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年末からランニングは少しお休みしていたため、今日1月2日の練習が初走りとなった。

元旦は、31日の夜から続いた三芳野神社の元朝祭の対応で、元に日が昇るころはすっかり爆睡していた。したがって、今朝走りながら見た来光が事実上の初日の出となった。私の場合は、ジョギングしながらあれこれ考えるタイプであるが、今朝ふと考えたことについて書いてみたい。

年末に、NHKスペシャル「女7人おひとりさま みんなで一緒に暮らしたら」というテレビ番組を見た。

阪神地域にある住宅街に建つ小さなマンションで、高齢の女性たちによる「実験」が始まっている。「おひとりさま」である7人の女性たちがマンションの部屋を別個に購入。それぞれの部屋を行き来し見守りあう「ともだち近居」という住まい方を選んだ。7人は、71歳から83歳まで、コピーライターやカウンセラー、民間企業の広報室長など「働く女性」として人生を歩み、「老い」や「ひとり」への不安や寂寥感を抱きながら、「でも、へこたれないわ」と背筋を伸ばしながら、人生を生きてきた。

いま、7人は様々な課題に直面している。病気で入院したり、認知症になったらどうするか?介護や延命治療は?お墓はどうするか?・・・。誰もが「老いて生きる」上で直面する試練の数々を7人はどう悩み、どう乗り越えようとするのか?励まし合い、叱り合い、笑い合い、涙し合うホンネのやりとりを軸に、超高齢・超単身社会の幸福のあり方を見つめ、問いかけるドキュメンタリー。以上は、番組のウェブサイトから要約したもの。

「ともだち近居」という住まい方は、「家族」よりもゆるく、ゴミ出しの時に挨拶する程度の近隣同士や「町内会」、民生委員の見守りよりも濃い関係といえるだろう。状況によっては「ふつうのともだち」よりも濃い関係かもしれない。高齢化社会が進み、一人暮らし高齢者(もしかして一人暮らしの現役世代や二人暮らし夫婦を含めた方がいいかもしれない)が増える中で、幸せな暮らし方を求めるのに避けて通れないテーマである。

ここに登場する7人は、みな社会的には成功者といわれる女性たちで、経済的には恵まれている人たちのように見える。そういった制約を差し引いても、認知症や介護、延命治療、お墓などに加えて、不安や寂寥感をホンネで語り合える関係は、男性間ではまず考えられない「実験」だろう。

続編が作られるのであれば、並行してさまざまなグループによる試みを追い続けてほしいと思う。それにしても、ゆるい関係とはいえ自然発生的にできるわけではないので、この取り組みはそれなりのエネルギーを持った人同士でないと成立しがたいように思えた。

そんなことで、ふだんの早朝は約12キロの距離を80分位で走るところを、今日は90分近くかかってしまった。帰宅時を朝8時の箱根駅伝のスタートに間に合わせたつもりだったが、テレビで1区の先頭集団を確認したときはすでに新八山橋を過ぎていた。

(追記)レース中は無心で走っています、というか何も考えることができません。


# by hasiru123 | 2019-01-02 21:16 | その他

高校駅伝を考える

全国高校駅伝の男子は、倉敷(岡山)が歴代4位の2時間2分9秒で、2年ぶり2回目の優勝を果たした。2位は世羅(広島)、3位は学法石川(福島)。3位までが2時間2分台というハイレベルの大会だった。

倉敷は3区で、世羅は4区で留学生の快走があって、終盤のトップ争いが俄然熱を帯びた。3区と4区ではそれぞれ留学生が区間賞を獲得したが、同区間の日本人高校生のトップ(いずれも学法石川)とは40秒から50秒の開きがあった。3位の学法石川は、1位とは39秒差、2位とは29秒差だった。この2つの区間の差が勝負を決めたといえるだろう。別の見方をすれば、学法石川は1位との差をこれらの区間の差よりも小さく収めたということになるから、大健闘だ。

いつものことだが、留学生は日本人高校生とは次元の違う走りで、その差は歴然としている。倉敷の3区を走ったキプラガットは、3000m障害の記録がリオ五輪の6位に相当するものだとのことである。そんなすごい選手と競争する日本の高校生たちは、どんな思いでレースに臨んだのだろうか。

碓井哲雄著『箱根駅伝強豪校の勝ち方』(文春新書)によると、日本には常時、70人から80人の助っ人ケニア人ランナーが滞在しているそうだ。本大会では7名の留学生が走り、箱根駅伝の2区でも多くの留学生が出場している。ニューイヤー駅伝ではほとんどのチームに助っ人選手がいる。

助っ人選手に頼る理由の一つに「勝つため」ということがあるだろう。高校や大学のスポーツが、このような勝利至上主義でいいのかという批判がある。世界を目指すまでの目標は持っていないが、高校駅伝や箱根駅伝には出てみたいという選手たちにとっては、酷なスポーツかもしれない。

しかし、駅伝で世界の実力に接することによって、長距離種目のレベルを底上げしてきたことは間違いない。さらに、派手さがなくきつい練習を長期にわたって続けていかないと結果が出ないマラソン・駅伝をここまで面白くし、日本の伝統スポーツをいう枠を超えて、冬を彩る文化になりつつあるという側面も考える必要があると思う。そこには、ケニア人ランナーの功績を認めないわけにはいかない。

「結果と過程のどちらが大事か」という問いと同じように、留学生選手の問題を簡単に結論を導くことはできない。ここは、駅伝を走るか否かにかかわらず、日本の高校生たちに聞いてみてはどうだろうか。


# by hasiru123 | 2018-12-28 20:04 | 駅伝

これからの同窓会

私が卒業した中学校の学年同窓会は、サッカーW杯が行われる年と同じで、4年ごとに開催される。今年で4回目を迎えた。私は2回目から出席し、今回はその幹事役を仰せつかることになった。幹事は8クラスからそれぞれ名ずつ出すので、総勢で16名の大幹事団である。

2月から4回にわたって幹事会を開催し、11月本番に向けて準備を進めてきた。そこでは毎回飲食を共にし、歓談しながらの会合となった。また、年末には幹事だけの慰労会も行った。そんなわけで、今年は中学校の同窓会を合わせて6回開いたような気がする。

同窓会の当日。参加した人の顔を拝見すると皆一様に元気そうなのにほっとした、というか勇気をもらったような思いだった。8年前に出席したときは何十年ぶりかで顔を合わせた友人が多くいて、その姿や表情、体型などが大きく変わっていたことに驚かされたものだ。今回は再会した人たちが多くいたためか、むしろ変わっていないことが意外に感じられた。

よく考えてみると、ここに出席している同窓生は元気な人たちばかりで、元気だからこそ会場へ足を運んだのだと思う。もしかすると、欠席者の中には少なからず健康上の理由で来られなかった方々もおられたかもしれない。

本番の出席率は、前回より5ポイントほど下げて約25パーセントだった。この5ポイントの差が気になるところだが、現在のスタイルの同窓会を継続する限り、間違いなく今後も減り続けるであろう。

そこで、である。出席者の低落傾向に歯止めをかける方法はないだろうか、と考える。健康を損ねた人や認知機能が衰えた人でも参加したくなるような工夫を凝らすことだ。また、年金が主な収入源となる人が増えていく中で、ホテルを会場にする宴会形式をやめて、公共の施設を借りるなどして経費を切り詰めてはどうだろうか。

ただし、元気な人には少々物足りなく感じるかもしれないが・・・。これらのことは、元気な幹事だけでなく、健康の不安を抱えている人にも入ってもらって検討していく必要があるだろう。


# by hasiru123 | 2018-12-19 18:53 | その他

最近、前足部から着地する走り方について、何かと話題になっている。足の前方をそっと置くように着地させることで、衝撃を減らすことができる。これを「フォアフット走法」という。

東アフリカの選手たちが、このフォアフット走法で走る姿が各地のレースで見られる。幼少期から、はだしで舗装されていない道を走る機会が多く、足の裏の筋肉やアキレスけんが鍛えられているためだといわれている(10月18日放送の『クローズアップ現代+/アメリカのシカゴマラソンで』から)。

日本のランナーの多くは、「ヒールストライク」と呼ばれるかかとから着地する方法で走っている。フォアフット走法よりも足の負担を抑えられると考えられてきたからである。

その一方で、「ミッドフット走法」といって身体全体で衝撃を吸収する走り方がある。身体全体で推進するため、スピードにつながるとともにトレーニング効果が高まる。別名「フラット走法」ともいわれる。私もこの走り方に近いのではないかと思っている。

それでは、フォアフット走法はどのくらいの衝撃を減らす効果があるのだろうか。同番組では、着地の際、体が地面からどれだけ反発を受けているかについて、2つの走法を実験で比較していた。その中で見えてきたのは、フォアフット走法で走る選手が受けていた衝撃は体重の1.6倍。一方、かかとから着地する選手は体重の2.2倍。フォアフット走法の方が体への衝撃が少ないということだった。

だとすれば、フォアフット走法で走れるようにするにはどうすればいいのだろうか。この走法をいち早く取り入れた大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)は、クロスカントリーなどのように不整地を走るとことが、一番近道ではないかと言っている。不整地を走ると、どうしてもねんざなどをしないようにと、自然と地面に触れる時間が短くなるというのがその理由らしい。

じつはこの理屈は、登山をしているときに無意識にやっていることでもあるのだ。特に下山時である。下りはどうしても加速がついて、一歩一歩足場を確認しないで行ってしまうことがある。不安定な石や岩があるかもしれないというときに、それを避けようと短時間に触れただけで次の着地点は移動するようなケースである。

しかし、それがほんの瞬時であるなら、たとえ浮石に乗ってしまったとしても踏み外すことはないし、足への衝撃も少ない。そうすることによって危険を回避したという経験は意外と多いのではないだろうか。

あえて走法まで変える必要はないが、少なくとも不整地を走ることは脚筋力をつける効果を期待することができる。郊外へ出て、未舗装路を走ってみよう。


# by hasiru123 | 2018-12-17 19:15 | 練習

12月2日に行われた福岡国際マラソンは、黒山鎌北湖駅伝に出場した帰り道の車のラジオで後半を聴き、帰宅後にビデオで全体を見た。

服部勇馬(トヨタ自動車)が日本歴代8位の2時間7分27秒をマークし、日本人では14年ぶりの優勝を飾った。

服部のすばらしい走りは、つぎの2点に集約できよう。一つは、36キロ以降にペースアップしたときのフォームがまったく崩れることなく、リラックスして見えたことである。映像で見ていると、ペースアップを感じさせず、それまでの安定した走りが維持できていた。

もう一つは、35キロからの5キロを14分40秒のラップで刻んだことである。課題とされていた終盤の落ち込みは見事に克服できた。百点満点と言っていいだろう。

服部のレースを実際に目にしたのは、4年前の小江戸川越ハーフマラソンを走ったときのことである。川内優輝(埼玉県庁)と最後まで競り合い、2秒差でかわしたのだった。私も同大会を走り、北環状を折り返してしばらくした後にすれ違いざまに目にすることができた。長身で腰高の走りは、今回のフォームとほとんど変わることがない。ハーフマラソンの走りそのままでフルマラソンのゴールまで駆け抜けた、そんな感じである。

福岡国際だけでなく、国内の大会での日本人選手の優勝は久しぶりである。東京マラソンは2007年から始まったが、10年の藤原正和(HONDA)だけで、びわ湖毎日マラソンでは02年の武井隆次(ヱスビー食品)までさかのぼる。主催新聞社の記事で記録を確認しながらこの文章を書いているが、大会翌日の朝刊をわざわざ買い求めたというのも久しぶりの出来事だった。

世界のトップクラスと伍して戦うには、ペースが目まぐるしく上下する展開でも35キロ以降の5キロを14分の中くらいでカバーできる走力が必要ではないかと思う。もう一段のレベルアップを期待したい。


# by hasiru123 | 2018-12-04 21:26 | マラソン

夢のマラソン

第三回プラチナブロガーコンテストを開催!
自由部門に応募します。


# by hasiru123 | 2018-12-01 13:24

小江戸川越ハーフマラソンを走ってきた。

当地の最低気温は4.9度と、かなり冷え込んでいた。しかし、ハーフマラソンのスタートのころには7.5度と時間とともに暖かくなってきた。風は北北西で常時2から3メートルだったが、ほとんど寒いと感じることはなかった。

今回の目標は控えめに「昨年の記録を下回らないこと」においた。このところ、走るたびに記録が落ちる傾向にあったので、少しでも踏みとどまれればという思いからである。なにしろ、前回は3年前に走ったときの記録から9分も後退したしまったのである。9分を3(年)で割ると、1年間で3分落ちた計算になる。それなりに練習していて、それはないだろうと思うのだが。

今年は昨年のように蜂窩織炎を2度罹って約1か月間練習を休む、といったブランクはなかった。それにもかかわらず、練習量は昨年の8割くらい。厳密に計算したわけではないが、多分そんなところだ。走り込みの質と絶対量において、ともに不十分である。

そんな中でのスタート。約3キロの地点にある月吉陸橋を越えると繁華街へ入り、あっという間に蔵造りの街並みに出た。何人かの声援を受けて、思わずペースアップしそうになったが、努めてペースを抑えた。

5キロ地点の手前にある川越氷川神社前を通ると、巫女を始めとする神職から総出で声掛けしていただいた。また終盤には、しんがりからスタートしたゲストランナーのエリック・ワイナイナさん(シドニー五輪銀メダリスト)から肩をたたいていただき、後押ししてもらった。こういう応援があって、ゴールできたのだと思う。おかげで、昨年よりも2秒短縮することができた。感謝。



# by hasiru123 | 2018-11-26 20:31 | マラソン

森を歩く 乗鞍高原

乗鞍高原に着いた日は本降りの雨。それでも、3時ころからロケハンを開始した。そして、撮影のポイントを確認しながら撮り歩いた。

翌日は雨が上がったものの、日差しはなかった。目的の一つであるオオカエデ付近で2時間ほど粘る。午後には、乗鞍エコーラインへ行こうと三本滝レストハウスまで足を延ばしたが、雨が降り始めたため、取りやめに。

3日目は、朝6時から撮り始めた。一の瀬園地からどじょう池にかけて車を走らせたり、歩いたりしながら様子をうかがったが、なかなか雲がとれない。2時間ほどたって宿舎へ戻り始めたところ、光が差し始め、雲の合間から乗鞍の山頂付近が望めるようになった。
   
   オオカエデ

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   まいめの池

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             大滝

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# by hasiru123 | 2018-11-11 19:38 | その他

「サヨナラといふ 勝ち方と負け方がありて真夏の雲流れゆく」。小笠原和幸の『風は空念仏』という歌集にある1首である。

「真夏の雲」とあるから、きっと夏の甲子園を歌ったものと思われる。サヨナラはいつも劇的で、それがホームランであればなおさらだ。たったひと振りで試合を終わりにしてしまうゲームは野球をおいて他にない。なにしろ、「いくら有能な選手が集団で守っていても、その頭上を越えていく。いわば個の力が組織を問答無用でねじ伏せてしまう現象だ」(鈴木透『スポーツ国家アメリカ』)からである。

それが野球の魅力であり、怖さでもある。鈴木は同書で「個人が組織を圧倒するというホームランの魅力は、産業社会の中で埋没しそうになっている人々の夢と重なる痛快な出来事であると同時に、組織が君臨する以前の前近代的世界へと誘う部分がある」とも書いている。

この劇的なまでの一振りで、カープはホークスにねじ伏せられてしまった。プロ野球日本シリーズの第5戦、延長10回裏に柳田が先頭打者ホームランを放ち、幕切れとなった。この試合でカープは1勝3敗1分けと劣勢に立ち、結果的に日本一を逃すことになる。

ソフトバンクの柳田、恐るべしである。私の脳裏にこの印象が深く刻みこまれてしまった。だがしかし、カープがセリーグの他のチームに対してやってきたことをホークスにやられてしまったことに納得できるだろうか。私は、「仕方ないかな」とやや弱気な気分になっているが、カープの選手たちはぜったいに納得していないはずだ。

それに、今回の日本シリーズではスコアほどの力の差はなく、ほとんど接戦だったといっていい。来年こそ、悲願のチャンピオンフラッグを手にしてもらいたい。


# by hasiru123 | 2018-11-10 22:33 | 話題

かつて、長い距離をゆっくり走るとき、その単調さに我慢できなくなることがよくあった。そんな時よく試みたのが走りながら歌うことだった。例えば、ドリームズ・カム・トゥルーが歌う「晴れたらいいね」だ。東京下町の両国を舞台にした朝ドラ『ひらり』のテーマソングである。

♪山へ行こう 次の日曜 昔みたいに  
雨が降れば 川底に沈む橋越えて  
胸まである 草分けて ぐんぐん進む背中を  
追いかけていた 見失わないように

四分の四拍子のリズムが走るテンポに合っていて、何度歌っても飽きない。そして、小節から少しはみ出し気味になるのも気分転換になって、気に入っていた。あまりやさしくないところがいいのかもしれない。

しかし、最近は走りながら歌おうとしなくても単調さが気にならなくなってきた。きっと、走る距離が減ったことが影響しているのかもしれない。

話は変わるが、ジョギングするときにいつもiPodで音楽を聴いているランナーがいることをラジオで知った。一台に1000~2000曲入っていて、それを7台ぐらい持っているのだそうだ。3か月前にFM放送で聴いた村上春樹の「村上RADIO」という音楽番組である。

走るときに適した音楽は何かというと「むずかしい音楽はだめ」。リズムが途中で変わるとすごく走りにくいから一貫したリズムで、できればシンプルなリズムのほうがいい。メロディがすらっと口ずさめて、できることなら勇気を分け与えてくれるような音楽が理想的とのことだった。

番組で流していた曲に、こういうのがあった。ブライアン・ウィルソンがつくったディズニー関連の曲を集めたアルバムの中の一曲で、3つの曲が一緒になっている。一曲目が「YO-HO」。これはディズニーランドのカリブの海賊のテーマソング。あと2つは「Heigh-Ho」と「Whistle While You Work」(口笛吹いて働こう)。

とてもいいリズムで、聴いていると思わずシューズを履いて戸外に駆け出したくなるそんな曲だ。iPodはちょっと重たいので、スマホに入れて聴いてみたくなった。


# by hasiru123 | 2018-11-02 23:19 | 練習

深まる秋の一夜を合唱で

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砂山の砂に
砂にはらばい初恋のいたみを
遠くおもい出(い)ずる日

これは、石川啄木の第1歌集『一握の砂』中の1首だ。

『一握の砂』は中学生のころに学校の図書館から借りて何度も読み返した思い出がある。冒頭の1首目にはあの有名な「東海の・・・」があるが、長らくこの場所は「東海」すなわち静岡県あたりの海岸ではないかと勝手に思い込んでいた。後で解説本を読むと、啄木の出身地の岩手県でもなく、函館(北海道)の大森浜の砂丘に腹這いながら、初恋にまつわるいたみを思い出す歌だと知った。

10月に入って、この歌に越谷達之介(こしたに・たつのすけ)が曲をつけたものを聴く機会があった。歌詞はたったの三行詩のリフレーンなのに、三つの拍子を組み合わせただけで、こんなにも広がりと起伏に富んだ旋律になるのかと深く感じ入ったものである。ソプラノ歌手の高橋美咲さんがすてきな声に乗せて歌い上げた。第13回第九の夕べin喜多院である。

その他にこの日出演したソロの歌手は、バリトンの原田勇雅さんとアルトの谷地畝晶子さん、テノールの松原陸さんの方々である。そのあとは、恒例の地元の小学生たちの合唱と、「喜多院で第九を歌う会」の皆さんによる「ベートーベン第九交響曲第4楽章歓喜の歌」を聴きながら、深まる秋の一夜を楽しんだ。

(写真上)リハーサル風景
(写真下)本番


# by hasiru123 | 2018-10-17 18:44 | 芸術

男子マラソンで世界記録

9月16日のベルリンマラソンで、リオ五輪チャンピオンのキプチョゲ(ケニア)が2時1分39秒というとてつもない世界記録が誕生した。これまでの記録を1分18秒も短縮し、史上初の2時間1分台に突入する快挙であった。今回の世界記録更新は4年ぶりのことである。

世界記録の更新は長いスパンで見ると、21世紀になって8回更新され、記録ラッシュと言える。過去の記録の推移を見ると、新記録が立て続けに出る時期(伸張期)と何年間も新記録が生まれない時期(停滞期)とがあることが分かる。

たとえば、ダコスタ(ブラジル)の2時間6分5秒(98年)からキプチョゲの2時間1分39秒 (2018年)までの20年間に世界記録が9回更新され、合わせて4分26秒短縮されている。この期間は、伸張期と呼んでいいだろう。

さかのぼると、60年代の記録ラッシュはさらに目覚ましく、アベベ(エチオピア)の2時間15分16秒(60年)からクレイトン(豪州)の2時間8分33秒(69年)までの10年間で、7人のランナーが8回更新し、合わせて6分43秒短縮している。

一方で、クレイトンの2時間8分33秒からドキャステラ(豪州)の2時間8分18秒(81年)までの15秒を短縮するのに12年かかっている。この期間は、停滞期と呼んでいいだろう。この時期の日本も同様の傾向で、日本記録の更新は宇佐美彰朗(70年)と宗茂(78年)の2回のみである。

いずれマラソンの世界記録が2時間を切るのは夢ではないとしても、短縮のペースがこのまま直線的に刻まれるかは分からない。むしろ、何年後かに記録の更新が足踏みすることだってあるだろう。その可能性の方がは高いのではないか。

ちなみに、世界の女子マラソンは、2003年に出したラドクリフ(英国)の2時間15分25秒を最後に15年間破られていない。

これも台風の勢力と同じように、息をしているからかもしれない。


# by hasiru123 | 2018-10-06 20:33 | マラソン

今シーズン長らく首位を快走し続け、8月15日には早々と優勝マジック「32」を点灯させた広島。しかし、それからが長かった。その後の成績は、18勝16敗だ。8月28日から9月4日にかけて7連勝したが、その後6連敗。

中でも7日~9日の対中日3連戦では相手が最下位のチームであるにもかかわらず「0-3」、「5-6」、「3-4」とまさかの3連敗。今季の中日戦での負け越しが決った。これで、セ・リーグの5球団全てに勝ち越す「完全優勝」はなくなった。負の連鎖に陥っている広島。この現状を受け、カープファンからは心配の声が挙がっていた。

私は、この不振についてはあまり心配していなかった。それは、2位のヤクルトを大きく引き離したいたからではない。たしかに、このときのチームの調子は最低の状態だったといっていい。大瀬良、岡田、ジョンソンといった先発陣が粘れず、看板の打線も振るわなかった。しかし、チームは生き物である。調子を上げたり落としたりしながら、呼吸をしているのである。雨や風が強まったたり、静かになったりしながら台風が近づいてくるのと似ている。

だから、これからは勝ったり負けたりしながら優勝の日に向かっていけばいい。マジック点灯以後の18勝16敗というのは、不振には当たらない。上出来だと思っていた。そんなカープが、とうとう優勝を決めてくれた。3年連続9回目のペナントレースの制覇である。昨日は投手の九里がすばらしい出来だった。そして、打線も九里を除く先発全員安打で圧勝した。

4月24日以降は首位を独走したが、決して順風満帆ではなかった。故障者が多く、打線、投手陣ともにうまくかみ合わないことがしばしばだった。一方、新しい選手の台頭で新旧交代の兆しが見られたのはうれしいことだった。今後も広島の時代が続くのではないかと期待が膨らむ。

次は、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ。10月17日開始なので3週間先になるが、きっとうまく調整して臨んでくれるはずだ。


# by hasiru123 | 2018-09-27 08:14 | その他

今日は敬老の日。私の住んでいる町の自治会では、お年寄りと子供たち、そしてその親たちが集まり、恒例の世代間交流会が催された。

総務省の発表によると「総人口が27万人減少する一方、高齢者は44万人増加」し、「総人口に占める高齢者人口の割合は28.1%と、過去最高」だったとある。また、「高齢者の転出超過数は東京都が最も多く、転入超過数は埼玉県が最も多い」、「60歳以上の転出先は、東京都では埼玉県が最も多く、大阪府では兵庫県が最も多い」ともあった。

私の住んでいる埼玉県は高齢者に魅力的な地域だということだろうか。だとすればうれしいが、住みにくくなった東京都に隣接しているだけの理由なら、ちょっと寂しい。思わず、全米オープンで見事優勝を果たした大坂なおみ選手の発したひと言が口をついて出てしまった。

敬老の日に重ねて、もう一つ言わせていただく。先に厚生労働省が出した「平成30年版高齢社会白書」によると、2065年には、男性84.95歳、女性91.35歳となり、女性は90歳を超えると見込まれている。健康を維持できれば多くの人が90歳、100歳近くまで生きられることになる。一方でこんなデータもある。厚生労働省「平成28年簡易生命表の概況」によると、男性の平均介護期間が9.79年、女性が12.93年とあった。

長く生きられるようになったことはうれしいことだが、死に至るまでの平均介護期間が10年前後もあることを考えあわせると、「ちょっと」どころか「とても」寂しい気分になる。長く生きるにしても、少しでも寝たきりの期間を短くしたいし、できることならそのような期間はないにこしたことはない。

「いかにして生きるべきか」は文学や思想の力だが、「どのように逝くか」を突き詰められるのは宗教の力だ、と言った人がいる。人間は、ここでも試されているのかもしれない。


# by hasiru123 | 2018-09-17 20:38 | その他

実りの秋


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台風と猛暑を繰り返しながら、秋風を感じる日が多くなってきた。少しずつ気温が下がり、あるいは湿度が下がり、そして温度と湿度ともに低くなる秋の高気圧圏内に入ると、走る距離も伸びてくる。

しばらくぶりでゆっくり20キロ走をやってみた。「やってみた」というよりは、「予定を大幅に超えたため、結果として走る時間が長くなった」というのが正確かもしれない。ゆっくり走る分にはほとんど疲れを感じさせない。それだけ涼しくなったのだ。

私が早朝に走るコースは農道で、田んぼの準備状況や稲の成長具合を見やりながら季節を感じている。今年はやけに田植えが遅いなあとか、田んぼの水が少なくなってそろそろ水を引いてあげてはどうかなどと思いながら走っている。

この時期になると稲穂が大きくなって色づき、そのうちに穂の重みで倒れてくる。ところが、最近は倒れる前に刈り取られることが多くなったような気がする。その理由を、農業に詳しい友人に尋ねてみたところ、倒れてから稲刈りをやると取り残しが出るので倒れる直前に刈るようにしているし、籾が全部黄色になる頃は刈り遅れで穂元に緑色籾が少し残ったところで刈り取るのがいい、と教えてもらった。

ところで、走るコース沿いに今でも緑色で、籾も小さい田んぼが1枚だけある。その最大の理由は、田植えの前に麦を作っていて6月になってから田植えが始まったためなのだが、それだけではない。日照りの強かった猛暑の時期にほとんど水を入れていなかったからだ。1週間前に襲来した台風の大雨で少しは潤ったようだが、果たして1か月後に大きな籾をつけてくれるだろうかと気になっている。

稲刈りが終わった田んぼから農道に、小さなカエルが何匹も飛び出してくる。カエルはランナーに踏みつぶされるようなのろまではないが、しばらくは足元を気をつけながら走る日が続きそうだ。

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     (写真上)ライトアップした縁むすび風鈴(川越氷川神社)
     (写真下)若い人で賑わう縁むすび風鈴(川越氷川神社)


# by hasiru123 | 2018-09-11 20:40 | 練習

森脇康行です。             LSDから始めるランニングの世界を追求します。コミュニケーションを大切に、そして健康に注意しながら走っていきたいと思います。
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