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カテゴリ:駅伝( 89 )

 

2020年埼玉県駅伝報告

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私が所属している坂戸市陸上競技協会では、1月26日(日)に奥むさし駅伝、1週間おいて2月2日(日)に埼玉県駅伝に出場した。後者については、関係者向けに簡単な報告を書いたので、以下に再録する。なお、詳細をお知りになりたい方は埼玉県駅伝のウエブサイトをご覧いただきたい。

   ※ ※ ※

今回も早朝から役員の皆様にはサポートにあたっていただきました。総勢で20名の暖かいご支援に対しまして、心から感謝を申し上げます。

今年は、男子Aがこれまでで最高位の4位入賞、女子は初の入賞を飾りました。2チームの入賞というのもこれが初めてです。選手の皆さん、お疲れ様でした。そして、サポートにあたっていただいた役員の皆様に御礼を申し上げます。

昨年同様「市町村男子の部」(6区間42.195キロ)で2チーム、「一般・高校女子の部」(5区間20.5キロ)で1チーム、合計で3チームが出場しました。

男子Aは、1区2位の好スタートをうまく波に乗せて、最後まで安定した地位をキープして4位でゴールすることができました。しかも、3位との差はわずか17秒でした。女子は4回目の出場で、高校チームと競り合う中8位に入りました。一般チームとしては最高位です。選手一人ひとりのレベルアップが図られたことやアクシデントに備えて走れる態勢を作れたことに加えて、一体となったチームワークが奏功しました。

選手の皆さんには、これからもワンランク上を目指しながら走ることの喜びを持ち続けていただきたいと思います。役員の皆様には今後とも暖かいご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

(写真は、高校生のスタート)


by hasiru123 | 2020-02-07 19:36 | 駅伝  

常識を変えた箱根駅伝

令和最初の箱根駅伝は、チーム及び選手とも数段のレベルアップを感じた。多くの新記録の誕生やシューズの進化、加えて走りやすい気象条件などが奏功したものと思う。


記録面では、青学大が昨年優勝した東海大の区間記録を6分46秒も更新した。10位の総合タイムは昨年の10位より10分12秒も短縮していて、昨年の4位に相当する記録だった。10位までが次回の本大会出場のシード権が与えられるが、今年は昨年の4位相当の力を持っていないとシード権を得られなかったことになる。また、10区間のうち7区間で併せて13人が区間新記録を打ち立てた。驚異の記録ラッシュである。この劇的な変化はなぜ起こったのだろうか。


その背景には、各校の高速化の流れがある。優勝した青学大は1万mのエントリー選手上位10人の平均タイムが28分45秒36、2位の東海大学は5000mの同タイムが13分51秒90、そして1万mの平均が28分台というチームが9校、5000mで13分台が5校あった。

その高速化を後押ししたのは、約85%の選手が履いたと言われるナイキ社製の「ヴェイパーフライ(VF)シリーズ」であったかもしれない。超軽量ソ―ルに炭素繊維のプレートを埋め込んだ厚底シューズである。9区間の区間賞獲得者が全員使用していたそうだ。ただし、「青学大の大多数がVFに切り替えて2年ぶりの優勝を果たした」(1月4日読売)などという記事を目にすると、それは少し違うような気がする。というのは、出場選手の85%が使用しているのであれば、全体の底上げに貢献したとしても厚底シューズが優勝に導いたとまでは言えないからだ。

このシューズは、特に下りを走った選手からの評価が高い。よりスピードを生かせる優れものということかもしれない。一般ランナーがこれを使ったときにどんな変化が起こるのか、持っている人がいたら、伺ってみたい。

往路大手町のスタート時の気象が気温6.9度、湿度51%、東南東の風0.9m、復路箱根町のスタート時が気温1.0度、湿度88%、北西の風0.8mという絶好のコンディション。また、陽が高くなってからの気温があまり上昇しなかったのも好条件だった。

複数の監督さんが、これまでの常識や考え方が通用しなくなったと語っている。それについては、大学のトップクラスの選手たちが東京五輪に向けて切磋琢磨し、さらに上を狙う機運が強まったことが挙げられる。その勢いが一挙に押し寄せたのだと思う。走力の伸長には波があると言われるが、箱根の勢いが持続的な走力アップにつながるとうれしい。


by hasiru123 | 2020-01-10 06:26 | 駅伝  

レベルが上がった高校生に期待する

昨日行われた全国高校駅伝で、男子は手に汗をにぎる大接戦だった。最終7区はトラック勝負となり、仙台育英の1年生アンカー、吉居駿恭選手が残り約200m地点でスパートし、倉敷をかわした。

優勝した仙台育英のタイムは2時間1分32秒で、同校が作った歴代2位に並び、3秒遅れで入った倉敷も歴代3位となるものだった。

今回は記念大会で、都道府県代表に加えて地区代表の計58チームが参加した。今回の大会で目を引いたのは、チーム数の増加も影響してか、各チームそして選手のレベルが大きく上がったことである。

8位に入賞したチームまでが2時間3分を切るというのはこれまでの歴代10位に相当する記録にあたり、20位までが同5分を切るという結果だった。

出場した日本人選手中9人までが5000メートルの持ちタイムが13分台という粒ぞろいの中で、1区(10キロ)の上位7人が28分台というのもこれまでは考えられなかった記録だ。

仙台育英が優勝した原動力は、何といっても6区で43秒詰めた留学生のムチリ・ディラング選手の快走だった。14分6秒の区間新記録である。テレビ中継のカメラはもっぱらトップ争いをしている上位チームとらえていたが、同じく14分8秒の区間新で5人抜きを演じた城戸洸輝(宮崎日大)の活躍も光った。日本人選手が少しづつ留学生のレベルに近づきつつあることうかがわせる、うれしい結果だ。

層が厚くなった彼ら高校生たちは、東京五輪以後を担うことになる。一段の成長により、国際舞台でしのぎを削ってほしいと願っている。


by hasiru123 | 2019-12-23 19:47 | 駅伝  

街を出て野外を走ろう クロスカントリー走のすすめ

過日、東松山市内で活動しているNPO団体の求めで、標記のテーマでお話をさせていただく機会があった。以下に、そのプレゼン資料の要約をご紹介する。

クロスカントリー走とはなんだろうか。
クロスカントリー走とは、「不整地を走ること」である。不整地を走ることにより、バランスのとれた柔らかい動きで走れるようになる。

不整地とはどんな地形やコースのことをいうのだろうか。
アスファルトやコンクリートなどで舗装されていない道や、ウッドチップ(木材を細かく粉砕して作った資材)を敷き詰めた路面、土などのクロスカントリーコース、芝生の地面のコースなどをいう。ハイキングコースや登山道、砂浜も含めていいだろう。近くにはそういった類いの場所がないという方には、公園に植えられている木々を縫って走ることでもかまわない。市街地や公園内の舗装された路だけを使ってレースに近いペースで走る練習は、負荷が大きく、身体へのダメージが大きくなるので、避けたい。

不整地を走ることにどんなメリットがあるだろうか。
不整地も路面は、起伏がありやわらかい。また、着地したときに沈む時間が長いため、路面が衝撃を吸収してくれて、シューズを着けていても素足に近い感覚で走ることができる。広範な角度で着地するから、バランスをとって走ることができて、多くの筋肉を使うことになる。身体側から見れば、多くの刺激を受けることになる。身体の硬さが抜け、柔らかいフォーム、効率のいい走りへと変わっていく。

クロスカントリー走を練習に取り入れていくにはどうしたらいいか(注1)。
1つは、筋力アップのため活用することだ。距離走を毎回のように舗装路で実施するのではなく、時には不整地で取り組んでみる。これは筋力トレーニングと同じような効果が期待できる。上述したように、一歩一歩を踏みしめている時間が長くなるためである。

2つ目は、スピード練習と組み合わせて体に刺激を与えることができることである。例えば、インターバル走などのスピード練習をやった次の日はクロスカントリー走をやってみる。また、舗装路で20キロ、30キロといった持久的な練習を行った翌日に緩めのクロスカントリー走をやるというように、練習メニューに変化をつけることが可能だ。舗装路やトラックでの練習と並行して、週に1度はそんな不整地のコースを走ってみてはどうだろうか。きっと、新しい刺激が身体に心地よく感じられるはずだ。

3つめは、走って疲労回復に努めることである。レース翌日や負荷の高いスピード練習の翌日などにゆっくり走る。筋肉の繊維が摩耗し、血中に疲労物質が蓄積している。軟らかい路面を走ることで筋肉の奥深い部分まで血行を促進し、疲労回復につなげることができる。このように完全休養ではない休養のことを「積極的休養」という。「走って疲れた身体は、走って癒せ!」ということだ。

クロスカントリー走はどんなランナーに向いているだろうか。
誰にでも向いていると言っていいだろう。熟年の走者ならば、インターバルトレーニングで刺激を与えるよりも、スタミナとスピード、筋力をバランス鍛えることが可能なクロスカントリー走がぴったりだ。

どんな時に走ればいいか。
比較的疲労の少ない日がよい(週に1、2回程度)。一方で、強度の高い練習やレースなどで疲労が蓄積されているとき、疲労回復トレーニングとしても取り入れることが可能である。つまり、故障していない限り、いつでも取り組むことが可能な多様な練習方法であるといえるだろう。

どこで走ればいいか。
都会でも郊外に少し足を延ばせば必ず起伏地はある。地方では推して知るべし、である。雑木林の中など、自然を楽し見ながら走ろう。

どんなことに気をつけて走ったらいいか。
〇十分にストレッチを行ってから走る(もちろん、終わってからもしっかりストレッチを!)
〇上りは腕をしっかり振って、前傾姿勢で(急な上りでは、腕を強く降るよりもバランスをとることに留意する。強く腕を振って足を前に出すと身体にねじれが生じて、力がそがれるからである)
〇下りは状態を起こし、かかとから着地する。バランスをとるようにリラックスして走る。歩幅が広がり、自然にスピードアップすることになる。
〇心拍数は、120から170拍/分以内に収まるよう注意する(心拍計付きの腕時計があると便利)。
〇地形によって体への追い込み状態も変化するので、無理しないよう気を付ける。追い込み具合をコントロールしながら、楽しく走ろう。
〇時間は、目的、走力、体調、天候、コースなどを考えて決める
〇シューズは、軽めでソールの刻みのはっきりしたもので、巾広の安定感のあるものをえらぼう。シリアスランナーであれば、レース用シューズがいいかもしれない。

自然の中を走ろう。
日本は自然に恵まれているため、クロスカントリーの宝庫といっていい。自然に親しみながら走るにはどうしたらいいだろうか。旅行先では、街並みを外れてみよう。景勝地を見ながらやわらかい土を踏みしめるのは、ランナーならではの楽しみである。また、走った後のお楽しみは、何といっても温泉だ。日本は世界有数の火山国。クロスカントリーコースのある所に温泉あり。温泉でしっかりケアしよう。

終わりに。
余談になるが、インターハイやインカレ、国体などの主要な陸上競技大会では「クロスカントリー・レース」を取り入れてはどうだろうか。世界から周回遅れと言われている日本の中・長距離種目が、見違えるほどの成長を見せるのではないかと、密かに期待している。

それでは、本日のクロスカントリー走(注2)をお楽しみください。


(注1)『風を切って走れ!山西哲郎の自然流マラソン読本』(ランナーズ)を参考にした
(注2)埼玉県こども自然動物公園クロスカントリーコース



by hasiru123 | 2019-12-16 19:24 | 駅伝  

黒山・鎌北湖駅伝の後は みんなで乾杯

越生町の黒山三滝へ行く途中に、大満(だいま)農村公園がある。ここに着いたのは朝9時ころだった。初冬の冷い空気感が、爽かな陽光を含んで澄みわたっていた。ここにはアンカーが出発する第5中継所がある。

12月1日(日)は、やや短めで、少しローカルな駅伝を走ってきた。黒山・鎌北湖駅伝である。毛呂山総合体育館をスタートして、鎌北湖を折り返し、越生町役場経由で、黒山三滝まで行って越生町役場へ戻ってくる約25キロのコースだ。毎年、福岡国際マラソンと同日に行われている。

日中の陽気に誘われてか、私としては珍しい失敗をしでかした。控えの陣地から中継所へ向かう途中、うっかり手袋をつけるのを忘れてしまった。悪いことは重なるもので、選手を送迎する車の都合がつかなかったため、私はゴール後に同じコースを逆走して中継所までジョグで戻り、自分の車で戻ることになっていたのである。

経験からして、10度以下の場合には手袋がないと体感温度がかなり厳しい。おまけに、このコースは山沿いに位置しているため、日影が多いのである。そのため、レース後にこの冬初めて手の甲にメンタムを塗ることに。

そんな中で、わがクラブは4チームをエントリーした。走友のSさんの尽力で、何とかオーダー編成にこぎつけることができた。区間賞を獲得した選手もいれば、残念ながら昨年の記録を大きく下回った選手もいた。棄権や故障というアクシデントはなく、楽しく走ることができた。

少し早いが、その夜は恒例の忘年会でこの1年を締めくくった。「早い」というのは、年内にまだいくつかのレースを控えている選手がいるからだ。来年も走った後は、みんなで「乾杯!」といきたい。

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     (写真)私が付けたチームのナンバーカード


by hasiru123 | 2019-12-04 20:48 | 駅伝  

2019年埼玉県駅伝

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サッカーのアジアナンバーワンを決めるアジアカップが終わった。日本は決勝でカタールと対戦し、惜しくも敗れたため、目標だった2大会ぶりの優勝とはならなかった。いくつかの試合を見ながら思ったのは二つのことだった。

一つは、Jリーグの下部組織であるユースチーム出身の若手選手が、代表の主軸となって活躍していることだ。代表の半数近くを占めるまで成長し、選手の顔ぶれが大きく変わった。若い選手が育ち、上の組織に上がれる仕組みができたことは心強い。

二つ目は、試合中に森保一監督が選手に声をかけるシーンがほとんどなく、各選手が自主的に指示を出したり、確認し合ったりしていることに気がついたことだ。これはサッカー全般に言えることかもしれないが、キックオフからタイムアップまでの間は中心になる選手が司令塔となって選手をコントロールする。これがサッカーの大きな魅力である。

これらのことは駅伝にも通じるところが多い。駅伝では、ひとたびタスキを持ってスタートした後は、展開の如何にかかわらず選手たちの自主的な判断と感性に委ねるしかない。ふつうの駅伝では、監督車から声をかけたり指示を出したりすることはない。なぜならば、箱根駅伝やニューイヤー駅伝などとはちがって、チームの動静をリアルタイムで知ることはできないからだ。

前置きが長くなったが、2月3日に行われた埼玉県駅伝。作成したばかりの報告書で書かせていただいたコメントを、ここに再録する。

  # # #

今年は「市町村男子の部」(6区間42.195キロ)で2チーム、「一般・高校女子の部」(5区間20.5キロ)で1チーム、合計で3チームが出場しました。

男子のAチームは、2時間17分04秒で6位に入賞することができました。3年連続で、6度目の入賞です。昨年より3分11秒短縮し、大きな飛躍が見られました。一方で、順位は1つ後退しました。これは、競合するチームのレベルが大きく上がったためと思われます。それでも、5位との差はわずか18秒です。各区間で3秒を削り出せば並べる差です。今後の取り組みに期待します。

男子のBチームは、2時間28分05秒で、16位でした。初めての2チーム参加でしたが、確実にタスキをつなぐことができました。

女子は3年続けての出場で、1時間20分42秒の13位と、大きく記録を伸ばしました。また、高校チームを除いた一般の中ではトップを占め、陸協チームの牽引役を果したといえます。   

選手の皆さんには、これからも切磋琢磨しながら駅伝の楽しさを実感していただきたいと思います。そして、役員の皆様には更なるご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。深謝。

参 考: ■2019年2月3日午前9時(さいたま市)の気象コンディション    
   気温3.6度、西北西の風1.7m、晴れ 
 ■参加チーム    
   第2部(市町村男子の部)で27チーム
   第4部(高校・一般女子の部)で29チーム



by hasiru123 | 2019-02-06 20:32 | 駅伝  

奥むさし駅伝に出場して

寒さを覚悟して防寒の備えをして家を出たが、思ったほどの冷え込みはなかった。飯能市の朝9時の気象コンディションは、「晴れ、2度、北西の風2m」だった(ウエザーニュースの気象デーから推計)。1月27日(日)に行われた奥むさし駅伝である。

私が所属している坂戸市陸協は、今回初めて2チームで大会に臨んだ。翌週行われる埼玉県駅伝でも2チームをエントリーしているため、それを意識してほぼ同じメンバーでオーダーを組んだ。

エントリーしたのは実業団と大学を含む「一般の部」(140チーム参加)で、Aチームは過去最高の21位だった。6区間の通過順位の推移は、1区から29位、28位、24位、21位、21位、21位。最長区間の1区を走ったY選手が作った流れに、以降の各選手が少しずつ順位を上げていくという、とてもいい展開だった。そして、Bチームも最後まで粘った。特に、5区のN選手は故障を抱えている中で、12人抜きの活躍を見せてくれた。

埼玉県駅伝に出場予定の陸協チームで、入賞争いに絡んでくると予想されるところが6チームあった。主催者が発表したリザルトを見る限り、それらのチームとの競合が激しくなることは間違いない。奥むさし駅伝の結果で一喜一憂することなく、この勢いをぜひ次週にもつなげてほしいと思う。

なお、私はスタート地点で選手のサポートにあったため、東飯能駅前で行われた開会式を見ることができた。そこでは、かつてヱスビー食品で瀬古利彦氏らとしのぎを削った中村孝生氏が来賓としてあいさつをされていた。幻のモスクワ五輪で5000mの日本代表となった選手である。現在は、これから箱根駅伝の出場を目指す大学で後進の指導にあっておられるとのことだった。今後のご活躍をお祈りしたい。


by hasiru123 | 2019-02-01 19:19 | 駅伝  

高校駅伝を考える

全国高校駅伝の男子は、倉敷(岡山)が歴代4位の2時間2分9秒で、2年ぶり2回目の優勝を果たした。2位は世羅(広島)、3位は学法石川(福島)。3位までが2時間2分台というハイレベルの大会だった。

倉敷は3区で、世羅は4区で留学生の快走があって、終盤のトップ争いが俄然熱を帯びた。3区と4区ではそれぞれ留学生が区間賞を獲得したが、同区間の日本人高校生のトップ(いずれも学法石川)とは40秒から50秒の開きがあった。3位の学法石川は、1位とは39秒差、2位とは29秒差だった。この2つの区間の差が勝負を決めたといえるだろう。別の見方をすれば、学法石川は1位との差をこれらの区間の差よりも小さく収めたということになるから、大健闘だ。

いつものことだが、留学生は日本人高校生とは次元の違う走りで、その差は歴然としている。倉敷の3区を走ったキプラガットは、3000m障害の記録がリオ五輪の6位に相当するものだとのことである。そんなすごい選手と競争する日本の高校生たちは、どんな思いでレースに臨んだのだろうか。

碓井哲雄著『箱根駅伝強豪校の勝ち方』(文春新書)によると、日本には常時、70人から80人の助っ人ケニア人ランナーが滞在しているそうだ。本大会では7名の留学生が走り、箱根駅伝の2区でも多くの留学生が出場している。ニューイヤー駅伝ではほとんどのチームに助っ人選手がいる。

助っ人選手に頼る理由の一つに「勝つため」ということがあるだろう。高校や大学のスポーツが、このような勝利至上主義でいいのかという批判がある。世界を目指すまでの目標は持っていないが、高校駅伝や箱根駅伝には出てみたいという選手たちにとっては、酷なスポーツかもしれない。

しかし、駅伝で世界の実力に接することによって、長距離種目のレベルを底上げしてきたことは間違いない。さらに、派手さがなくきつい練習を長期にわたって続けていかないと結果が出ないマラソン・駅伝をここまで面白くし、日本の伝統スポーツをいう枠を超えて、冬を彩る文化になりつつあるという側面も考える必要があると思う。そこには、ケニア人ランナーの功績を認めないわけにはいかない。

「結果と過程のどちらが大事か」という問いと同じように、留学生選手の問題を簡単に結論を導くことはできない。ここは、駅伝を走るか否かにかかわらず、日本の高校生たちに聞いてみてはどうだろうか。


by hasiru123 | 2018-12-28 20:04 | 駅伝  

2018年埼玉県駅伝

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ここ数週間で懸念されたのが選手の故障やインフルエンザなどのアクシデントだった。選手の皆さんのしっかりした体調管理によって、その心配は杞憂に終わった。

坂戸市陸上競技協会は今年も「市町村男子の部」(6区間42.195キロ)と「一般・高校女子の部」(5区間20.5キロ)にそれぞれ1チームずつ出場した。

男子は、2時間20分15秒で過去最高の5位に入賞した。15回連続出場して、5度目の入賞である。昨年と比べると、3分10秒短縮して5つ順位を上げた。1区を4位でタスキをつなぐと、以後4位から5位の間で走り切った。3区と5区の長丁場を含めて、どの区間にもウイークポイントがなかったことが飛躍の大きな要因だったように思う。

オーダーは1区と2区は昨年と同じだが、3区以降は2名が入れ替わり担当区間も変わった。新しいメンバーの加入もレベルアップにつながった。いいチームに仕上がってきた。

今後は、さらに上を目指して日々の練習に取り組んでいただきたい。とはいうものの、そう簡単なことではないことは選手自身がよく知っている。駅伝・東洋大スピリッツではないが、まさに「その1秒をけずりだせ」ということだろう。

女子は、2年続けての出場となった。女子監督兼選手のSさんにはオーダー編成で大変苦心されたが、今年も確実にりタスキをつなぐことがでた。この部門に参加する陸協チームはまだ少ない。そんな中で、私たちの取り組みが本駅伝大会の先駆けとなれば幸いである。

今年も多くの役員のみなさんにきめ細かいサポートにあたっていただいた。総勢で20名の暖かい応援に心から感謝を申し上げます。

<参考> 午前9時現在の気象コンディションは、晴れ、3.8度、北西の風1.6mだった。

(写真)さいたま新都心駅前をスタートする男子の選手たち


by hasiru123 | 2018-02-04 21:01 | 駅伝  

2018年奥むさし駅伝


先の1月28日(日)に、飯能市で第16回奥むさし駅伝競走大会が開催された。私は例によって監督として選手に付いたので、走ることはなかった。

大会本部から発表されるスタート時の気象条件を記録に書きとめるつもりが、見落としたようだった。そこで自分で気象庁発表の飯能市の気温等を調べたら、1時間ごとのデータはなかった。したがって、近隣の所沢市と秩父市の気象データの中間値をとって代替することにした。「9時 曇り -0.3度 東北東の風0.8m」だった。極寒の日々が続く今日このごろだが、この時間にしては暖かく感じられた。

坂戸市陸上競技協会として7度目の出場である。

前回から4名の選手が入れ替わり、フレッシュなオーダー編成となった。今回走った選手は全員が来週行われる埼玉県駅伝のエントリー選手であることから、そのトライアルという位置づけで臨んだ。結果は29位(出場チーム数156)で、昨年よりも25順位を上げ、記録を4分近く短縮。また、各区間の順位も26位から40位の間で安定した走りを見せた。出場した一般の部は大学や実業団のチームが含まれていて、その中でのこの結果は上出来と言っていい。

また、埼玉県駅伝で1区を予定しているI選手は、今回は別のチームから出場して最長区間の1区で18位と調子を上げてきた。次の大会での活躍を期待したい。

早朝からサポートにあたってくださった役員の皆様には、御礼を申し上げます。

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開会式の来賓としてあいさつする横溝三郎さん(東京国際大学駅伝部総監督)

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1区のスタート

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記念写真(前列が今回は走った選手たち)





第2回プラチナブロガーコンテスト



by hasiru123 | 2018-02-02 20:48 | 駅伝