2005年 04月 07日
日本陸連登録について
陸連登録とはどんなものか
●陸連への登録は、競技力に関わらず、誰でもすることができます。登録することによって、公認レースでの記録は、「公認記録」として公に認められます。
●登録は、年度単位で行われ、毎年4月1日より3月31日まで有効です。申請手続きは、個人でも団体でも行うことができます。
●登録経費は、各都道府県へ納入される登録費と諸経費(通信費・交通費・振込手数料等)から算出されたものです。
●登録は、在住・在勤、あるいは活動地域内の都道府県においてすることが原則です。
陸連登録のメリットは
●陸連公認コースを使用した主要な大会では、陸連登録をしておくと前からスタートすることがでる配慮がなされている場合があります。また、ウォームアップ時に、招待ランナーと同様の扱いを受けるなどの便宜が図られているケースもあります(長野マラソンなど)。
●大会の参加チーム名申告等で勤務先を特定したくない場合や、特定の団体に所属していない場合に「○○陸協」という名称が使えます。
●自己申告の持ちタイムを審査されてスタート位置が決定する大会では、陸連登録者はスタート直後の混乱を少しはかわすことができます(福岡国際マラソンなど陸連主催大会や北海道マラソンなど地方陸協主催大会)。ただし、陸連登録者と一般登録者で出場部門が分かれている場合には、前者の部門に出場しないとそのメリットを享受することはできません。
※小ブログの執筆者は、2004年東京荒川市民マラソンに出場した際に、陸連登録をして
いましたが一般の年代別部門に出場していたために、号砲が鳴ってからスタート地点
を踏むまでに1分30秒かかり、マイペース態勢に入るまでに約15分かかりました。
●陸連登録者限定レースに出場できます。
●国際レース(例えば東京国際女子マラソンなど)では、団体で登録していないとチーム名の入ったユニフォームの着用が許可されないということもあります。もし、許可されないチームのユニフォームを着用すると、ナンバーカードでチーム名を隠すよう、指示されるというケースもでてきます。
その他
●他県の陸協や学連、他陸協間での2重登録はできません。
●陸連登録しなければ公認審判員にはなれません。
登録方法
一般選手の場合(社会人や中体連、高体連、学連に所属しない学校の選手、実業団に所属しない選手など)は居住地の陸協に登録申込を行います。
埼玉県の場合:〒362-0034埼玉県上尾市愛宕町3-28-30
上尾運動公園陸上競技場内 埼玉陸上競技協会
電話048-771-4248 FAX048-772-
●一般の方の(社会人)で、個人で陸連登録を行う場合
川越市にお住まいの方は川越市陸協が陸連登録の窓口になっています。
坂戸市にお住まいの方は坂戸市陸協が窓口。
また、直接都道府県陸協へ申し込むこともできます。
※原則は居住地の陸協で陸連登録を行うことになっていますが、勤め先の所在地でも登
録が出来ます。
※登録料は各市の陸協で異なります。
●団体登録を行う場合
どこかの陸上クラブなどに所属されている場合(ただし10名以上)には、そのクラブの所在地(事務局)で登録します。クラブなどの登録方法は、地域陸協で扱いが異なりますので、クラブの事務局の所在地の陸協へおたずねください。
例えば、東京都にクラブの事務局がある場合、東京都陸協の事務所へ登録方法や登録料などをおたずねください。クラブ登録の場合も、登録料は地域陸協で異なります。陸連登録するのに都合のよいのは、陸協の所在地で開かれる記録会などの会場へ行き、陸協の役員さんにたずねることです。
※小ブログの執筆者が所属しているランニングクラブの若葉グリーンメイトは、残念ながら
団体登録を行っていません。団体として陸連主催大会に出場する機会が少ないというの
がその理由です。しかし、個人登録をする会員のために一括して登録する体制をとって
います。
登録料はどのくらいかかるのか
各都道府県陸協によって異なりますが、2,000円~5,000円かかります。埼玉県は3,000円です。
陸連登録は競技者だけに与えられた特権ではありません。ランニングを楽しむ一般市民ランナーにとっても活用する価値は大いにあります。