは有意義であったと考える。

今年も暖かい応援をくださった役員の皆様に、心から御礼を申し上げます。


(写真上)さいたま新都心駅前をスタートする選手たち
(写真中)移動前の坂戸市役所で
(写真下)反省会で
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# by hasiru123 | 2016-02-08 20:14 | 駅伝

2016年奥むさし駅伝

1月31日に行われた奥むさし駅伝は、坂戸市陸協として5度目の出場である。数日前の週間天気予報では、雨または雪と報じられたいたが、幸い最近としては穏やかな冬晴れの日となった。
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前回から3名の選手が入れ替わり、Y、M両選手は当陸協として初めての参加となった。来週行われる埼玉県駅伝の出場予定者が4名いることから、その調整も兼ねて臨んだ。結果としては、前回よりも順位を6つ上げて、記録も約2分短縮することができた。大変心強いことである。
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今回の結果は一つの通過点である。大事なのは各選手が本大会から課題を見つけ、次週までにいかに調子を引き上げることができるかにある。ぜひ、うまく修正し、埼玉県駅伝のタスキをしっかりつなぐことを期待している。
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早朝からサポートにあたって下さった役員の皆様には、心から御礼を申し上げます。

■2016年1月31日午前9時の気象コンディション(参考:所沢市) 晴れ 4.9度 南風1.6m
■出場チーム数(一般) 158


(写真上)開会式で来賓としてあいさつするカネボウ監督の高岡寿成さん
(写真中)1区のスタート(東飯能駅前)
(写真下)ゴールする坂戸市陸協のH選手
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# by hasiru123 | 2016-02-04 21:23 | 駅伝

見守りと気づきのポイント

毎年2回発行されている地元のコミュニティ紙は、今回で8回目を数える。分量はさほどないが、確実に定期発行されている。

この種の発行物のミソは、「定期的に」発信することにある、と思っている。

 --そういえば、いつもこの時期になると配布されてくるね--
と、思い出してもらえたらしめたもの。

その紙面の中で、いつも書かせていただいている600字に満たないコラムがある。今回も再録する。

   ◆◇◆ 

数か月前に「高齢者を集めて品物を販売しているようだ」という情報を耳にして、実際にその現場を見に行ったことがある。販売員から「今説明中なので、後で来て」と言われたので、時間を変えて訪ねたらもう顧客は帰った後だった。販売員から説明を受けたが、どんな売り方をしていたのかは分からなかった。

これらの販売方法がすべて怪しいわけではないが、短期間に閉め切った会場等に人を集め、日用品等をただ同然で配って雰囲気を盛り上げたあと、高額な商品を展示して商品説明を行い、来場者にその商品を購入させるいわゆる「催眠商法」(SF商法)というのがある。会場の雰囲気で催眠状態となった来場者は、つい高額な商品に手を出してしまう。

特に認知症等の高齢者は、事業者からの勧誘や契約に必要な判断力が不十分な状態にあるので、一般の高齢者よりも被害にあいやすい傾向にある。また、被害等にあっているという認識が低いため、周囲も気づきにくい。

「認知症の母が、無料の商品を目当てに通っていたら2カ月で500万円以上契約していた」(国民生活センターのホームページから)

これは、ある消費生活センターが受けた相談事例である。被害の防止には、家族や周囲の人の協力が欠かせない。日頃から高齢者本人の様子や言動、態度などに変化や不審な点がないか、気をつけたい。
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# by hasiru123 | 2016-01-25 20:59 | その他

継続の秘訣

先週、川越氷川神社の歳旦祭直会(さいたんさいなおらい)式に出席させていただいた。別名「鏡開き式」という。神様の力が宿った鏡餅が、出席者に振る舞われた。直会式の席上、宮司からは12月から正月にかけて行ってきたいろいろな行事が鏡開きをもって終了となる、という紹介があった。
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私の手帳にはいくつかの新年会の予定が書き込まれているが、身の回りの生活は、普段の装いを取り戻しつつある。ランニングも通常モードに戻さなくては・・・。そんな思いが、ふと脳裏をよぎった。

無理をせず、けがが少ないのが長くやっていけるひけつ。

九州・沖縄出身の選手に贈る「グリーンハット賞」の授賞式が1月8日、福岡市で行われた。受賞した福岡県田川市出身のゴルフ選手・手嶋多一さん(47)の言葉だ(「日刊スポーツ」から)。

20年シード権を守り続けるなど長く活躍しているこの選手の言葉は、意外と肩の力を抜いたものだった。この達人にも、若いときは無理をして故障したり失敗したりした経験を持っているにちがいない。体力や年齢にあった自分流の練習方法を探し当てた末の秘訣のように聞こえた。

どのスポーツにも共通した言葉だろう。

今年1年間、いやこれからずーっと、手嶋さんの言葉を心にとめて、走り続けることにする。


(写真)川越氷川神社(川越市宮下町2丁目/2014年2月16日撮影)
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# by hasiru123 | 2016-01-18 20:46 | 練習

市民後見人を育てよう!

ランニングとは関係ないが、所属している消費者団体の会報に投稿したものを、ここに転載する。

  ◇◆◇◆◇◆◇―――――――――――――◆

 地域福祉の視点から「市民後見制度」について考えてみたい。会員の皆さんが、地域の自治体から市民後見人の担い手を求められたとしたら、その要請に応えることは可能だろうか、と。

 一般に「市民後見人」とは、弁護士や司法書士などの資格はもたないが、社会貢献への意欲や倫理観が高い一般市民の中から、成年後見に関する一定の知識・態度を身につけた第三者後見人等の候補者をいう(日本成年後見学会の報告書から)。親族や専門職に代わる新たな担い手である。市民が後見人として、本人が住み慣れた町で安心して暮らし続けられるよう、地域で支えあう。そんな身近な支援が、必要とされている。

 厚生労働省によると、平成24年度は87市区町(33都道府県)が検討または研修等を実施している。埼玉県では、5つの自治体が推進中だ。先行して実施している地域に、東京都世田谷区成年後見支援センターや大阪市成年後見支援センターなどがあり、養成後の登録や支援、受任調整、監督などを手掛けている。

 後見人等と本人の関係をみると、平成12年は親族が後見人等に選任された件数が全体の90%以上を占め、専門職は10%弱だった。しかし、平成24年の親族後見人は約49%まで減少し、専門職が約51%と増加している(最高裁の統計による)。

 今後は、専門職後見人の不足が予想されよう。しかし、市民後見人への期待には、単に不足する第三者後見人の受け皿や専門職後見人の代替えに限らない。見守りや頻度の高い訪問などのきめ細やかな後見活動など、市民感覚を尊重した活動が挙げられる。

 まずは、複雑な法律問題や争いがなく、専門職でなくても対応できるケースを受任していく。たとえば、日頃の見守りや年金等の収支を本人のためにどのように使っていくかを考えながら執行するのである。身上監護中心の後見業務であれば十分可能だろう。

 成年後見制度という「しくみ」に、予定調和的に問題が解決し、社会が変わることを期待する時代はとうに過ぎた。むしろ、市民同士が支えあい、知恵を絞って解決を図ることに意義を見たい。

一人暮らし高齢者の消費生活相談が増える中で、被害防止の有効性や権利擁護の視点から検討されていい課題だと思う。
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# by hasiru123 | 2016-01-10 21:15 | その他

笑顔と声援

学生のころに読んだ桑原武夫編『一日一言』(岩波新書)を読み返してみた。元日のページは、万葉歌人山部赤人の代表作「不尽山を望める歌一首並に短歌」でうめられていた。

「天地の 分かれしとき時ゆ 神さびて 高く貴き 駿河なる ・・・」の歌に続いて、有名な「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽の高嶺に雪はふりける」の反歌だ。真っ白な富士山が見えるのだから、歌には書かれていないがきっと背景には鮮やかな青空があったはずだ。

今年の元日は、朝から山部赤人が富士山の背景に見たような青空に覆われる穏やかな日だった。私は、昨晩から三芳野神社の氏子として参拝客の対応に当った。社殿の改修工事中にもかかわらず、これまでの正月と同様の参拝客が訪れた。
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どの人たちからも笑顔がこぼれ、普段の生活とは違った柔和な雰囲気に満ち溢れている。この1年が幸せでありたいという願いが込められているかのように。
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明日の箱根駅伝では、沿道からいっぱいの笑顔と明るい声援を受けながら選手たちが走るはずだ。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(写真)年が明けた三芳野神社
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# by hasiru123 | 2016-01-03 17:57

今年の10大ニュース

2015年も残すところあと5日となった。この1年のわが身を振り返り、10大ニュースを挙げてみたい。

一つ目は、12月に行われた鎌北湖・黒山駅伝で、若葉グリーンメイトから待望の女子チームを出すことができたことだ。マラソンやロードレースに参加する女子の市民ランナーは多いが、駅伝の女子チームはまだ少ない。チームの活性化と周りへの発信力につながればううれしい。

二つ目は、一昨年の11月末から右足内踝の下部を故障し、走れない期間が長引いた。今年4月中旬から自転車と併用しなが徐々に練習量を増やしながら、ようやく11月下旬からはジョグのペースを速めても痛みを感じないくらいに回復した。

三つ目は、地元のスポーツ用品企業の協力をいただいて坂戸市陸協男子選手のユニフォームを新調したことだ。思えば、これまでのユニフォームは小陸協チームが12年前に初めて埼玉県駅伝に出場したときに、当時の役員の方々から寄付をいただいて作ったものだった。

四つ目は、夏に受けた健康診断で潜血反応が出たため初めて大腸の内視鏡検査を受けたことである。胃の内視鏡検査は毎年欠かさずに受けていたが、そろそろ大腸検査をする時期かと思っていたが、異常がなかったことから、これまで通りの練習を続けている。胃腸に負担をかけない食事や生活を心がけたい。

五つ目は、秋の「第10回第九の夕べin喜多院」の撮影中に、愛用のカメラを壊してしまったことである。これを機に、今年出た高画素機に触手を伸ばしてしまった。RAW現像編集ソフトも同機の付属のものに切り替えたものの、思いのほか悪戦苦闘している。

六つ目は、埼玉県と川越市の補助金を受けて三芳野神社修理工事が開始されたことである。今後3年半かけての長丁場となるが、漆塗や彩色、飾金具(かざりかなぐ)などの修理と排水機能の修復を予定している。
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七つ目は、1月に台湾を旅行し、故宮博物館を訪ねたことである。短時間で見て理解することなど不可能なことだが、南京に設立された中央博物院が蒋介石率いる国民党中央政府の手で移された歴史への興味は尽きることがない。

八つ目は、これも初めてのことだが、弘前公園で天守を背景にした桜を見ることができた。ここは何度か訪れたことがあるが、桜を見る機会はなかった。工事のため、今後10年間は天守を望むことができないだけに、ラッキー。欲を言えば、葉桜になる前に行きたかった・・・。

九つ目は、4月から勤務先を都内の消費生活センターから県内に移したことだ。今後とも、多くの方々の助言と支援に支えらながら、精一杯努めるつもりである。

十番目は、来春に開催されるあるレースにエントリーしようか、どうしようか迷っている。決断し、RUNNETで登録できたなら、その1行を書き加えよう。ニュースにならないニュースを。

それでは皆様、よい年末年始をお過ごしください。また来年もどぞよろしくお願いいたします。 


(写真)家老の松(埼玉県川越市立第一小学校の校庭で)
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# by hasiru123 | 2015-12-27 22:32 | その他

高校生の成長に期待する

今日は冬至。冬のちょうど真ん中だ。しかし、寒さの底はずっと先で、1月後半から2月上旬あたりだろうか。

今年の12月は例年にない暖かさで、師走らしさが感じられない。今日は西高東低の冬型の気圧配置ではあったが、これも一時的で長くは続きそうにない。台湾の北にある停滞前線が日本付近をうかがっているからだ。

私が住んでいる川越市の今朝の日の出は6時49分だったが、1月上旬にかけてさらに4分ほど遅くなる。一方、日の入りはすでに早まりつつあって、17時ころにはほのかな明るさが残るようになった。季節は確実に進んでいる。

閑話休題。一昨日の2月20日は、師走最後の陸上競技の大イベント、全国高校駅伝が行われた。今年は、京都開催50年目という記念すべき大会にあたり、男女とも都道府県代表に加えて地区代表から11校と開催地枠として京都府からさらに1校が出場した。

男子の方は、高校生の成長が著しいことと選手層の厚みが増したと感じさせる大会だった。

今年の大会を制したのは世羅(広島)で、2時間1分18秒の大会新記録だった。昨年優勝したときの同校の記録を2分21秒更新する素晴らしい結果だった。世羅は、5000mの上位7名の平均タイムが14分2秒と突出している。現在の大学4年生の「入学時5000m5人の平均タイム」で最も高いのは青山学院大で、14分10秒4というハイレベルだ(「東洋経済オンライン」12月22日)。これと比べても、一つの高校チームで作られたこの走力がいかにすごいかが分かる。

8位の加藤学園(静岡)は2時間5分9秒でゴールしたが、10位までの3校が同タイムだった。昨年の10位の記録と比べると52秒速かった。これがどのくらいすごい記録かというと、歴代の優勝記録のランキングに当てはめると21位に相当する。言い換えると、今年の上位10校の記録が歴代の優勝記録の21位の中にすっぽり入ってしまうことになる。

高校男子の長距離の伸長はここ数年間顕著だったが、今年は特に飛躍が目立ったように思える。これから大学や実業団に進んだときに、さらに上を目指してほしいという期待と、高校時代にの伸びきってしまうことがないようという心配の両方の気持ちが私の中に同居している。この高校生たちもいつしか成熟期を迎え、第一線を退くときが来る。身体のケアを怠ったり、精神のバランスを少し失うだけで成長は止まってしまう。だからこそ、アスリートのピークを少しでも後へ持っていく工夫と努力を惜しまないでほしいと願っている。
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# by hasiru123 | 2015-12-23 11:38

黒山・鎌北湖駅伝

先に若葉グリーンメイトの忘年会について触れたが、同じ日(12月6日)の午前中に行われた黒山・鎌北湖駅伝(毛呂山総合グランドスタート-越生町中央公民館前駐車場ゴール)について書いてみたい。

この駅伝は山間(やまあい)を走るため決して走りやすいコースとは言えないが、6区間24.6キロと距離が短いので初心者でも気軽に参加できる大会として人気がある。前年はこれまでより1チーム少ない3チームの参加だったが、今年は元の4チームに戻すことができた。

まず、女子チームについて。若葉グリーンメイトにとっては今回初めて女子単独のチームを編成して、大会に臨んだ。これまではなかなか女子選手を揃えることができず、男女混合チームとしての参加だった。とにかくオール女子で行くことを目標に関係各位に調整を図っていただき、実現することができたことは喜びに堪えない。

結果は、初めてのチームながら堂々の2位入賞を果たした。そして、1区を走ったM選手は総合でも上位に入る好タイムで、みごと区間賞を獲得した。今回初めて参加した選手には、今後はぜひとも小クラブの練習会にも積極的に参加していただき、チームプレーにより一層の磨きをかけてもらえればと期待している。

次は、私ごとである。若葉グリーンメイトのBチームとして、1区の山上りを走らせてもらった。昨年のこの大会は故障で欠場し、その直前に走った小江戸川越ハーフマラソン以来のレース参加となった。早朝の起床からスタートまでの張りつめた気分は久しぶりの経験だ。走り出して、時間の経過とともに身体中に汗がにじみ出るこの感覚は何とも言えない。正直なところ、故障することなくタスキをつなぐことができたことにほっとしている。

大会翌朝のジョグでも違和感なく行うことができたので、試運転としては上々の出来だったと思っている。クラブにとって、そして個人的にも来年につながるいい大会だった。

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               Aチームのゴール
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               Bチームのゴール
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               Cチームのゴール
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               表彰を受けるDチーム(女子)
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               Dチームのメンバー
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# by hasiru123 | 2015-12-09 20:24 | 駅伝

五輪年に向けて期待する

今年1年を締めくくる若葉グリーンメイトの忘年会は、鶴ヶ島市の割烹「おおさわ」で催された。今年も顧問の青葉昌幸先生(関東学生陸上競技連盟会長)をお招きして、新春恒例の箱根駅伝の話題で盛り上がった。

青葉先生のお話の中にもあったが、来年の箱根駅伝には東武東上線沿線から4つの大学が出場する。東洋大学と城西大学、大東文化大学、そして初出場の東京国際大学の4校である。

東洋大と大東大はそれぞれ過去4度優勝に輝いているが、今年は青山学院大学が初優勝したのは記憶に新しいところだ。常連校だけが優勝できるほど波は穏やかではない。きっと、波乱はある。その他の2校にも優勝のチャンスはある、と思っている。

先ごろ慶応大学日吉陸上競技場で行われた10000m記録挑戦競技会(関東学連主催)では、約400名の選手が13組に分かれて走った。箱根を目指す選手たちが相当数含まれていたにもかかわらず、トップの記録は28分24秒50だった。「記録挑戦競技会」とうたうからにはチャンピオンシップとはちがう、果敢に記録へ挑戦するための大会だと思っていたが、思いのほか平凡な記録に終わった。その点を青葉先生におたずねしたところ、「高校生時代にいい記録を作った選手でも、その後の延び代がないのが今の陸上界の現実です」と解説してくださった。

確かに箱根駅伝人気が過熱する中で、必ずしもこの大会が日本の長距離選手の成長を後押ししていないのではないか、という懸念の声を耳にする。現在進められている箱根駅伝の4区・5区の区間距離の変更問題についても、選手育成の延長線上で検討されているのかもしれない。

一方で、昨年から今年にかけて、日本の男子長距離界が元気を取り戻しつつあるのも事実だ。というのは、4名の選手により3000mと5000m、10000mで久しぶりに日本記録が誕生したからだ。来年の五輪年に向けた若い選手たちの走りに注目したい。
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# by hasiru123 | 2015-12-07 20:26 | 駅伝

ランナー世論調査

ランニングポータルサイト「RUNNET」の運営などを行っているアールヒーズの「ランナー世論調査」が公表された。今年5月に実施したものである。調査結果から私なりに描いた日本のランナーの姿は、以下のようである。

1 1週間に走る回数は3回
2 走歴は、東京マラソンが始まった2007年以降にランニングを始めた人(走歴8年未満)が70.7%
3 1ヶ月の平均走行距離は、131キロ
4 年代は、男女ともに40代のランナーが全体の約40%
5 スマートフォンの所有率が74.6%で、日本の平均49.7%(※)を大きく上回った

他の調査項目についても見てみたい。「1日のうちで走る時間帯」についての質問がある。5時から7時の早朝時間帯と18時以降の夜の時間帯に二分される。広く午前グループと午後グループに分けるとほぼ互角だ。昼休みを利用するランナー(約5%)がもっと多いと思っていたが、グラフを見ると11時から13時がボトムになっていたのは予想外だった。

「好きなレースの距離、種目」についての質問がある。ハーフマラソンとフルマラソンがそれぞれ60%弱で、他を大きく引き離している。5キロや10キロの方が楽ではあるが、ハーフマラソンやフルマラソンの方が達成感があって目標になるからだろうか。

「過去12ヶ月間でランニングをしていてけがをした」は、約70%に上っている(けがの種類は複数回答)。特に高いのが「足の爪」と「ひざ」で、それぞれ20%を超えている。「ふくらはぎ」と「腰」(各約11%)、「足のマメ」(同10%)が続く。ビギナーを含めてではあるが、ランナーの故障率の高さが目を引いた。

「現在ランニングクラブに入っていますか」という質問がある。「無料ランニングクラブ・走友会」が約11%で、「有料ランニングクラブ」と「企業内ランニングクラブ」がそれぞれ約5%あった。「入っていない」が80%近くを占めていて、大会以外は一人で走るランナーが圧倒的に多いことが分かる。これを時系列で比較したときにどんな傾向を示すのか、知りたいところだ。

「月間平均走行距離別に見たフルマラソン自己ベストタイム」という質問では、当然ながら記録の高い人ほど多くの距離を走っている。男性では、2時間30分未満で50%、3時間未満で約40%のランナーが300キロ以上の走り込みをしている。中には、50キロ未満の走行距離で2時間30分未満で走るランナーや、反対に300キロ以上の走行距離でで4時間を超えているランナーが若干見られた。前者は、かなり前のベストタイムだったかもしれないが、後者は考えにくい。これらは異常値として集計から除くなどのデータ加工をするのが適切ではなかったかなどと、余計なことを考えてしまった。

本調査のようにランナーについて詳しく質問した調査結果は、これまでになかったように思う。集計数の12,100サンプルも信頼に値する。他の種目との比較や時系列比較などを進めていけば、ランナーの貴重な財産になることと思う。各方面での活用に期待したい。

※ 日経BPコンサルティングの推定による(同時期の公的統計はない)
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# by hasiru123 | 2015-12-02 21:01