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LSDとは何か(2)

 LSDとは「Long and Slow Distance」の略で、「長時間」「ゆっくり」「長い距離を踏む」ことによって、長時間にわたって弱い刺激を与え続けるトレーニング方法のことです。それは、長時間走ることによって抹消毛細血管を開発し、心肺機能をも高め、最大酸素摂取能力を高める効果があるからです。そうすることによって、マラソンのような長距離走に向いた身体作りを目指すものです。

 心拍数でいえば1分間に120泊以下の「ゆっくりしたジョギング」です。ある人は1キロで6分ペースだったり、また別の人は同8分ペースだったりします。時間では、30分であったり、3~4時間だったりします。人とおしゃべりをしながら走れるスピードと考えていいでしょう。ですから、走っているうちに息が弾んで話ができなくなってしまうようになったら、LSDとしては「スピードが速すぎる」ということになります。最初は短い時間から始め、少しずつ時間を延ばしていくようにします。

 長い時間にわたってLSDをやり続けると、ゆっくりすぎて耐えきれなくなることもありますが、けして「速く走らない」ことがポイントです。「速く走らない」ことなら、こんなやさしいことはない、と考える方が多いかと思いますが、これが結構難しいのです。

 LSDは、マラソンに大切なスタミナ作りには格好の練習方法です。日頃のトレーニングに取り入れて、身体開発に努めてみませんか。
by hasiru123 | 2005-02-13 22:17 | 練習