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ケリー国務長官 訪問地での事故

米国のケリー国務長官がスイスでサイクリング中に転倒し、大腿骨を折る大けがをした。5月31日のことである。

ケリー長官はイランの外交官と同国の核問題について話し合うため、スイスのジュネーブを訪れていたという。この日は同市から約40キロ離れたフランス東部シオンジエで自転車に乗っていた。周辺は、ツール・ド・フランスのコースにあたるそうだ。

長官は大のサイクリング愛好家で、今年の3月から4月にかけてスイスのローザンヌで開かれたイラン核協議にも自転車を持参した。1992年には自転車事故で肩を骨折している。

長官が乗っていた自転車は、おそらくサイクリング用のものと思われる。サドルの位置が高く、しかもスピードが出ていたとすると、そこで起きた転倒は大きな事故につながりやすい。

普通だったら、大事な外交交渉の途中での事故に批判が飛び交うところだが、新聞を読む限りそういう話題は目にしない。ケリー長官の人望のためか、それとも--。

私は、サイクリング中の事故だったことが幸いしたように思う。これが、もしゴルフ中の出来事だったとしたら、そうはいかなかったのではないか。サイクリングとゴルフの違いというよりも、単独で楽しむスポーツと集団(あるいはグループ)で楽しむスポーツの文化の違いと言ったらいいだろうか。この記事を伝える側にもそういう気分があったような気がする。

私も自転車に乗るが、旅行に愛車を持ち込むほどの自転車好きではない。しかし、国際会議のような大舞台ではないが、私も出張に行くときは必ずランニングシューズとウエアを鞄に忍ばせて、訪問地の早朝の街並みを走るくらいのジョギング好きである。

ジョギング中に事故に遭ったことはないが、道を間違えたりして予定していたチェックアウトの時間に間に合わなかったとしたらどうだったろうかと、ふと思った。理由のいかんにかかわらず、大目に見てもらえることはなかったでしょうね。
by hasiru123 | 2015-06-07 18:01 | 練習