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平成から令和へ

あと数時間で平成が往き、令和の時代が来る。

元号を止(や)めて、西暦に統一した方がいいのではないかという意見をよく耳にする。私も一時その考え方に一票を投じていた人間である。たしかに、一覧性という使いやすさやグローバルという国際標準的な視点からすれば西暦のメリットは大いにある。しかし、それだけで西暦に一本化すべしという論はあまりに性急で、歴史を顧みない心得違いであると、最近考えるようになった。両者の折り合いをつけようとするなら、元号と西暦を併記すればいいだけの話だからである。

西暦では素通りしてしまう時代のカタチが、元号で画することによって見えてくるものも少なからずある、と思う。例えば、昭和の時代には自分が歌える歌がたくさんあったような気がするが、平成に入ってからとんと減ってしまった。これは、単に自分がトレンドについていけなくなったからとは言いきれない何かがある。昭和には、あの年この歌、時代が刻んだ名曲がたくさんあったのだ。

陸上競技にとっては、この30年とはどんな時代だったのだろうか。また、長距離・駅伝にとっては--。さらに、マラソンはどうだったのだろうか。平成を総括する話題がかまびすしいなかで、陸上競技団体のウエブサイトや、陸上専門雑誌などでは平成の時代を考えるという取り組みはほとんど見られなかった。

喪が明けた平成2年、すなわち1990年はどんな年だったかと振り返ってみる。箱根駅伝では大東文化大が14年ぶりに3度目の総合優勝を飾り、中央大学が往路優勝している。この年にシード校に入った10チームの中で今年の駅伝で10位以内に入ったのは3校しかなく、30年で大きく駅伝の勢力地図が塗り変わった。

また、マラソンでは91年の東京世界陸上と92年のバルセロナ五輪で男女ともに2位と4位に入り、女子は2004年のアテネ五輪まで4大会連続でメダルに輝いている。その後、マラソンでは東アフリカ勢が力をつけてきて、これも勢力地図が大きく変化した。駅伝とマラソンというスポーツ世界の一部を切り取っただけでも、平成という時代がどんなカタチをしていたかがおぼろげに浮かんでくるのだ。

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(写真)早朝の代々木公園で


by hasiru123 | 2019-04-30 21:18 | マラソン

桜撮り4

花ぐはし桜の愛(め)で同愛(ことめ)でば早くは愛(め)でずわが愛(め)づる子ら
     允恭天皇『日本書紀』

今年の桜は長く咲いてくれて、見る者を飽きさせることがなかった。毎朝のように近くの公園などを歩いてきた。以下は、新河岸川の土手からファインダーを覗いたものである。


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by hasiru123 | 2019-04-19 05:45 | その他

桜撮り3

ちる花はかずかぎりなしことごとく光をひきて谷にゆくかも  
    上田三四二『涌井』

昨年秋に、染井吉野が季節外れの時期に咲いたという記事を目にした。このように普通とは違う時に花が咲くのを専門用語で「不時開花」というそうだ(NHK総合で4月9日に放映『視点・論点』で)。

不時開花が今年のお花見に影響するのではないかと心配されていたが、見た目にはその影響はなかったようである。来年の春にも、咲き誇ってほしい桜である。

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     散り始めた初雁公園の桜 
              

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     博物館前の桜


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本丸御殿前の桜

by hasiru123 | 2019-04-17 21:46 | その他

桜撮り2

この花の一節(ひとよ)のうちに百草(ももくさ)の言(こと)ぞ隠(こも)れるおほろかにすな          藤原広嗣『万葉集』巻八

今年の桜は、開花から散り際までが長かった。3週間以上たった今でもまだ見ることができる。多くの人に詠まれてきた歌を想いつつ、シャッターを切ってみた。以下の3枚は、4月4日早朝の水上公園(埼玉県川越市)のものである。

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by hasiru123 | 2019-04-15 19:40 | その他

桜撮り1

都内で開催された写真展<竹内敏信「日本の桜」>を見た。写真集『櫻』『櫻暦』『山櫻』『一本櫻百本』に収録された作品や、未発表作、新作などが展示されていた。

「春になると、毎年毎年、まるで憑かれたように桜を求めて旅をしてきた」という作者のアンソロジーになっている。竹内敏信の「桜力」というか「桜霊力」のようなものを借りて、私も桜を撮りに出た。

次の3枚は、3月31日の新河岸川桜まつりの対応にあたった際に収めたのもである。

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       桜影

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       春うらら

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       祝婚


by hasiru123 | 2019-04-15 06:46 | その他

平成27年11月に開始した埼玉県指定文化財三芳野神社の保存修理が、この度竣工しました。三芳野神社は童謡「とおりゃんせ」発祥の地とされております。埼玉県及び川越市の補助を受け、3年半かけて実施してまいりました。

修理工事の概要
劣化した社殿の外壁の漆を始め蟇股等の彫刻彩色を塗り直しました。併せて、社殿周りの石組みの排水施設を改修しました。

修理を手掛けた施工業者
日光東照宮をはじめとする文化財の漆塗り工事を手がけてきた有限会社佐和漆工芸社(栃木県日光市)が漆・彩色修理工事を行い、設計監理は株式会社文化財工学研究所(東京都新宿区)が担当しました。

総工費は約2億1千万円
総工費の8割強を埼玉県と川越市の補助金で、残りを三芳野神社等が負担しました。なお、地元の市民及び企業等から協賛を募ったところ、多大のご協賛を賜りました。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。

今後の予定
3月上旬には工事用の囲いが外され、新装された拝殿の前で参拝ができるようになりました。今後は以下の日程で、社殿の見学会等を行います。
4月25日(木) 例大祭と竣工祭及び地元氏子を対象とした社殿見学会
5月26日(日) 竣工式と参列者を対象にした社殿見学会
6月9日(日)  市民を対象にした社殿見学会なお、地元の子供たちに向けた見学会は、各学校と相談しながら随時開催します。
お問い合わせ/三芳野神社修理工事委員会事務局
〒350-0053川越市郭町2丁目25番地11
三芳野神社修理工事委員会委員長:山田禎久(三芳野神社宮司)
Tel:049-223-0996/Fax:049-223-0996 (担当:森脇康行)

   (3月27日発行の「News Release」から)

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竣工直前の社殿全景

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竣工直前の拝殿

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観光客で賑わう三芳野神社


by hasiru123 | 2019-04-15 06:02 | その他