人気ブログランキング |

弱った身体をいたわる

7月23日は、二十四節気の「大暑」だった。大暑のころは、日本では最も暑いと言われるが、暑さの本番はこれからで、8月上旬から中旬にかけてピークを迎える。

この日の朝、郊外を走っていたら東秩父の山並みがくっきり見えた。梅雨明けしたあと、ほとんど見ることはなかった稜線に思わず目をやった。日差しはあったものの、クリアに晴れ渡っていたわけではない。それだけ、空気が澄んできたということだろう。

暑い、暑いと言いつつも、少しだけ秋に近づいたのかと思うと、気分が安らぐ思いがした。大暑の中を毎日走るランナーにとっては、この「小さい秋」がうれしい。

そして、今日7月28日の天気予報では、八丈島の東約270キロにある台風12号が夜遅くから29日未明、勢力を維持したまま東海地方から紀伊半島に上陸する可能性が高くなった。普通であれば西から東へ通過する台風が、時計の針を逆進させるかのように反時計回りに進む見込みである。

台風は気象に思わぬ影響をもたらすようで、ここ数日間は最高気温が30度くらいの日が続いていた。暑いとはいえ日中の温度は30度までというのが、これまでの夏だった。猛暑に苦しんだ私たちにとって、ふつうの夏がいかに涼しく感じるかを教えてくれた。

夏の台風や低気圧が通過すると、気象の流れが変わるといわれる。昨年はたしか7月末の大雨の後、猛暑が落ち着いた記憶がある。それは、私の練習ノートの記録からもうかがうことができる。

そこで注意しなければいけないのが、暑さ疲れである。大量の汗をかいた後に冷たい水分や食品を摂り続けることで、消化器官のあちこちが弱っているはずである。食事を十分にとれなかった場合には、筋力やスタミナが落ちているかもしれない。

暑さに慣れてくるこの時期は、意識して走る量や質を押さえて、身体に優しいトレーニング(ランナーであれば、疲労回復ジョグなど)に徹する必要がある。


by hasiru123 | 2018-07-28 12:54

暑さ指数

今年の夏は、猛暑を超えて異常ともいえる暑さである。まだ、その出口は見えていない。

最近の天気予報でよく聞かれるキーワードに、「暑さ指数(WBGT)」というのがある。熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標である。

単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されるが、その値は気温とは異なる。暑さ指数は、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標だ。以上、環境省のウエブサイトから拾った。

同サイトには、暑さ指数が28℃(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加することを示したグラフが例示されていた。暑さ指数31℃以上は「危険」で、28~31℃は「厳重警戒」レベルだ。たとえば、今日(7月22日)の東京都内は9時で31.4℃、14時は32.0℃だった。いずれも「危険」である。

今日の14時でもっとも暑さ指数が低かった地域は、北海道の留辺蘂で14.2 ℃ だった。1日の半分くらいが「危険」にある中で生活している身からは、暑さ指数14.2 ℃という数値は想像しにくい。

暑さ指数は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されている。スポーツ団体の(公財)日本体育協会では「熱中症予防運動指針」を下記のとおり公表し、警告を発している。

温度35℃以上で暑さ指数31℃以上は「特別の場合以外は運動を中止し、特に子どもの場合は中止すべき」としている。また、温度31~35℃で暑さ指数28~31℃は「熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止」としている。

そんな中で、先ごろ2020年に開催される東京五輪のマラソンで、スタート時刻を30分早めて朝7時とすると発表があった。東京の都心はヒートアイランド現象による気温上昇に加えて湿度も高く、選手及び観戦者、そして運営側のボランティアにとって過酷なレースとなりそうである。

9時はちょうど選手たちが市谷から四谷に向かう上り坂で、終盤のしのぎ合いを展開しているころだろう。ちなみに、今日9時の東京の暑さ指数では、31.4℃で「危険」だった。激しい運動や持久走を「避ける」レベルと「中止する」レベルの境界にあたる。五輪は「特別の場合」にあたるということなのだろうが、大変リスクの高い試みだと思う。

今からでも遅くはない。マラソンとロードで行われる競歩については、例外として冷涼な地に移すことを検討してはどうだろう。

札幌だと、今朝9時の暑さ指数は19.7℃で「安全」だった。選手や関係者には、「安全」なコンディションで競技を進めてほしいと願う。


by hasiru123 | 2018-07-22 20:31 | マラソン

各地で集中豪雨が続く中ではあるが、1泊2日でWGMの夏季合宿を行うことができた。合宿地である新潟県湯沢町地方は何とか天候が持ったのである。

今回の合宿は、いつもと違うものとなった。

例年走る当地の練習コースは起伏に富み、胸突き八丁と呼べるくらいの急な上りもあった。ひるがえって、今回はどうだろう。ほとんどフラットで、やわらかい土の道ばかりを走った。

その理由は、私の体調にある。日ごろの練習成果を問うつもりで臨んだのだが、身体ががそれに追いつかなかった。1週間前までは順調に練習を積むことができたのだが、その後の重なるアクシデントで、ほとんど走ることができなかったからである。

一つ目の故障は、早朝の練習中に左足の踝(くるぶし)下に痛みが走り、3キロ走った地点で休止せざるを得なくなったことである。2日間は歩行に際しても軽い痛みを感じ、しばらく様子を見ることになった。

もう一つのアクシデントは、足を痛めたその日に会議用の折り畳み机を持ち上げる際に腰を痛めてしまったことだ。歩行にはほとんど差し支えなかったが、しばらく椅子に座った後に立ち上がったり、運転が終わって車から出るのがつらかったりした。

それでも、中1日の休養をとったところ、両方とも痛みが消えてきたので、様子を見るために練習を再開したところ、ほとんど違和感なく走ることができた。これまでも、腰の故障は数日の休養で回復するケースばかりだったのでそれほど気にしていなかった。しかし、踝の痛みは長びくことが多かったため、こちらの方が心配だった。

練習から帰ってきてからがよくなかった。シャワーを浴びた後に急に腰が痛みだしたのである。この時点での試運転は、回復を急ぎすぎたための判断ミスだった。しばらくは、走ることを止めて体調の回復に専念した。

そんな中での合宿。1日目は、走れることができるかどうかを確かめながら宿舎近くのトラックでスロージョグ。ジョグと温泉浴を繰り返した。

2日目の早朝は、身体と対話するように約4キロをゆっくりジョグし、その後で温泉浴。腰の調子が上向いてくるのが感じられたため、合宿最後の午前の練習では、仲間との練習に参加してみた。暑さのために軽めの練習に切り替えられたのがよかったようだ。腰、足ともにほとんど違和感を覚えることなく走ることができた。2度目の試運転はまずまずだった、と自己評価している。

今年の7、8月は平年を越える暑さが予想されている。どのように走りこんだらいいのか、知恵と工夫が求められる夏になりそうである。ゆめゆめ体調管理を怠るまい。


by hasiru123 | 2018-07-09 07:27 | 練習