2017年 02月 05日
走春
「『野球と結婚したい!』と常日頃言っている私にとっての正月は、球春到来を告げるこの日です」と自身のブログに書いて、2月1日に野球選手との結婚を報告した人がいる。元日本テレビアナウンサーの上田まりえさんだ。
2月1日はプロ野球が一斉にキャンを開始することから、「球春」と呼ばれるようになった。春は名のみのこの時期だからこそ、暖かみを感じさせる言葉だ。
「光の春」ともいう。俳句歳時記の春の部には「鳥の妻恋」という季語があるそうだ。「ホルモン腺を刺激して小鳥たちに恋の季節の到来を知らせるのは、風の暖かさではなく光の強まりなのである」と倉嶋厚著『お天気歳時記』に教わった。ロシア語の言葉を翻訳したものだったということも。
坂戸市陸協の埼玉県駅伝でもようやく「走春」を迎えた。男子チームは3年間入賞から遠ざかっていたが、14回連続の出場となった今日、選手たちの踏ん張りと陸協役員をはじめとする方々のサポートのおかげで手にすることができた。
そして、念願だった女子チームの初出場も果たすことができた。女子選手はマラソン人気などですそ野が広くなったが、女子の駅伝チームはまだ少なく、これからというところだ。片道コースで、対応の必要な中継所が増える中を、多くのみなさんのご協力をいただいて、しっかりタスキをつなぐことができた。駅伝の新しいスタートラインに立てたことについて、喜びたい。
選手の皆さんには、今後の1年間を個人レースと駅伝、仕事と練習をうまく両立させていただき、再び美酒を味わいたいと思う。
最後に、昨年の男子チームに続いて今年の女子チームのために上下のユニフォームを提供してくださった株式会社丸幸さんに対し、心より御礼を申し上げる。